電気技術英語Ⅰ

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電気技術英語Ⅰ
科目番号 74301 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気・電子システム工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 「Oxford Bookworms Factfiles」(Oxford University Press)他 「めざせ100万語!読書記録手帳」,SSS英語学習法研究会,SEG出版/「Reading for Speed and Fluency」、Paul Nation・Casey Malarcher、Compass Publishing
担当教員 吉岡 貴芳

到達目標

(ア)担当教員の指導下で、日本語を介さずに理解できる英文の水準を見つけることができる。 (f)
(イ)基本語600~700 語水準(YL2.6:OBW2,CER2相当)の英文を、連続して50 分以上読み続けることができる。(f)
(ウ)基本語600~700 語水準(YL2.6:OBW2,CER2相当)の英文を毎分100 語以上で読み、概要を把握することができる。(f)
(エ)授業時間内外の多読活動を通じて、のべ10 万語以上の英文を読む。(g)
(オ)断続的に読み上げられる「微分と極限の考え方」を解説する英文を聴き取り,40%以上の精度で書き取ることができる。 (f)
(カ)TOEIC410 点相当以上の英語コミュニケーション能力を有する。(f)

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(可)最低限の到達レベルの目安(不可)
評価項目(ア)自ら日本語を介さずに理解できる基本語600~700 語水準(YL2.6:OBW2,CER2相当)の英文を見つけることができ、かつ連続して50 分以上正確に読み続け、概要を正確に把握することができる。また,授業時間内外の多読活動を通じて,のべ30万語以上の英文を読む。(f,g)教員の指導の下で、日本語を介さずに理解できる基本語600~700 語水準(YL2.6:OBW2,CER2相当)の英文を見つけることができ、かつ連続して50 分以上読み続け、概要を60%程度把握することができる。また,授業時間内外の多読活動を通じて,のべ10万語以上の英文を読む。(f,g)日本語を介さずに理解できる基本語600~700 語水準(YL2.6:OBW2,CER2相当)の英文を連続して50 分以上読み続けることができず、概要を60%程度把握することができない。また,授業時間内外の多読活動を通じて,のべ10万語以上の英文を読めない。(f,g)
評価項目(イ)断続的に読み上げられる「微分と極限の考え方」を解説する英文を聴き取り,60%以上の精度で書き取ることができる。(f)断続的に読み上げられる「微分と極限の考え方」を解説する英文を聴き取り,40%以上の精度で書き取ることができる。(f)断続的に読み上げられる「微分と極限の考え方」を解説する英文を聴き取り,40%以上の精度で書き取ることができない。(f)
評価項目(ウ)TOEIC490 点相当以上の英語コミュニケーション能力を有する。(f)TOEIC410 点相当以上の英語コミュニケーション能力を有する。(f)TOEIC410 点相当以上の英語コミュニケーション能力を有しない。(f)

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 D-4 基本語彙からなる英文を,日本語を介することなく読み,大意を把握できる.
学習・教育到達度目標 D-5 自律的,継続的な学習により,TOEIC450点相当以上の英語運用能力を身につけている.
JABEE f 論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力
JABEE g 自主的、継続的に学習する能力
本校教育目標 ④ コミュニケーション能力

教育方法等

概要:
文献調査から製品の説明まで,国内外での活動が期待される技術者にとり,英語を用いたコミュニケーションスキルの習得は不可欠である。本講では,英語関連科目および専門基礎科目で学んできた英語に関する知識・スキルの定着のため,日本語を介さずに易しい英文を大量に読む多読演習を1年かけて行う。多読の方法に慣れ,各自の実力に合ったレベルや分野の教材を見つけるためのカウンセリングも行う。また時間を計測してのリーディング演習では,語数が統一された異なる題材の文章を読む時間を計測するとともに読解問題を解き,多読演習によるスキル定着の効果を各自確認する。また,多読との相乗効果によるリスニング能力の向上も目指し,フリースピーキングではテーマに沿った意見発表を行うことで多読への動機付けとする。
授業の進め方・方法:
注意点:
小テストはディクテーション(10%)とリーディング(10%)、課題評価は読書記録(10%、本年3月~翌年2月の累積)と外部試験(30%,本年3月以降に受験したTOEIC-IPまたは公開テストで410点を60点,350点未満を0点と評価)により行う。英文読書語数を評価する他科目を並行して履修した場合は,同科目シラバスに記載の語数を本科目の課題点から差し引く。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 日本語を介さずに英文を理解するための読解法の解説 日本語を介さずに英文を理解するための読解法の解説を理解できる。
2週 時間を計測してのリーディング演習 時間を計測して英文を読んだ後に読解問題に答え、6割程度正解できる。
3週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
4週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
5週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
6週 フリースピーキング演習: 与えられたテーマに応じた英語による短時間スピーチができる。
7週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
8週 学習者毎に、実力に合ったリーディング教材を見つけるためのカウンセリング 担当教員の指導下で、日本語を介さずに理解できる英文の水準を見つけることができる。
2ndQ
9週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
10週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
11週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
12週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
13週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
14週 フリースピーキング演習: 与えられたテーマに応じた英語による短時間スピーチができる。
15週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
16週
後期
3rdQ
1週 時間を計測してのリーディング演習 時間を計測して英文を読んだ後に読解問題に答え、6割程度正解できる。
2週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
3週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
4週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
5週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
6週 フリースピーキング演習: 与えられたテーマに応じた英語による短時間スピーチができる。
7週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
8週 学習者毎に、実力に合ったリーディング教材を見つけるためのカウンセリング 担当教員の指導下で、日本語を介さずに理解できる英文の水準を見つけることができる。
4thQ
9週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
10週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
11週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
12週 フリースピーキング演習: 与えられたテーマに応じた英語による短時間スピーチができる。
13週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
14週 リーディング教材を用いた読解演習: リーディング教材を用いた英文を連続して45 分程度読み、概要を把握できる。
15週 「微分と極限の考え方」を解説する英文の聴き取り演習,時間を計測してのリーディング演習 断続的に読み上げられる「微分と極限の考え方」を解説する英文を聴き取り、指定された割合で書き取ることができる。
時間を計測して英文を読んだ後に読解問題に答え、6割程度正解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前1
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前1
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前1
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前1
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3前1

評価割合

定期試験課題小テスト合計
総合評価割合404020100
専門的能力404020100