基礎電気工学

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎電気工学
科目番号 71142 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気・電子システム工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「電気のことがわかる事典」: 戸谷次延 監修 (西東社)ISBN:978-4-7916-2259-7/創造電気実験指導書,ビデオ教材,教材用プリント
担当教員 塚本 武彦

到達目標

(ア)電荷,電子,電流,電圧(直流と交流),周波数,抵抗,導体などの用語の意味を概説できる。
(イ)抵抗率やカラーコードから電気抵抗の値を計算でき,乗数や接頭語を用いて表すことができる。
(ウ)電流と磁気現象や磁石の基本的内容を説明できる。
(エ)直列・並列接続した抵抗の合成抵抗の値を計算できる。
(オ)オームの法則を説明し,簡単な電気回路の電圧・電流・抵抗・電力の値を導出できる。
(カ)電池の種類や用途を概説できる。
(キ)発電・送電の基本的な仕組みを説明できる。
(ク)代表的な家庭電化製品の簡単な原理や電気料金の仕組みを理解する。
(ケ)科学技術が社会に与えた影響や電気の技術史を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目(ア)電流,電圧,周波数,抵抗,導体などの用語の意味を概説でき,それらの応用問題を解くことができる。電荷,電子,電流,電圧,周波数,抵抗,導体などの用語の意味を概説できる。電荷,電子,電流,電圧,周波数,抵抗,導体などの用語の意味を概説できない。
評価項目(イ)磁気現象,電池,発電・送電,電気料金の仕組みおよび電気の技術史を説明できる。磁気現象,電池,発電・送電,電気料金の仕組みの基本的内容や電気の技術史を説明できる。磁気現象,電池,発電・送電,電気料金の仕組みの基本的内容や電気の技術史を説明できない。
評価項目(ウ)オームの法則を説明し,電気回路の電圧・電流・抵抗・電力の値を導出できる。オームの法則を説明し,簡単な電気回路の電圧・電流・抵抗・電力の値を導出できる。オームの法則を説明し,簡単な電気回路の電圧・電流・抵抗・電力の値を導出できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では,電気・電子システム工学とはいかなる学問で,将来電気技術者を目指すためには何を学べばよいか,電気・電子工学が実社会でどのように生かされているかの実例および先端技術の紹介や解説を行う。次に,電気・電子システム工学の基礎として簡単な電気回路および電気磁気学を解説し,電気・電子専門科目への下準備を行う。
授業の進め方・方法:
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電気の基礎知識:電荷・電子・電流・電圧・導体 電荷,電子,電流,電圧(直流と交流),周波数,抵抗,導体などの用語の意味を概説できる。
2週 電気抵抗:カラーコードと抵抗値,乗数と接頭語,抵抗率と電気抵抗 抵抗率やカラーコードから電気抵抗の値を計算でき,乗数や接頭語を用いて表すことができる。
3週 電気抵抗:カラーコードと抵抗値,乗数と接頭語,抵抗率と電気抵抗 抵抗率やカラーコードから電気抵抗の値を計算でき,乗数や接頭語を用いて表すことができる。
4週 直流と交流:電流の流れ方の違い,周波数の意味 電流,電圧(直流と交流),周波数などの用語の意味を概説できる。
5週 磁石と磁気の関係:磁気,電磁力 電流と磁気現象や磁石の基本的内容を説明できる。
6週 オームの法則:電圧・電流・抵抗の関係,直列・並列した場合の合成抵抗 直列・並列接続した抵抗の合成抵抗の値を計算できる。
7週 オームの法則:電圧・電流・抵抗の関係,直列・並列した場合の合成抵抗 オームの法則を説明し,簡単な電気回路の電圧・電流・抵抗・電力の値を導出できる。
8週 オームの法則:電圧・電流・抵抗の関係,直列・並列した場合の合成抵抗 オームの法則を説明し,簡単な電気回路の電圧・電流・抵抗・電力の値を導出できる。
2ndQ
9週 電池:電池の仕組み・分類,1次電池と2次電池 電池の種類や用途を概説できる。
10週 電力:電気が行う仕事 オームの法則を説明し,簡単な電気回路の電圧・電流・抵抗・電力の値を導出できる。
11週 発電から送電まで:火力・水力・原子力発電,電気が家庭に届くまで 発電・送電の基本的な仕組みを説明できる。
12週 発電から送電まで:火力・水力・原子力発電,電気が家庭に届くまで 発電・送電の基本的な仕組みを説明できる。
13週 家庭の中の電気:電気料金の仕組み,照明器具他 代表的な家庭電化製品の簡単な原理や電気料金の仕組みを理解する。
14週 家庭の中の電気:電気料金の仕組み,照明器具他 代表的な家庭電化製品の簡単な原理や電気料金の仕組みを理解する。
15週 電気の技術史:科学技術と社会 科学技術が社会に与えた影響や電気の技術史を理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験定期試験課題合計
総合評価割合305020100
基礎的能力305020100