哲学Ⅰ

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 哲学Ⅰ
科目番号 04108 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しない/伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』(ちくま新書)ISBN:978-4480062451,伊勢田哲治/戸田山和久/調麻佐志/村上祐子編『科学技術をよく考える―クリティカルシンキング練習帳―』(名古屋大学出版会)ISBN:978-4815807283
担当教員 北野 孝志

到達目標

(ア)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、的確な表現を用いて説明することができる。
(イ)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、そこでの議論を概念的に分析しつつ理解することができる。
(ウ)様々な価値観を理解し、それぞれの価値問題について合意形成するプロセスを理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(ア)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、現代社会の問題を主体的に考え、的確な表現を用いて説明することができる。哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、的確な表現を用いて説明することができる。哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、的確な表現を用いて説明することができない。
評価項目(イ)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、そこでの議論を概念的に分析しつつ理解し、主体的に考察することができる。これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、そこでの議論を概念的に分析しつつ理解することができる。これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、そこでの議論を概念的に分析しつつ理解することができない。
評価項目(ウ)様々な価値観を理解し、それぞれの価値問題について合意形成するプロセスを理解し、的確に実践できる。様々な価値観を理解し、それぞれの価値問題について合意形成するプロセスを理解できる。様々な価値観を理解し、それぞれの価値問題について合意形成するプロセスを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

本校教育目標 ⑤

教育方法等

概要:
科学技術が飛躍的に進歩し、複雑化した現代の社会においては、物事を批判的に検討し、問題を的確に分析して判断する能力が要求される。この授業では、哲学的思考を活用して実際の問題を批判的・論理的に考え判断することができるように、クリティカル・シンキングの手法を学ぶ。また、いくつかの事例を通して、現代社会の諸問題を主体的に考え、クリティカル・シンキングを実践しつつ、自分の考えを論理的に表現することができるようになることを目指す。
授業の進め方と授業内容・方法:
それぞれの授業内容についてパワー・ポイントの資料を使って説明する。理解度の確認のため、練習問題を解いたり課題を実施したりなどもする。
注意点:
あらかじめ資料が提示された場合には、授業前に読んでおくこと。また、継続的に授業内容の復習を行うこと。

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1週 授業へのイントロダクション:「哲学的思考」とは何か (ア)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、的確な表現を用いて説明することができる。
2週 主張と議論:議論とは何か (ア)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、的確な表現を用いて説明することができる。
3週 主張と議論:議論の流れ(接続と指示) (ア)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、的確な表現を用いて説明することができる。
4週 主張と議論:議論の再構成 (ア)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、的確な表現を用いて説明することができる。
5週 科学的思考:「科学的事実」の信頼性 (ア)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、的確な表現を用いて説明することができる。
6週 科学的思考:反証可能性 (ア)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、的確な表現を用いて説明することができる。
7週 科学的思考:日常生活における科学的思考法の実践 (ア)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、的確な表現を用いて説明することができる。
8週 哲学的懐疑主義と文脈主義:デカルトの方法的懐疑 (イ)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、そこでの議論を概念的に分析しつつ理解することができる。
9週 哲学的懐疑主義と文脈主義:論証の形式(根拠と結論)と論理的推論 (ア)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、的確な表現を用いて説明することができる。
10週 哲学的懐疑主義と文脈主義:文脈主義の考え方 (ア)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、的確な表現を用いて説明することができる。
11週 価値主張のクリティカル・シンキング:価値主張と倫理的懐疑主義 (ウ)様々な価値観を理解し、それぞれの価値問題について合意形成するプロセスを理解できる。
12週 価値主張のクリティカル・シンキング:「生きる意味」の哲学的分析 (ウ)様々な価値観を理解し、それぞれの価値問題について合意形成するプロセスを理解できる。
13週 不確実性と合意形成:不確実な状況における推論の問題 (ウ)様々な価値観を理解し、それぞれの価値問題について合意形成するプロセスを理解できる。
14週 不確実性と合意形成:立場の違いに起因する問題、クリティカル・シンキングの倫理性 (ウ)様々な価値観を理解し、それぞれの価値問題について合意形成するプロセスを理解できる。
15週 授業のまとめ (ア)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解し、的確な表現を用いて説明することができる。
16週

評価割合

定期試験課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100