現代社会学Ⅰ

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 現代社会学Ⅰ
科目番号 04110 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書は特に指定せず、講義はプリントに沿っておこなう。/新詳高等地図、新編地理資料を必ず持参する事。(※いずれも1年次地理A・Bにて使用したもの)
担当教員 髙橋 清吾

到達目標

(ア)東南アジア諸国の自然環境と農業について理解できる。
(イ)東南アジアの歴史・民族・文化について理解できる。
(ウ)ASEANの結成と工業の発展、および諸問題について理解できる。
(エ)南アジアの自然と農業について理解できる。
(オ)南アジアの諸宗教の分布について理解できる。
(カ)インドのIT産業と工業化について理解できる。
(キ)西アジアの自然と人々の暮らしについて理解できる。
(ク)西アジアの民族・宗教について理解できる。
(ケ)西アジアの資源・産業について理解できる。

ルーブリック

到達レベルの目安(優)到達レベルの目安(良)到達レベルの目安(不可)
各地域の政治・経済の構造を理解することができる。各地域の政治・経済について歴史的経緯を踏まえ、理解することができる。各地域の政治・経済について把握することができる。各地域の政治・経済について把握することができない。
民族・文化・生活の多様性を理解することができる。 民族間の差異を踏まえて、その関係構築や共生の在り方を理解することができる。様々な文化、価値の存在を把握することができる。様々な文化、価値の存在を把握することができない。
各地域と日本との政治的・経済的関係について理解することができる。各地域と日本との関係について理解することができる。各地域と日本との関係について把握することができる。 各地域と日本との関係について把握することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C2 世界の文化・歴史を理解し,人間に対する配慮を怠らない.
JABEE a 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
JABEE b 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、及び技術者が社会に対して負っている責任
本校教育目標 ① ものづくり能力

教育方法等

概要:
本講義では近年発展著しい東南アジア・南アジア・西アジアに焦点を当て、それぞれの地域における政治・経済・文化だけではなく、各地域の人々の生活に影響を与える自然環境も取り上げる。これらの地域の中には、日本との関係が深い国もあり、今後各地域との円滑な政治・経済的関係を構築していく上で、実情を理解しておくことに意義があると考える。受講生の積極的な取り組みに期待したい。
授業の進め方・方法:
講義、ディスカッション、発表等。
注意点:
授業内容に該当する項目について、科目担当教員の薦める文献等で予め調べてくること。また、継続的に授業内容の復習を行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 東南アジアの自然 東南アジアの自然環境について説明できる。
2週 東南アジアの農業 東南アジアの農業について理解できる。
3週 東南アジアの歴史 東南アジアの近代以降の歩みを振り返るとともに、植民地支配の影響についても理解できる。
4週 東南アジアの民族・文化 多様な東南アジアの民族と文化について、大陸部と島嶼部に分けて説明することができる。
5週 ASEANの結成と工業 ASEANの結成から現在に至るまでの過程と、歴史的変遷および、課題について理解できる。
6週 ASEANの工業 東南アジアにおける工業の発展、世界各国との貿易の状況について理解することができる。
7週 南アジアの自然環境 南アジアの自然環境について理解することができる。
8週 南アジアの農業 南アジアの農業について理解できる。
2ndQ
9週 南アジアの宗教 南アジアの宗教について把握するだけでなく、人々の暮らしには宗教が根付いていることを理解できる。
10週 インドの工業 インドにおける工業の発展を理解するとともに、IT産業の発達についても説明することができる。
11週 西アジアの自然環境 西アジアの自然環境について説明できる。
12週 西アジアの人々の暮らし 西アジアの人々の暮らしについて理解することができる。
13週 西アジアの宗教 西アジアの宗教について把握することができる。
14週 西アジアの資源・産業 西アジアの資源・産業について理解できる。
15週 まとめ これまでの内容を整理し、理解を促進する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
複数の情報を整理・構造化できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

定期試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100