上級CプログラミングB

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 上級CプログラミングB
科目番号 33201 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「新・明解C言語によるアルゴリズムとデータ構造」柴田望洋、辻亮介著(ソフトバンククリエイティブ)、ISBN: 978-4-7973-6624-2/「C言語によるはじめてのアルゴリズム入門 改訂第3版」河西朝雄著(技術評論社)、ISBN: 978-4-7741-3618-9
担当教員 村田 匡輝

到達目標

(ア)C言語の文法とC言語によるプログラミングの基礎から上級までを理解し、プログラム作成に利用できる。
(イ)アルゴリズムとデータ構造がプログラミングの要であることを理解する。
(ウ)配列や構造体を理解し、様々なデータ管理に利用できる。
(エ)同一の問題に対し、選択したデータ構造によってアルゴリズムが変化しうることを理解している。
(オ)スタックやキュー、リストなどの基本的なデータ構造を理解し、プログラムで実現できる。
(カ)VisualC++による動的結果出力によって、アルゴリズムやデータ構造の理解を深める。

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(不可)
評価項目(ア)C言語の文法とC言語によるプログラミングの基礎から上級までを理解し、プログラム作成に利用できる。C言語の文法とC言語によるプログラミングの基礎から上級までを理解する。C言語の文法とC言語によるプログラミングの基礎から上級までを理解できない。
評価項目(イ)配列や構造体、および、スタックやキュー、リストなどの基本的なデータ構造を理解し、プログラムで実現でき、さらに,様々なデータ管理に利用できる。配列や構造体、および、スタックやキュー、リストなどの基本的なデータ構造を理解する。配列や構造体、および、スタックやキュー、リストなどの基本的なデータ構造を理解てきない。
評価項目(ウ)同一の問題に対し、選択したデータ構造によってアルゴリズムが変化しうることを理解し、問題を解く過程を説明できる。同一の問題に対し、選択したデータ構造によってアルゴリズムが変化しうることを理解している。同一の問題に対し、選択したデータ構造によってアルゴリズムが変化しうることを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

本校教育目標 ① ものづくり能力

教育方法等

概要:
プログラムを設計するために重要なものは、アルゴリズムとデータ構造である。本科目では、C言語の文法、探索や整列のアルゴリズムを踏まえて、基本的なデータ構造として表、スタック、キュー、リストを学ぶ。そして、アルゴリズムやデータ構造の理解を深めるために、実際にC言語のプログラムを作成する。さらに、上級Cプログラミングとしてデータ構造を用いた実用的なアルゴリズムとVisualC++による動的結果出力方法を学習する。本科目は別途開設されている「上級Cプログラミング演習B」とタイアップして、講義と演習を交互に実施、プログラミング能力を身につけるものである。
授業の進め方・方法:
注意点:
プログラミングI,IIA,IIB、上級CプログラミングAを修得していることが望ましい。上級Cプログラミング演習Bを並行して受講することが望ましい。適宜ノートパソコンを持参すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスを用いた授業内容の説明、ポインタ復習 C言語の文法とC言語によるプログラミングの基礎を理解している。
2週 1次元配列の動的割り当て 1次元配列の動的割り当てを理解している。
3週 基本的なデータ構造(1):表 基本的なデータ構造である表を理解している。
4週 基本的なデータ構造(2):スタック、キュー 基本的なデータ構造であるスタック、キューを理解している。
5週 構造体とポインタ、基本的なデータ構造(3):線形リスト 基本的なデータ構造である線形リストを理解している。
6週 線形リストの基本操作 線形リストの基本操作を理解している。
7週 線形リストの応用操作、発展 線形リストの応用操作を理解している。
8週 中間試験 配列や構造体、および、スタックやキュー、リストなどの基本的なデータ構造を理解し、プログラムで実現でき、さらに,様々なデータ管理に利用できる。
4thQ
9週 配列データ構造の可視化 配列データ構造の可視化を実現できる。
10週 配列データ構造の可視化 配列データ構造の可視化を実現できる。
11週 探索・整列アルゴリズムの可視化 探索・整列アルゴリズムの可視化を実現できる。
12週 探索・整列アルゴリズムの可視化 探索・整列アルゴリズムの可視化を実現できる。
13週 線形リストデータ構造の可視化 線形リストデータ構造の可視化を実現できる。
14週 線形リストデータ構造の可視化 線形リストデータ構造の可視化を実現できる。
15週 その他のデータ構造、逆ポーランド記法、自己再編成探索 その他のデータ構造、逆ポーランド記法、自己再編成探索について理解している。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験定期試験課題合計
総合評価割合255025100
専門的能力255025100