歴史特論Ⅰ

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 歴史特論Ⅰ
科目番号 04109 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし/2年、3年の歴史I、Ⅱで用いた教科書、タペストリーを参照することが望ましい
担当教員 早坂 泰行

到達目標

(ア)「冷戦」時代の特徴について理解できる。
(イ)「冷戦」時代の日本の位置づけについて理解できる。
(ウ)核兵器が人類の歴史に与えた影響を理解できる。
(エ)「冷戦」時代と現代社会の関係について理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目(A)「冷戦」時代の特徴について理解し、現代社会の問題と結び付けて説明できる。「冷戦」時代の特徴について理解し、現代社会の問題と結び付けて理解できる。「冷戦」時代の特徴について理解し、現代社会の問題と結び付けて理解できない。
評価項目(B)「冷戦」時代の日本の位置づけについて理解し、説明できる。「冷戦」時代の日本の位置づけについて理解できる。「冷戦」時代の日本の位置づけについて理解できない。
評価項目(C)核兵器が人類の歴史に与えた影響を理解し、説明できる。核兵器が人類の歴史に与えた影響を理解できる。核兵器が人類の歴史に与えた影響を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 E1 日本や世界の文化や歴史をよく認識し、技術が社会に与える影響を理解する
JABEE a 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
本校教育目標 ⑤ 技術者倫理

教育方法等

概要:
第二次世界大戦の終結後、核戦争の恐怖の下に、米ソ二大国が世界を支配する「冷戦」の時代が始まった。だが1989年にベルリンの壁が崩れ、冷戦体制は終えんを迎え、ソ連も崩壊した。その後アメリカ一極体制に移るかに見えたが、中国など新興国の台頭により、混迷の時代を迎えつつある。本科目では、現代の国際情勢を理解するため、改めて「冷戦」の時代について講義を行う。
授業の進め方・方法:
注意点:
授業内容の理解のため、予習、復習を欠かさないこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 「冷戦」の時代について 「冷戦」の時代の概要について理解できる。
2週 社会主義国家ソ連の成立と勢力拡大 社会主義国家ソ連の成立と勢力拡大について理解できる。
3週 第二次世界大戦 第二次世界大戦と米ソ関係について理解できる。
4週 戦後処理と「冷戦」の始まり 第二次世界大戦の戦後処理と「冷戦」の始まりについて理解できる。
5週 戦後処理と「冷戦」の始まり 第二次世界大戦の戦後処理と「冷戦」の始まりについて理解できる。
6週 アジア諸国の独立 第二次世界大戦後の植民地の独立について理解できる。
7週 「雪どけ」の時代と第三勢力の形成 「雪どけ」の時代と第三勢力の形成について理解できる。
8週 「雪どけ」の時代と第三勢力の形成 「雪どけ」の時代と第三勢力の形成について理解できる。
2ndQ
9週 日本の復興 「冷戦」体制下における日本の政治と社会について理解できる。
10週 日本の復興 「冷戦」体制下における日本の政治と社会について理解できる。
11週 「冷戦」体制下の紛争 「冷戦」体制下でおきた紛争について理解できる。
12週 「冷戦」体制下の紛争 「冷戦」体制下でおきた紛争について理解できる。
13週 「デタント(緊張緩和)」の時代 「デタント(緊張緩和)」の時代が到来した原因とその影響について理解できる。
14週 社会主義体制の動揺と崩壊 社会主義体制の動揺と崩壊についてその原因を理解できる。
15週 前期のまとめ 冷戦体制の構造を俯瞰的に理解することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

定期試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100