防災リテラシー

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 防災リテラシー
科目番号 41128 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しない。/適宜資料を配布する。
担当教員 田中 貴幸,小笠原 明信

到達目標

(ア)様々な自然災害の発生要因とその対策について説明できる。
(イ)災害関連情報について説明でき,ハザードマップを活用できる。
(ウ)災害発生時における行政や企業,地域および医療現場における対応とそれぞれの防災対策について説明できる。
(エ)避難所の設置と運営方法について理解し,災害発生時の対応について各種訓練により実践できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(ア)様々な自然災害の発生要因と対策について説明でき,実践することができる。様々な自然災害の発生要因と対策について説明できる。様々な自然災害の発生要因と対策について説明できない。
評価項目(イ)災害関連情報について説明でき,様々な種類のハザードマップを防災活動に役立てることができる。災害関連情報について説明でき,ハザードマップを活用できる。災害関連情報について説明できず,ハザードマップを活用できない。
評価項目(ウ)災害発生時における行政や企業,地域および医療現場における対応とそれぞれの防災対策について説明でき,それぞれの課題について理解できる。災害発生時における行政や企業,地域および医療現場における対応とそれぞれの防災対策について説明できる。災害発生時における行政や企業,地域および医療現場における対応とそれぞれの防災対策について説明できない。
評価項目(エ)防災,減災活動に関する各種訓練により知識,意識,技術を習得し,活用できる。防災,減災活動に関する各種訓練により知識,意識,技術を習得している。防災,減災活動に関する各種訓練により知識,意識,技術を習得していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A1 社会の変化と要請を的確に捉え、人の生活を支える社会基盤の役割をよく理解する
学習・教育到達度目標 C1 防災,環境,社会資本整備等について自ら学習し、問題を提起する能力を身につける
学習・教育到達度目標 C2 問題の解決策を豊かな発想で創造し,解決に向けて計画、実践する能力を身につける
本校教育目標 ① ものづくり能力
本校教育目標 ③ 問題解決能力
本校教育目標 ⑤ 技術者倫理

教育方法等

概要:
わが国は気象,地形などの自然条件から,地震,津波,台風などの自然災害が発生しやすく,防災および減災は常日頃講じるべき重要課題である.そのため,本講義では社会生活における様々な場面で防災、減災活動に取り組むことができる人材となるよう,自然災害について学び,防災・減災に対する意識・知識・技能の習得を目的とする。
授業の進め方・方法:
適宜講義プリントを配布する。スライド等を用いて講義を進めていく。
注意点:

選択必修の種別・旧カリ科目名

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 わが国における近年の自然災害と防災・減災対策について わが国における近年の自然災害について理解し,防災・減災の概念について説明できる。
2週 災害発生のしくみと対策:地震災害 地震の発生要因と建物の耐震化について説明できる。
3週 災害発生のしくみと対策:津波災害 津波の発生原因やその対策について説明できる。
4週 災害発生のしくみと対策:気象災害(台風、豪雨、異常気象) 台風や豪雨による洪水災害や異常気象の発生要因やその対策について説明できる。
5週 災害発生のしくみと対策:土砂災害 土砂災害の発生要因やその対策について説明できる。
6週 災害発生のしくみと対策:火山災害、広域・大規模火災 火山噴火による災害や,火災発生時における救急・救助活動の現状について説明できる。
7週 災害関連情報とハザードマップの活用 各種のハザードマップを活用できる。
8週 行政における災害対策と危機管理 行政における災害対策と危機管理,復旧,復興対策について説明できる。
2ndQ
9週 災害医療とこころのケア 災害発生時の医療とこころのケアについて実例を用いて説明できる。
10週 ライフラインの被害と復旧 大震災でのライフラインの被害と復旧,災害に強いライフラインの構築について説明できる.
11週 企業や団体における防災対策と事業継続計画 企業や団体における事業継続計画(BCP)の取り組みについて説明できる。
12週 地域における防災対策 地域の自主防災活動の重要性と地区防災計画について説明できる。
13週 避難所の設置と運営方法 災害発生時における避難所の実情や運営方法について説明できる。
14週 防災、減災活動に関する各種訓練 避難所運営訓練等により災害時対応の実践ができる。
15週 防災リテラシーについての総まとめ 防災リテラシーに関する演習に取り組む。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験課題小テスト合計
総合評価割合502030100
基礎的能力502030100