概要:
技術者や科学者には、実験の経過や結果、調査結果、観察記録などを文書にまとめたり、口頭で発表して他者に伝える能力が要求される。文法上あやまりのない文章を書き、要領よくまとめて、わかりやすいものにしなければならない。これからのエンジニアにはこれらのことが日本語のみならず英語でも、ひととおり行う能力が要求される。
授業の進め方・方法:
本講義の日本語のパートでは、文章の論理的解読と論理性のある文章を書く演習を行う。英語のパートでは、英語の文法と組み立てを復習した後、観察結果のあらましを簡単な英文で書くことができるようになることをめざす。次に、数式、図表など工学分野でよく用いられる表現の英語での読書きに慣れる。
注意点:
復習を欠かさないこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
日本語文章の組み立て:文節、文節相互の関係、ねじれのない文章 |
(ア)ことば使いの不適切な日本語の文章を(どこがおかしいのか)指摘できる。
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2週 |
文章の論理的解読:文章中の論理展開、内容の図式化 |
(イ)観察した事実を日本語で、できるかぎり正確に描写する。 (ウ)論説文や随筆などの文章を精読し、論理展開や、人物・事象の相互関係を図式化できる。
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3週 |
参考文献を利用した自己の見解の記述文 |
(イ)観察した事実を日本語で、できるかぎり正確に描写する。
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4週 |
英語の基本文型:主語、目的語、動詞、補語、名詞、形容詞、副詞 |
(エ)英語の基本文型を確実に理解する。
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5週 |
英語の基本文型:主語、目的語、動詞、補語、名詞、形容詞、副詞 |
(エ)英語の基本文型を確実に理解する。
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6週 |
英語文章の組み立て:句と節、不定詞、動名詞、関係代名詞、仮定法、時制 |
(オ)関係代名詞、不定詞、動名詞、仮定法を使って簡単な英文を書くことができる。
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7週 |
英語文章の組み立て:句と節、不定詞、動名詞、関係代名詞、仮定法、時制 |
(オ)関係代名詞、不定詞、動名詞、仮定法を使って簡単な英文を書くことができる。
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8週 |
英語文章の組み立て:句と節、不定詞、動名詞、関係代名詞、仮定法、時制 |
(カ)時制を意識し、間違いのない簡単な英文を書くことができる。
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4thQ |
9週 |
簡単な数式の英語での読み方 |
(キ)英語で加減乗除、文字式の計算、因数分解、など基礎的な数理表現ができる。
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10週 |
簡単な数式の英語での読み方 |
(キ)英語で加減乗除、文字式の計算、因数分解、など基礎的な数理表現ができる。
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11週 |
簡単な図表の英語での説明 |
(ク)英語で簡単な図や表の説明ができる。
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12週 |
簡単な図表の英語での説明 |
(ク)英語で簡単な図や表の説明ができる。
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13週 |
英語による観察結果の記述:事実と考察、主題の提示 |
(ケ)観察した事実のあらましを、英語で記述できる。
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14週 |
英語による観察結果の記述:事実と考察、主題の提示 |
(ケ)観察した事実のあらましを、英語で記述できる。
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15週 |
英語による観察結果の記述:事実と考察、主題の提示 |
(ケ)観察した事実のあらましを、英語で記述できる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | 後1,後2,後3 |
英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | 後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | 後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
英語運用能力向上のための学習 | 関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 3 | 後6,後7,後8,後11,後12,後13,後14,後15 |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | 後11,後12,後13,後14,後15 |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14,後15 |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14,後15 |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14,後15 |