科学技術表現法

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 科学技術表現法
科目番号 41201 科目区分 専門 / 必履修,選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しない。/適宜プリントを配布する。
担当教員 江端 一徳

到達目標

(ア)ことば使いの不適切な日本語の文章を(どこがおかしいのか)指摘できる。
(イ)観察した事実を日本語で、できるかぎり正確に描写する。
(ウ)論説文や随筆などの文章を精読し、論理展開や、人物・事象の相互関係を図式化できる。
(エ)英語の基本文型を確実に理解する。
(オ)関係代名詞、不定詞、動名詞、仮定法を使って簡単な英文を書くことができる。
(カ)時制を意識し、間違いのない簡単な英文を書くことができる。
(キ)英語で加減乗除、文字式の計算など基礎的な数理表現ができる。
(ク)英語で簡単な図や表の説明ができる。
(ケ)観察した事実のあらましを、英語で記述できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(良)標準的な到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
到達目標(ア)ことば使いの不適切な日本語の文章を(どこがおかしいのか)指摘でき,修正できる。ことば使いの不適切な日本語の文章を(どこがおかしいのか)指摘できる。ことば使いの不適切な日本語の文章を(どこがおかしいのか)指摘できない。
到達目標(イ)観察した事実を日本語で正確に描写できる。観察した事実を日本語で、できるかぎり正確に描写できる。観察した事実を日本語で描写できない。
到達目標(ウ)論説文や随筆などの文章を精読し、論理展開や、人物・事象の相互関係を正確に図式化できる。論説文や随筆などの文章を精読し、論理展開や、人物・事象の相互関係を図式化できる。論説文や随筆などの文章を読み、論理展開や、人物・事象の相互関係を図式化できない。
到達目標(エ)英語の基本文型を確実に理解する。英語の基本文型を理解する。英語の基本文型を理解していない。
到達目標(オ)関係代名詞、不定詞、動名詞、仮定法を使って英文を書くことができる。関係代名詞、不定詞、動名詞、仮定法を使って簡単な英文を書くことができる。関係代名詞、不定詞、動名詞、仮定法を使って簡単な英文を書くことができない。
到達目標(カ)時制を意識し、間違いのない英文を書くことができる。時制を意識し、間違いのない簡単な英文を書くことができる。時制を意識し、間違いのない簡単な英文を書くことができない。
到達目標(キ)英語で加減乗除、文字式の計算など基礎的な数理表現が正確に記述できる。英語で加減乗除、文字式の計算など基礎的な数理表現ができる。英語で加減乗除、文字式の計算など基礎的な数理表現ができない。
到達目標(ク)英語で図や表の説明ができる。英語で簡単な図や表の説明ができる。英語で簡単な図や表の説明ができない。

学科の到達目標項目との関係

本校教育目標 ④ コミュニケーション能力

教育方法等

概要:
技術者や科学者には、実験の経過や結果、調査結果、観察記録などを文書にまとめたり、口頭で発表して他者に伝える能力が要求される。文法上あやまりのない文章を書き、要領よくまとめて、わかりやすいものにしなければならない。これからのエンジニアにはこれらのことが日本語のみならず英語でも、ひととおり行う能力が要求される。
授業の進め方・方法:
本講義の日本語のパートでは、文章の論理的解読と論理性のある文章を書く演習を行う。英語のパートでは、英語の文法と組み立てを復習した後、観察結果のあらましを簡単な英文で書くことができるようになることをめざす。次に、数式、図表など工学分野でよく用いられる表現の英語での読書きに慣れる。
注意点:
復習を欠かさないこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 日本語文章の組み立て:文節、文節相互の関係、ねじれのない文章 (ア)ことば使いの不適切な日本語の文章を(どこがおかしいのか)指摘できる。
2週 文章の論理的解読:文章中の論理展開、内容の図式化 (イ)観察した事実を日本語で、できるかぎり正確に描写する。
(ウ)論説文や随筆などの文章を精読し、論理展開や、人物・事象の相互関係を図式化できる。
3週 参考文献を利用した自己の見解の記述文 (イ)観察した事実を日本語で、できるかぎり正確に描写する。
4週 英語の基本文型:主語、目的語、動詞、補語、名詞、形容詞、副詞 (エ)英語の基本文型を確実に理解する。
5週 英語の基本文型:主語、目的語、動詞、補語、名詞、形容詞、副詞 (エ)英語の基本文型を確実に理解する。
6週 英語文章の組み立て:句と節、不定詞、動名詞、関係代名詞、仮定法、時制 (オ)関係代名詞、不定詞、動名詞、仮定法を使って簡単な英文を書くことができる。
7週 英語文章の組み立て:句と節、不定詞、動名詞、関係代名詞、仮定法、時制 (オ)関係代名詞、不定詞、動名詞、仮定法を使って簡単な英文を書くことができる。
8週 英語文章の組み立て:句と節、不定詞、動名詞、関係代名詞、仮定法、時制 (カ)時制を意識し、間違いのない簡単な英文を書くことができる。
4thQ
9週 簡単な数式の英語での読み方 (キ)英語で加減乗除、文字式の計算、因数分解、など基礎的な数理表現ができる。
10週 簡単な数式の英語での読み方 (キ)英語で加減乗除、文字式の計算、因数分解、など基礎的な数理表現ができる。
11週 簡単な図表の英語での説明 (ク)英語で簡単な図や表の説明ができる。
12週 簡単な図表の英語での説明 (ク)英語で簡単な図や表の説明ができる。
13週 英語による観察結果の記述:事実と考察、主題の提示 (ケ)観察した事実のあらましを、英語で記述できる。
14週 英語による観察結果の記述:事実と考察、主題の提示 (ケ)観察した事実のあらましを、英語で記述できる。
15週 英語による観察結果の記述:事実と考察、主題の提示 (ケ)観察した事実のあらましを、英語で記述できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力向上のための学習関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

定期試験課題小テスト合計
総合評価割合402040100
基礎的能力402040100