概要:
土は土粒子・水・空気の三相混合体であり,それゆえに扱いが難しい面がある.実際に土を手でさわり,含水状態による土の変化を実感することが土質力学を学ぶ上で大事なことである.土質力学Ⅰで学んだ土の諸性質および締固め特性を実験を通して実際に確認することを目的とする.特に,土のコンシステンシー特性や透水特性は,基礎理論との対比を通じて理解を深めることが重要である.
授業の進め方・方法:
注意点:
土質力学ⅠA,ⅠBを履修していることが望ましい.受講の注意点:関数電卓を毎回持参してくること.靴を履き作業性の良い服装で受講すること.
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
実験概要,試料の準備 |
土質実験の概要を理解している。
|
2週 |
土の密度試験 |
土の密度試験により,土粒子密度を求めることができる。
|
3週 |
土の密度試験 |
土の密度試験により,土粒子密度を求めることができる。
|
4週 |
粒度試験 |
粒度試験により,土の粒度分布を求めることができる。
|
5週 |
粒度試験 |
粒度試験により,土の粒度分布を求めることができる。
|
6週 |
粒度試験 |
粒度試験により,土の粒度分布を求めることができる。
|
7週 |
粒度試験 |
粒度試験により,土の粒度分布を求めることができる。
|
8週 |
土の液性・塑性限界試験 |
土の液性・塑性限界試験により,液性限界,塑性限界を求めることができる。
|
4thQ |
9週 |
土の液性・塑性限界試験 |
土の液性・塑性限界試験により,液性限界,塑性限界を求めることができる。
|
10週 |
土の透水試験:定水位透水試験、変水位透水試験 |
土の透水試験により,透水係数を求めることができる。
|
11週 |
土の透水試験:定水位透水試験、変水位透水試験 |
土の透水試験により,透水係数を求めることができる。
|
12週 |
土の突き固め試験 |
土の突き固め試験により,土の締固め特性を求めることができる。
|
13週 |
土の突き固め試験 |
土の突き固め試験により,土の締固め特性を求めることができる。
|
14週 |
土の一軸圧縮試験 |
土の一軸圧縮試験により,土の強度特性を求めることができる。
|
15週 |
土の一軸圧縮試験 |
土の一軸圧縮試験により,土の強度特性を求めることができる。
|
16週 |
|
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | 後1 |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | 後1 |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | 後1 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | 後1 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | 後1 |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | 後1 |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | 後1 |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | 後1 |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | 後1 |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | 後1 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | 土粒子の密度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後2,後3 |
液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後8,後9 |
粒度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後4,後5,後6,後7 |
透水試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後10,後11 |
突固めによる土の締固め試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後12,後13 |
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後14,後15 |