プロジェクトデザインⅡB

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 プロジェクトデザインⅡB
科目番号 44242 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 特に指定しない/担当教員から適宜資料が配布される。
担当教員 山岡 俊一,河野 伊知郎,川西 直樹,小林 睦,松本 嘉孝,田中 貴幸,佐藤 雄哉,大畑 卓也,江端 一徳,小笠原 明信

到達目標

(ア)プロジェクトを遂行するために,チームワーク,リーダーシップ,マネジメント力を発揮できる。
(イ)経済性,機能,持続可能性,時間,安全性等の制約条件を考慮して、プロジェクトを遂行することができる。
(ウ)プロジェクトと社会の接点について考察し,実行に向けて検討することができる。
(エ)課題解決のための対策を論理的に提案をすることができる。
(オ)プロジェクトの内容をまとめ、文章化、図表化することができる。
(カ)プロジェクトの内容を整理した情報を基に,口頭発表することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(ア)プロジェクトを遂行するために,チームワーク,リーダーシップ,マネジメント力を的確に発揮できる。プロジェクトを遂行するために,チームワーク,リーダーシップ,マネジメント力を発揮できる。プロジェクトを遂行するために,チームワーク,リーダーシップ,マネジメント力を発揮できない。
評価項目(イ)経済性,機能,持続可能性,時間,安全性等の制約条件を的確に考慮して、プロジェクトを遂行することができる。経済性,機能,持続可能性,時間,安全性等の制約条件を考慮して、プロジェクトを遂行することができる。経済性,機能,持続可能性,時間,安全性等の制約条件を考慮して、プロジェクトを遂行することができない。
評価項目(ウ)プロジェクトと社会の接点について考察し,実行に向けて検討することができる。プロジェクトと社会の接点について考察することができる。プロジェクトと社会の接点について考察することができない。
評価項目(エ)課題解決のための対策を論理的に提案をすることができる。課題解決のための対策を提案をすることができる。課題解決のための対策を提案をすることができない。
評価項目(オ)プロジェクトの内容を的確にまとめ、文章化、図表化することができる。プロジェクトの内容をまとめ、文章化、図表化することができる。プロジェクトの内容をまとめ、文章化、図表化することができない。
評価項目(カ)プロジェクトの内容を整理した情報を基に,的確に口頭発表することができる。プロジェクトの内容を整理した情報を基に,口頭発表することができる。プロジェクトの内容を整理した情報を基に,口頭発表することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C2 問題の解決策を豊かな発想で創造し,解決に向けて計画、実践する能力を身につける
JABEE d 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
JABEE e 種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
JABEE g 自主的、継続的に学習する能力
JABEE h 与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力
JABEE i チームで仕事をするための能力
本校教育目標 ① ものづくり能力
本校教育目標 ③ 問題解決能力
本校教育目標 ④ コミュニケーション能力
本校教育目標 ⑤ 技術者倫理

教育方法等

概要:
本授業は,複数名で編成されたチームで行うPBL型授業である。プロジェクトデザインⅡAで取り組んだテーマ課題をさらに追究し,プロジェクトの目標の達成を目指す。また,第3学年のメンバーとの交わり,学外の人々との交わりなどを通じ,自律,協働,創造の能力を養成することを目的とする。受講生は,自らチーム内での役割を考えて行動しチームワーク力を発揮して,メンバーと協働しながら創造的な活動を行うことが求められる。
授業の進め方・方法:
本授業では,学生が個々に選択する分野において,担当教員の指導のもとに,創作課題プロジェクトを進める。創作物には実物製作,設計デザイン,観測等が含まれ,いずれもオリジナリティに富むものが好ましい。取り組んだプロジェクトとその成果についてまとめたレポートを提出する。
注意点:
「環境都市工学」プログラムの必修科目である。

選択必修の種別・旧カリ科目名

旧カリ科目名:環境都市工学創造ゼミ,規制技術に含まれるものはない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 プロジェクトデザインⅡAでのプロジェクトを振り返り,プロジェクトデザインⅡBでの活動計画を立てる。 プロジェクトデザインⅡAでのプロジェクトを自己評価し,プロジェクトデザインⅡBでの活動計画を立てることができる。
2週 プロジェクトに取り組む チームでの活動において,それぞれの役割について認識し,コミュニケーションをとってプロジェクトを進めることができる。
3週 プロジェクトに取り組む チームでの活動において,それぞれの役割について認識し,コミュニケーションをとってプロジェクトを進めることができる。
4週 プロジェクトに取り組む チームでの活動において,それぞれの役割について認識し,コミュニケーションをとってプロジェクトを進めることができる。
5週 プロジェクトに取り組む チームでの活動において,それぞれの役割について認識し,コミュニケーションをとってプロジェクトを進めることができる。
6週 プロジェクトに取り組む チームでの活動において,それぞれの役割について認識し,コミュニケーションをとってプロジェクトを進めることができる。
7週 プロジェクトに取り組む チームでの活動において,それぞれの役割について認識し,コミュニケーションをとってプロジェクトを進めることができる。
8週 中間報告会 プロジェクトの目的、内容、課題、進捗状況等について報告することができる。
教員や他のチームからの意見や助言を基に,必要に応じて計画の修正を行うことができる。
4thQ
9週 プロジェクトに取り組む チームでの活動において,それぞれの役割について認識し,コミュニケーションをとってプロジェクトを進めることができる。
10週 プロジェクトに取り組む チームでの活動において,それぞれの役割について認識し,コミュニケーションをとってプロジェクトを進めることができる。
11週 プロジェクトに取り組む チームでの活動において,それぞれの役割について認識し,コミュニケーションをとってプロジェクトを進めることができる。
12週 プロジェクトに取り組む チームでの活動において,それぞれの役割について認識し,コミュニケーションをとってプロジェクトを進めることができる。
13週 プロジェクト成果のまとめ プロジェクトの成果と課題、進捗状況を報告書と口頭発表用PowerPointにまとめることができる。
14週 プロジェクト成果のまとめ プロジェクトの成果と課題、進捗状況を報告書と口頭発表用PowerPointにまとめることができる。
15週 プロジェクト報告会 プロジェクトの成果を発表できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術工学実験技術物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。4
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。4
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。4
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。4
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。4
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。4
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。4
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。4
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。4
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。4
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。4
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4
他者の意見を聞き合意形成することができる。4
合意形成のために会話を成立させることができる。4
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。4
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。4
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4
複数の情報を整理・構造化できる。4
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。4
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。4
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4
事実をもとに論理や考察を展開できる。4
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4
基盤的資質・能力自己理解自己理解周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。4
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。4
目標の実現に向けて計画ができる。4
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。4
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。4
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。4
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。4
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。4
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。4
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。4
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。4
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。4
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている4
創造性・デザイン能力創造性創造性工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。4
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。4
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。4
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。4

評価割合

発表課題合計
総合評価割合60400000100
専門的能力60400000100