産業倫理

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 産業倫理
科目番号 45202 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しない/適宜プリントを配布
担当教員 野田 宏治

到達目標

(ア)社会的行動の特性を理解する。
(イ)企業的行動の特質を理解する。
(ウ)アイデンティティの重要性について認識する。
(エ)社会の潮流を考える力をつける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(ア)社会的行動の特性を総合的に理解し、説明できる。社会的行動の特性を理解する。社会的行動の特性を理解し、説明できない。
評価項目(イ)企業的行動の特質を総合的に理解し、説明できる。企業的行動の特質を理解する。企業的行動の特質を理解し、説明できない。
評価項目(ウ)アイデンティティの重要性について総合的に認識することができる。アイデンティティの重要性について認識する。アイデンティティの重要性について認識することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 E2 自らにも社会にも誠実であり、技術者としての誇りと責任感を身につける
JABEE b 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、及び技術者が社会に対して負っている責任
本校教育目標 ① ものづくり能力

教育方法等

概要:
この講義は、現在の企業の経営戦略・国際経営のあり方や法令順守・倫理規範に対する現状を把握しながら、経営者として、研究者として、広い国際的な視野からの企業統治と企業倫理のあるべき姿を求めるための実践的指針を持てるよう、実務上の指針となるよう研究していく。
授業の進め方・方法:
注意点:
継続的に授業内容の予習・復習を行うこと。適宜、授業内容に関する課題を決められた期日までに提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 現代社会の潮流(社会学的視界・社会変動) 現代社会の潮流を理解する。
2週 企業の特質と社会責任(CSR)理解、企業の「社会貢献」「CIについて」 企業の特質と社会責任(CSR)、企業の「社会貢献」「CIについて」理解する。
3週 企業の特質と社会責任(CSR)理解、企業の「社会貢献」「CIについて」 企業の特質と社会責任(CSR)理解、企業の「社会貢献」「CIについて」理解する。
4週 産業・企業倫理と社会的責任のあり方 産業・企業倫理と社会的責任のあり方について理解する。
5週 製造物責任(PL)法 製造物責任(PL)法を理解する。
6週 公益通報者保護法 公益通報者保護法を理解する。
7週 ギルベイン・ゴールド、ソーラーブラインドを用いた演習 ギルベイン・ゴールド、ソーラーブラインドを用いた演習で立場を変えて考えることを理解する。
8週 ギルベイン・ゴールド、ソーラーブラインドを用いた演習 ギルベイン・ゴールド、ソーラーブラインドを用いた演習で立場を変えて考えることを理解する。
4thQ
9週 The lab を用いた演習 The lab を用いた演習で立場を変えて考えることを理解する。
10週 倫理問題解決のための行動設計能力 倫理問題解決のための行動設計能力を理解する。
11週 倫理問題解決のための行動設計能力 倫理問題解決のための行動設計能力理解する。
12週 価値の多様性 価値の多様性を理解する。
13週 価値の多様性 価値の多様性を理解する。
14週 技術者として重視すべき価値 技術者として重視すべき価値について理解する。
15週 技術者として重視すべき価値 技術者として重視すべき価値について理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。4後4
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。4後6
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。4後1
社会における技術者の役割と責任を説明できる。4後5
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。4
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。4
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。4後7
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4後8
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4後15
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。4後14
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。4後9
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。4
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。4後2
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。4後10
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。4後13
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。4後12
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。4後4
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。4後11

評価割合

定期試験課題合計
総合評価割合5050100
専門的能力5050100