測量学ⅡA

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 測量学ⅡA
科目番号 43123 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「改訂 測量学Ⅰ」堤隆 著(コロナ社) ISBN: 978-4-339-05524-5_x000D_「改訂 測量学Ⅱ」岡林巧 他 著 (コロナ社) ISBN: 978-4-339-05525-2/適宜プリントを配布する。
担当教員 田中 貴幸

到達目標

(ア)路線測量の意味や手順を理解している。
(イ)偏角弦長法によって円曲線の設置が行える。
(ウ)弦角弦長法、前方交会法、中央縦距法、偏距法、支距法を理解している。
(エ)障害物がある場合の曲線設置法を理解し、実際に計算できる。
(オ)緩和曲線の意味と種類について理解している。
(カ)クロソイド曲線の基本について理解している。
(キ)誤差の種類や重みの概念を理解し、最確値や標準偏差を計算することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(ア)偏角弦長法によって円曲線の設置を行うことができ、その他の方法との違いを説明できる。偏角弦長法によって円曲線の設置が行える。偏角弦長法によって円曲線の設置が行えない。
評価項目(イ)緩和曲線、縦断曲線および横断曲線の意味と種類について理解し、クロソイド曲線の基本について説明できる。緩和曲線、縦断曲線および横断曲線の意味と種類について理解している。緩和曲線、縦断曲線および横断曲線の意味と種類について理解できない。
評価項目(ウ)差の種類や重みの概念を理解し、最確値や標準偏差を計算することができる。差の種類や重みの概念を理解できる。差の種類や重みの概念を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
測量学IA、IBで修得した基礎的な測量学の知識および技術を基に、さらに広範囲な応用の技術力を養う。具体的には、道路などの線形を設計する路線測量について円曲線の設置を中心に学習する。また、測量により得られた測定値に含まれる誤差とその処理方法、最確値の決定方法と精度などについての知識をさらに深める。
授業の進め方・方法:
注意点:
本講義は、測量学IA、測量学IBを修得していることを前提としている。関数電卓は毎時間持参すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 路線測量:路線測量の基本、路線の線形、路線測量の手順、曲線の分類 路線測量の意味や手順を理解している。
2週 円曲線の設置:円曲線各部の名称、円曲線の基本式、偏角弦長法による曲線の設置 偏角弦長法によって円曲線の設置が行える。
3週 円曲線の設置:円曲線各部の名称、円曲線の基本式、偏角弦長法による曲線の設置 偏角弦長法によって円曲線の設置が行える。
4週 円曲線の設置:円曲線各部の名称、円曲線の基本式、偏角弦長法による曲線の設置 偏角弦長法によって円曲線の設置が行える。
5週 曲線設置法:弦角弦長法、前方交会法、中央縦距法、偏距法、支距法 弦角弦長法、前方交会法、中央縦距法、偏距法、支距法を理解している。
6週 曲線設置法:弦角弦長法、前方交会法、中央縦距法、偏距法、支距法 弦角弦長法、前方交会法、中央縦距法、偏距法、支距法を理解している。
7週 曲線設置法:弦角弦長法、前方交会法、中央縦距法、偏距法、支距法 弦角弦長法、前方交会法、中央縦距法、偏距法、支距法を理解している。
8週 障害物がある場合の曲線設置法:交点、曲線始点に障害物がある場合、中間点が見通せない場合 障害物がある場合の曲線設置法を理解し、実際に計算できる。
2ndQ
9週 障害物がある場合の曲線設置法:交点、曲線始点に障害物がある場合、中間点が見通せない場合 障害物がある場合の曲線設置法を理解し、実際に計算できる。
10週 障害物がある場合の曲線設置法:交点、曲線始点に障害物がある場合、中間点が見通せない場合 障害物がある場合の曲線設置法を理解し、実際に計算できる。
11週 緩和曲線:緩和曲線の種類、クロソイド曲線の基本式、クロソイド曲線の性質 緩和曲線の意味と種類について理解している。
12週 緩和曲線:緩和曲線の種類、クロソイド曲線の基本式、クロソイド曲線の性質 クロソイド曲線の基本について理解している。
13週 緩和曲線:緩和曲線の種類、クロソイド曲線の基本式、クロソイド曲線の性質 クロソイド曲線の基本について理解している。
14週 測定値の取り扱い方:誤差の種類、測定値の重みと最確値・標準偏差 誤差の種類や重みの概念を理解し、最確値や標準偏差を計算することができる。
15週 測定値の取り扱い方:誤差の種類、測定値の重みと最確値・標準偏差 誤差の種類や重みの概念を理解し、最確値や標準偏差を計算することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験定期試験小テスト合計
総合評価割合305020100
専門的能力305020100