コンクリート構造学ⅠA

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 コンクリート構造学ⅠA
科目番号 43129 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「建設材料」 中嶋清実・角田忍・菅原隆 著 (コロナ社)ISBN:9784339055085
担当教員 河野 伊知郎

到達目標

(ア)フレッシュコンクリートの性質(コンシステンシー、ワーカビリティー、プラスチシティー、フィニシャビリティー)の意味を理解する。
(イ)コンクリートのワーカビリティーの意味および影響する要因を理解する。
(ウ)コンクリートの材料分離、ブリーディング、レイタンス、沈降収縮等の意味を理解する。
(エ)コンクリートの正しい練混ぜ、運搬、打込み、仕上げ、養生方法ができる。
(オ)型枠に作用する側圧、有効ヘッドの意味を理解する。
(カ)コンクリートの配合強度、設計基準強度、割増し係数の意味を理解する。
(キ)コンクリートの示法配合と現場配合を理解する。
(ク)コンクリートの配合設計の計算ができる。
(ケ)硬化コンクリート単位容積質量、コンクリート強度の計算方法および影響する要因を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
フレッシュコンクリートの性質(コンシステンシー、ワーカビリティー、プラスチシティー、フィニシャビリティー)の意味を十分に理解し,説明できる。フレッシュコンクリートの性質(コンシステンシー、ワーカビリティー、プラスチシティー、フィニシャビリティー)の意味を理解している。フレッシュコンクリートの性質(コンシステンシー、ワーカビリティー、プラスチシティー、フィニシャビリティー)の意味を理解できない。
コンクリートのワーカビリティーの意味および影響する要因を十分に理解し,説明できる。コンクリートのワーカビリティーの意味および影響する要因を理解している。コンクリートのワーカビリティーの意味および影響する要因を理解できない。
コンクリートの材料分離、ブリーディング、レイタンス、沈降収縮等の意味を十分に理解し,説明できる。コンクリートの材料分離、ブリーディング、レイタンス、沈降収縮等の意味を理解している。コンクリートの材料分離、ブリーディング、レイタンス、沈降収縮等の意味を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
コンクリートは、土や鉄金属とともにきわめて重要な建設用材料である。コンクリート構造学とは、鋼材で補強されたコンクリート構造物の設計方法を学ぶ学問である。コンクリート構造物を計画、設計、施工するに際し、はじめにコンクリート用材料の特性、フレッシュコンクリート、硬化コンクリートの性質を十分把握しておく必要がある。ここでは、フレッシュコンクリートの性質を学ぶ。
授業の進め方・方法:
注意点:
関数電卓を毎時間持参すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 コンクリートの定義、フレッシュコンクリートの性質 コンクリートの定義、フレッシュコンクリートの性質を理解する
2週 ワーカビリティーの測定、スランプ、コンクリートの材料分離 ワーカビリティーの測定、スランプ、コンクリートの材料分離を理解する
3週 ワーカビリティーの測定、スランプ、コンクリートの材料分離 ワーカビリティーの測定、スランプ、コンクリートの材料分離を理解する
4週 コンクリートの打込み、型枠に作用する側圧 コンクリートの打込み、型枠に作用する側圧を理解する
5週 配合設計の基本、配合の表し方、試験配合の設計 配合設計の基本、配合の表し方、試験配合の設計を理解する
6週 配合設計の基本、配合の表し方、試験配合の設計 配合設計の基本、配合の表し方、試験配合の設計を理解する
7週 配合設計の基本、配合の表し方、試験配合の設計 配合設計の基本、配合の表し方、試験配合の設計を理解する
8週 示方配合の決定、現場配合の考え方、配合設計 示方配合の決定、現場配合の考え方、配合設計を理解する
2ndQ
9週 示方配合の決定、現場配合の考え方、配合設計 示方配合の決定、現場配合の考え方、配合設計を理解する
10週 示方配合の決定、現場配合の考え方、配合設計 示方配合の決定、現場配合の考え方、配合設計を理解する
11週 配合設計の演習 配合設計の計算が出来るようにする
12週 配合設計の演習 配合設計の計算が出来るようにする
13週 硬化コンクリートの単位容積質量、圧縮強度、圧縮強度以外の強度 硬化コンクリートの単位容積質量、圧縮強度、圧縮強度以外の強度を理解する
14週 硬化コンクリートの単位容積質量、圧縮強度、圧縮強度以外の強度 硬化コンクリートの単位容積質量、圧縮強度、圧縮強度以外の強度を理解する
15週 前期の(総)まとめ 前期に学んだ内容を確認し,完全に理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テスト課題合計
総合評価割合503020100
専門的能力503020100