国語ⅢB

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国語ⅢB
科目番号 03221 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『精選現代文B』(三角洋一他著 東京書籍刊)、『国語総合 改訂版』(井島正博他著 筑摩書房刊)/『パスワード級別漢字』(浜島書店刊)、『常用国語便覧』(加藤道理他編著 浜島書店刊)、辞典等
担当教員 加藤 彩,江口 啓子,狩野 一三

到達目標

(ア)常用漢字の音訓を正しく読み書きできる。語彙の意味を理解し、思考や表現に活用できる。
(イ)文学的な文章に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を表明できる。
(ウ)論理的な文章の構成や展開を的確に捉え、キーワード・キーセンテンスに着目して要約できる。
(エ)論理的な文章に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて、自分の意見を表明できる。
(オ)実用的な文章(封書など)を相手や目的に応じた体裁や語句をもちいて作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(ア)常用漢字の音訓を正しく読み書きできる。語彙の意味を理解し、思考や表現に活用できる。常用漢字の音訓を正しく読み書きできる。常用漢字の音訓を正しく読み書きできない。
評価項目(イ)文章の特質にあわせた読解を行い、内容に即した理解をしたうえで、自分の意見を表明できる。文章の特質にあわせた読解を行い、内容に即した理解ができる。文章の特質にあわせた読解を行い、内容に即した理解ができない。
評価項目(ウ)実用的な文章(封書など)を相手や目的に応じた体裁や語句をもちいて作成できる。実用的な文章(封書など)の基本的な作成方法を理解できる。実用的な文章(封書など)の基本的な作成方法を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

本校教育目標 ⑤ 技術者倫理

教育方法等

概要:
現代文と古典を取り扱う。また、常用漢字の読み書きなどの言語運用能力を高める。
授業の進め方・方法:
現代文では小説・評論文を取り上げ、読解力、鑑賞力を養成するとともに、自分を含めた人間存在に対する理解を深め、社会一般に対する判断力、批判力を身につける。古典は漢文の史伝や思想などを取り上げ、当時の人々の物の見方・考え方などを学ぶ。常用漢字については昨年度使用したテキストを継続して書き取りの演習を行う。
注意点:

選択必修の種別・旧カリ科目名

選択必修(国)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス(今期の到達目標の提示と学習時の注意点を確認する) 今期の到達目標と学習時の注意点を理解できる。
2週 文学的な文章の読解1(作者について・作品の背景・語句の読み・意味の確認) 文学的な文章の基礎知識を理解できる。
3週 文学的な文章の読解2(文章構成の把握 キーワード・キーセンテンスの把握) 文学的な文章の構成を理解できる。
4週 文学的な文章の読解3(各段落の要旨) 文学的な文章のまとまりごとの要旨を理解できる。
5週 文学的な文章の読解4(主題の考察 鑑賞) 文学的な文章の主題を考察し、作品を鑑賞できる。
6週 手紙の書き方1(敬語基礎)
漢字の実践的総合学習
手紙を書く際に必要な敬意表現を用いることができる。
7週 手紙の書き方2(封書の形式/内容/注意点) 適切な敬意表現を用い、形式に則って手紙を書くことができる。
8週 論理的な文章の読解 1(語句の読み・意味の確認・文章構成の考察) 論理的な文章の構成を理解できる。
4thQ
9週 論理的な文章の読解 2(論理展開の考察) 論理的な文章の論理展開を理解できる。
10週 論理的な文章の読解 3(キーワード・キーセンテンスの把握) 論理的な文章のキーワード・キーセンテンスを理解できる。
11週 論理的な文章の読解 4(各段落の要旨の把握・要約) 論理的な文章の各段落の要旨を把握し、要約できる。
12週 論理的な文章の読解 5(主題の考察・意見文の作成)
漢字の実践的総合学習
論理的な文章の主題を考察し、自分の思いや考えを整理して表明することができる。
常用漢字を正しく運用できる。
13週 前近代の文章の読解1(時代・文化背景の理解 語句の理解) 日本あるいは中国の前近代の文章の基礎知識を理解できる。
14週 前近代の文章の読解2(主題の把握) 日本あるいは中国の前近代の文章の主題を理解できる。
15週 まとめ(今期の学習内容・学習成果を振り返り、整理する) 今期の学習内容・学習成果を振り返り、整理できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3後8,後9,後10,後11
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3後12
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3後2,後3,後4,後5,後13,後14
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3後6,後12
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3後2,後8
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3後2,後8
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3後6,後7
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3後12
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3後12
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3後12
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3後12

評価割合

中間試験定期試験課題合計
総合評価割合305020100
基礎的能力305020100