到達目標
(ア)歴史的・地理的背景を踏まえつつ、経済思想の展開に関して理解できる。
(イ)思想家や経済学者たちが取り組んだ問題の多様性を理解することができる。
(ウ)思想家や経済学者が取り上げた問題を捉えなおすことができる。
(エ)経済思想の歴史を学ぶことで、現代の社会や経済学を相対化して捉えられる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目(ア) | 現代の社会・経済理解を、思想的背景を踏まえて考察できる。 | 経済思想の展開とその歴史的・地理的背景について理解できる。 | 経済思想の展開とその歴史的・地理的背景について理解できない。 |
評価項目(イ) | 思想家や経済学者たちが取り組んだ問題の多様性を理解し、現代の経済問題について考察できる。 | 思想家や経済学者たちが取り組んだ問題の多様性について理解できる。 | 思想家や経済学者たちが取り組んだ問題の多様性を理解できない。 |
評価項目(ウ) | 思想家や経済学者が扱った主題を、現代社会の問題との関連で捉えなおし、考察できる。 | 思想家や経済学者が扱った主題を捉えなおすことができる。 | 思想家や経済学者が扱った主題を捉えなおすことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 E1 日本や世界の文化や歴史を、地球的な視点から多面的に認識し、建築技術が社会に与える影響を理解する能力を修得する。
JABEE a 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
本校教育目標 ① ものづくり能力
教育方法等
概要:
人間の経済活動は古代から論じられてきた。とはいえ、その主題や論じられ方は時代や地域、または論者により大きく異なる。本講義では、思想家や経済学者たちが取り組んだ問題について、地理的・時代的背景を踏まえつつ振り返り、社会や経済に関する認識の多様な面を考察する。特に社会と経済の関係についての議論を中心的に扱う。
授業の進め方・方法:
基本的に毎回資料を配布し、その内容に沿って授業を進める。また状況に応じて、授業内容に関する発言を受講者に求めることがある。
注意点:
授業内容に該当する項目について,科目担当教員の紹介する文献などを中心として、継続的に復習を行うこと。
選択必修の種別・旧カリ科目名
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
イントロダクション |
講義全体の流れ・見通しを理解できる。 紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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2週 |
思想史の対象と方法 |
経済思想の多様性について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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3週 |
中世の経済論 :トマス |
トマス・アクィナスの思想の概要について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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4週 |
労働と所有 :ロック、ルソー |
ロック、ルソーの思想の概要について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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5週 |
再生産の秩序 :ケネー |
ケネーの思想の概要について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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6週 |
商業社会の認識(1):スミス |
スミス『道徳感情論』の概要について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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7週 |
商業社会の認識(2):スミス |
スミス『国富論』の概要について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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8週 |
発展と限界 :リカード |
リカードの思想の概要について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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2ndQ |
9週 |
生産と人口 :マルサス |
マルサスの思想の概要について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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10週 |
自由と功利主義 :J.S.ミル |
J.S.ミルの思想の概要について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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11週 |
限界革命 :ワルラス、メンガー、ジェヴォンズ |
限界革命の概要について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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12週 |
市場と政府 :ケインズ |
ケインズの思想の概要について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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13週 |
経済学批判 :マルクス |
マルクスの思想の概要について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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14週 |
経済と政治 :レーニン |
レーニンの思想の概要について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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15週 |
理解度の確認 |
様々な思想や社会認識の地理的・歴史的特殊性を踏まえつつ、現代社会の特質などに関する問題を設定し、人文・社会科学の観点から適切に論述できる。配布資料や紹介した文献を参照し講義全体の内容を復習する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 100 |