学習・教育到達度目標 E1 日本や世界の文化や歴史を、地球的な視点から多面的に認識し、建築技術が社会に与える影響を理解する能力を修得する。
JABEE a 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
本校教育目標 ⑤ 技術者倫理
概要:
本講義は、土地の利用形態が歴史的にどのように変化していくかについて、制度論的に理解することを目指すものである。土地の利用形態は、最終的にはその土地を所有する人々によって決定される。そしてその意思決定の背景には制度的な要因や、土地所有者ないし社会全体が有する信念が存在する。そこで本講義では、まずはダグラス・ノースによる諸理論・枠組みについて理解を深めた上で、ノースが注目するような制度や信念が実際の土地利用にどのように反映されていったかについて議論してゆく。
授業の進め方・方法:
講義、ディスカッション等。
注意点:
講義中、可能な限り受講者に発言を求め、その発言・議論をふまえて講義を展開していきたい。議論に参加できるよう、継続的に授業内容の予習復習を行うことを期待する。必要に応じて、講義の終わりに予習に関する指針を提示するので参考にして欲しい。
なお、本講義のうちとくに前半は、主として、ダグラス・ノースの各著書に沿って行う。そのため、ダグラス・ノースの著書(とくに『西欧諸国の勃興』や『ダグラス・ノース 制度原論』)、また制度派経済学(新制度論)に関する入門書などを講義に先んじて(ないし併行して)読んでおくと理解が促進される可能性がある。
ダグラス・ノース(速水融・穐本洋哉訳)(1980)『西欧諸国の勃興』ミネルヴァ書房。
ダグラス・ノース(瀧澤弘和・中林真幸監訳)(2016)『ダグラス・ノース 制度原論』東洋経済新報社。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
人文科学とは何か? (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習 |
人文科学とは何かについて議論できる。
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2週 |
マルクスとルイセンコ (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習
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唯物史論の基礎的な概念について理解できる。ルイセンコ学説について理解できる。
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3週 |
制度論 (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習 |
制度派経済学の基礎的な概念について理解できる。
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4週 |
所有権の歴史(1) (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習 |
近代ヨーロッパの勃興の要因となった所有権制度の成り立ちについて理解できる。
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5週 |
所有権の歴史(2) (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習 |
近代ヨーロッパの勃興の要因となった所有権制度の成り立ちについて理解できる。
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6週 |
所有権の歴史(3) (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習 |
近代ヨーロッパの勃興の要因となった所有権制度の成り立ちについて理解できる。
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7週 |
ソ連の成立と崩壊 (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習 |
適応効率性について理解できる。
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8週 |
農地・住宅と所有(1) (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習 |
農地や住宅に関わる所有権について理解できる。
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2ndQ |
9週 |
農地・住宅と所有(2) (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習 |
農地や住宅に関わる所有権について理解できる。
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10週 |
交通と所有(1) (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習 |
交通に関わる所有権について理解できる。
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11週 |
交通と所有(2) (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習 |
交通に関わる所有権について理解できる。
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12週 |
観光と所有(1) (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習 |
観光に関わる所有権について理解できる。
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13週 |
観光と所有(2) (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習 |
観光に関わる所有権について理解できる。
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14週 |
鉱山と所有 (自学自習内容)講義の振り返りと次回の予習 |
鉱山に関わる所有権について理解できる。
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15週 |
総括 (自学自習内容)これまでの講義や議論の内容を適切に復習する |
これまでの内容を整理し、理解を深める。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |