建築設計製図ⅠB

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建築設計製図ⅠB
科目番号 51222 科目区分 専門 / 必履修,選択必修1
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 「建築家の自邸に学ぶ設計製図」 水谷俊博・水谷玲子著(彰国社))ISBN978-4-395-32123-0 C3052    、「ラクラク建築模型マニュアル」(エクスナレッジ)/「誰でもできる住まいの模型1・2・3」(経済調査会)、「図解すまいの寸法・計画事典」(彰国社)等
担当教員 前田 博子,亀屋 惠三子

到達目標

(ア)木造の1/50程度の平面図を描くことができる。
(イ)ドローイング手法を用いて図面表現することができる。
(ウ)室内の家具や日常の行為に関わる寸法が理解できる。
(エ)展開図を描くことができる。
(オ)平面図と展開図から建築空間を立体として理解し、その模型を作成することができる。
(カ)コンセプトが明確で、図面および模型によって、それを十分に表現できる。
(キ)建築物に関する初歩的なプレゼンテーションができる。

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(不可)
評価項目(ア)木造の1/50程度の平面図を線の濃淡を付け、正しい寸法のもと、美しく描画することができる。木造の1/50程度の平面図を線の濃淡を付け、正しい寸法のもとで描画することができる。木造の1/50程度の平面図を描くことができる。
評価項目(イ)ドローイング手法を理解し、正しい焦点のもとで、美しく工夫を凝らした建築物を描画できる。ドローイング手法を理解し、正しい焦点のもとで、美しい建築物を描画できる。ドローイング手法を用いて図面表現することができない。
評価項目(ウ)室内の家具や日常の行為に関わる寸法を理解し、それに沿った正しい大きさを図面と模型で表現することができる。室内の家具や日常の行為に関わる寸法を理解し、図面と模型で表現することができる。室内の家具や日常の行為に関わる寸法が理解できない。
評価項目(エ)平面図と展開図から建築空間を立体として理解し、その展開図と模型を作成することが正しくできる。平面図と展開図から建築空間を立体として理解し、その展開図と模型を作成することができる。平面図と展開図から建築空間を立体として理解し、その展開図と模型を作成することができない。
評価項目(オ)建築物に関する初歩的な伝わりやすいプレゼンテーションができる。建築物に関する初歩的なプレゼンテーションができる。建築物に関する初歩的な伝わりやすいプレゼンテーションができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 社会の変化・要請を捉えて、問題を分析・抽出し,様々な条件の下,専門知識・技術を用いて,問題を解決するもしくは新たな提案を発する能力を修得する。
学習・教育到達度目標 B2 建築分野の必要な基礎的知識や技術を修得する。
学習・教育到達度目標 C2 図面判読能力および,設計意図・内容を十分に伝達できる説明力とプレゼンテーション力(記述・作図技術や模型製作技術),討議能力を修得する。
本校教育目標 ① ものづくり能力
本校教育目標 ② 基礎学力
本校教育目標 ③ 問題解決能力

教育方法等

概要:
前半は次の2つの内容から成る。 前期の建築設計製図ⅠAで行った木造住宅の1/100のトレースに引き続き、より詳細を表現する縮尺で平面図を描く。また建築空間表現法であるドローイングの手法を習得する。後半は、初歩の空間設計としてインテリアの設計を行う。ここでは、空間と行為・モノとの関係を理解し、コンセプトに沿って設計することを学び、プレゼンテーション能力を身に付ける。さらにモデリングにおいては、平面図・展開図など2次元表現である図面から模型を作ることによって、2次元の図面を立体的に把握し、図面と実際の建築空間との関係を理解する。
授業の進め方・方法:
注意点:
提出期限を厳守すること。病気などの特例を除き,期限以降の提出は一切認めない。特例の場合は診断書などを提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 木造住宅の平面図:1/50程度の縮尺で木造住宅の平面を表現する 木造住宅の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
2週 木造住宅の平面図:1/50程度の縮尺で木造住宅の平面を表現する 木造住宅の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
3週 木造住宅の平面図:1/50程度の縮尺で木造住宅の平面を表現する 木造住宅の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
4週 木造住宅の平面図:1/50程度の縮尺で木造住宅の平面を表現する 木造住宅の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
5週 木造住宅の平面図:1/50程度の縮尺で木造住宅の平面を表現する 木造住宅の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
6週 ドローイングの練習:立面図に豊かな線表現を加える 木造住宅の建築物の立面図を正しくトレースすることができる
7週 ドローイングの練習:立面図に豊かな線表現を加える 木造住宅の建築物の立面図を正しく濃淡を付けてトレースすることができる
8週 生活(モノと行為)と寸法を把握する、展開図の描き方 人体寸法と家具の大きさについて理解し、展開図の描き方を習得することができる
4thQ
9週 エスキースおよびチェック:インテリアのイメージ、自分の部屋にどんな家具を配置するか 課題に沿う居室のイメージをグラフィック的に表現することができる
10週 模型作成:平面図と展開図から部屋と家具の模型を作る、家具のレイアウトの検討 課題に沿う居室の大きさに適した家具を選び、検討することができる
11週 模型作成:平面図と展開図から部屋と家具の模型を作る、家具のレイアウトの検討 課題に沿う居室の大きさに適した家具の模型を作成することができる
12週 模型作成:平面図と展開図から部屋と家具の模型を作る、家具のレイアウトの検討 課題に沿う居室の大きさに適した家具の模型を作成することができる
13週 図面作成:平面図、展開図、家具のサイズ表、コンセプト 作成した模型を展開図や平面図などの図面に落とし込むことができる
14週 図面作成:平面図、展開図、家具のサイズ表、コンセプト 平面図や模型写真をプレゼンテーションシートにまとめることができる
15週 図面作成:平面図、展開図、家具のサイズ表、コンセプト 自分の考えたイメージや空間を伝えることができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100