建築設計製図ⅡA

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 建築設計製図ⅡA
科目番号 52122 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 「建築家の自邸に学ぶ設計製図」水谷俊博・水谷玲子 (著) (彰国社),「スケッチパース プレゼン編」(秀和システム)
担当教員 成瀬 智穂,縄田 諒

到達目標

(ア)正確な図面表現ができる(トレース)
(イ)各構造の大まかな形態的特徴や寸法計画を理解できる。(トレース)
(ウ)必要な図面情報や記号、寸法、仕上げを正確に記入することができる。(トレース)
(エ)2次元の図面を元に、3次元のパースを描く技術を正確に身につけている。(透視図)
(オ)彩色が正確に行われ、色や質感の表現力が豊かである。(透視図)
(カ)建築パースを描くための基本技術を身につけている。(透視図)

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(不可)
評価項目(ア)基本寸法や記号・仕上げを理解し、鉄筋・鉄骨の1/50程度の平面図を線の濃淡を付け、正しい寸法のもと、美しく描画することができる。基本寸法や記号・仕上げを理解し、鉄筋・鉄骨の1/50程度の平面図を線の濃淡を付け、正しい寸法のもとで描画することができる。基本寸法や記号・仕上げを理解し、鉄筋・鉄骨の1/50程度の平面図を描くことができない。
評価項目(イ)ドローイング手法を理解し、正しい焦点のもとで、美しく工夫を凝らした建築物を描画できる。ドローイング手法を理解し、正しい焦点のもとで、建築物を描画できる。ドローイング手法を用いて図面表現をすることができない。
評価項目(ウ)描画方法を理解し、透視図を美しく着色できる。描画方法を理解し、透視図を着色できる。描画方法を理解し、透視図を美しく着色できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 社会の変化・要請を捉えて、問題を分析・抽出し,様々な条件の下,専門知識・技術を用いて,問題を解決するもしくは新たな提案を発する能力を修得する。
学習・教育到達度目標 B2 建築分野の必要な基礎的知識や技術を修得する。
学習・教育到達度目標 C2 図面判読能力および,設計意図・内容を十分に伝達できる説明力とプレゼンテーション力(記述・作図技術や模型製作技術),討議能力を修得する。
本校教育目標 ① ものづくり能力
本校教育目標 ② 基礎学力
本校教育目標 ③ 問題解決能力

教育方法等

概要:
本科目では、前半に鉄筋コンクリート造建築物及び鉄骨建築物のトレースを行い、両建築構造物の基本的な構造形態を学ぶとともに、その製図法を習得する。後半は建築透視図(パース)の書き方と技術を学ぶ。小規模な建築物の透視図を作成することを通じて、設計製図におけるプレゼンテーション力の向上を図る。
授業の進め方・方法:
前半はトレース課題、後半は透視図法について作成方法を習得する。
注意点:
提出期限を厳守すること。病気などの特例を除き,期限以降の提出は一切認めない。特例の場合は診断書などを提出すること。

選択必修の種別・旧カリ科目名

選択必修1

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 鉄筋コンクリート造建築物のトレース(平面図) 鉄筋コンクリート造の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
2週 鉄筋コンクリート造建築物のトレース(平面図) 鉄筋コンクリート造の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
3週 鉄筋コンクリート造建築物のトレース(平面図) 鉄筋コンクリート造の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
4週 鉄筋コンクリート造建築物のトレース(立・断面図) 鉄筋コンクリート造の建築物の立面図・断面図を正しくトレースすることができる
5週 鉄筋コンクリート造建築物のトレース(立・断面図) 鉄筋コンクリート造の建築物の立面図・断面図を正しくトレースすることができる
6週 鉄骨建築物のトレース(平面図) 鉄骨造の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
7週 鉄骨建築物のトレース(平面図) 鉄骨造の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
8週 鉄骨建築物のトレース(立・断面図) 鉄骨造の建築物の立面図・断面図を正しくトレースすることができる
2ndQ
9週 透視図作成(透視図法の練習) 透視図法について理解し、正しく描画することができる
10週 透視図作成(彩色の練習) 透視図法について理解し、影も含めた着彩方法を習得できる
11週 透視図作成(建築パースの下書き) 透視図法を用いた建築パースを描くことができる
12週 透視図作成(建築パースの下書き) 透視図法を用いた建築パースを描くことができる
13週 透視図作成(建築パースの彩色) 透視図法を用いた建築パースを着彩することができる
14週 透視図作成(建築パースの作成) これまでの学習を踏まえて、自身の力でパースを描く手法を理解できる
15週 透視図作成(建築パースの作成) これまでの学習を踏まえて、自身でパースを描き、着彩することができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。4前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

課題課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100