木質構造

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 木質構造
科目番号 52202 科目区分 専門 / 選択必修6
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「最初に学ぶ木造住宅の構造計画」日本住宅・木材技術センター,「建物の構造―やさしく技術を学ぶ―」大成出版/配布資料
担当教員 山田 耕司

到達目標

(ア)木造建築での各部位の材種や基本寸法をあげることができる。
(イ)木造建築の耐久性に関する注意事項を説明できる。
(ウ)木造住宅の耐震・耐風設計について説明できる。
(エ)部材設計と接合部設計の要点を説明できる。
(オ)木造住宅の耐震診断について説明できる。
(カ)住宅などの品質確保に関する法律の概要を知っている。

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(不可)
評価項目(ア)木造建築での各部位の材種や基本寸法を設定できる。木造建築での各部位の材種や基本寸法をあげることができる。木造建築での各部位の材種や基本寸法をあげることができない。
評価項目(イ)(カ)木造建築の耐久性に関する注意事項を数字を含めて説明できる。木造建築の耐久性に関する注意事項を説明できる。木造建築の耐久性に関する注意事項を説明できない。
評価項目(ウ)(エ)(オ)木造住宅の耐震・耐風設計について計算できる。木造住宅の耐震・耐風設計,部材設計,接合部設計,について説明できる。木造住宅の耐震・耐風設計,部材設計,接合部設計,について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B2 建築分野の必要な基礎的知識や技術を修得する。
本校教育目標 ② 基礎学力

教育方法等

概要:
この講義では、木造建築の詳細について学ぶ。構造材についての基本的な材種の使い分けや各部材の基本的な寸法を学ぶ。また、壁・開口部・屋根仕上げといった各部の構成を知り、木造建築の構造の基本的な全容を理解させる。さらに、木造建築を釣り合いのとれた構造にするために、木造建築の構造計算のための基礎知識を学習する。
授業の進め方・方法:
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 木質構造の特質:材種、構法 材種を説明できる
2週 木質構造の特質:材種、構法 材種を説明できる
3週 木質構造の耐久性 耐久性を説明できる
4週 構造設計と長期荷重、短期荷重 荷重の種類を説明できる
5週 構造設計と長期荷重、短期荷重 荷重の種類を説明できる
6週 木造住宅の耐震・耐風設計(壁倍率と壁量) 壁量計算ができる
7週 木造住宅の耐震・耐風設計(壁倍率と壁量) 壁量計算ができる
8週 木造住宅の耐震・耐風設計(壁倍率と壁量) 壁量計算ができる
4thQ
9週 木造住宅の耐震・耐風設計(壁倍率と壁量) 壁量計算ができる
10週 構造要素と接合部の安全確認:座屈・曲げ強度・引張強度 接合部設計について説明できる
11週 構造要素と接合部の安全確認:座屈・曲げ強度・引張強度 接合部設計について説明できる
12週 木造住宅の耐震診断 耐震診断を説明できる
13週 木造住宅の耐震診断 耐震診断を説明できる
14週 木造住宅などの品質確保に関する法律 品確法を説明できる
15週 木造住宅などの品質確保に関する法律 品確法を説明できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野構造建築構造の成り立ちを説明できる。3後1
建築構造(W造、RC造、S造、SRC造など)の分類ができる。3後1
骨組構造物に作用する荷重の種類について説明できる。3後4,後5
木構造の特徴・構造形式について説明できる。3後1
木材の接合について説明できる。3後10,後11

評価割合

定期試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100