建築設計製図ⅣA

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 建築設計製図ⅣA
科目番号 54101 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 特に指定しない/建築関係の雑誌(新建築、建築文化、SD、A+U等)、コンパクト建築設計資料集成(日本建築学会)
担当教員 竹下 純治,縄田 諒

到達目標

(ア)エスキースによる設計プロセスが十分になされている。
(イ)発想、コンセプトが豊かである。
(ウ)図面の密度があり、内容、表現が適切である。
(エ)各室の機能や規模が平面計画として、適切にまとめられている。
(オ)スタディ模型が十分に検討されたものであり、構想と空間を確認できるものである。
(カ)プレゼンテーション(作品発表)によって、設計の意図を十分に伝達することが出来、また、質疑に対し適切な説明が出来る。
(キ)与えられた期間内に課題を作成する計画をたて、提出できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目(ア)調査の上、要求される空間特性や形態的特徴などの条件を理解し、斬新なコンセプトを創出できる。調査の上、要求される空間特性や形態的特徴などの条件を理解し、コンセプトを創出できる。調査の上、要求される空間特性や形態的特徴などの条件を理解し、コンセプトを創出できない。
評価項目(イ)既得の知識・イメージにとらわれず、質の高い建築空間を発想し、それらを美しく表現できる。既得の知識・イメージにとらわれず、建築空間を発想し、それらを表現できる。既得の知識・イメージにとらわれず、建築空間を発想、表現することができない。
評価項目(ウ)空間相互の機能的なつながりを理解したうえで、合理的な空間構成を美しく作成することができる。空間相互の機能的なつながりを理解したうえで、合理的な空間構成を作成することができる。空間相互の機能的なつながりを理解したうえで、合理的な空間構成を作成することができない。
評価項目(エ)各室の機能や規模が平面計画として、適切にまとめられている。各室の機能や規模が平面計画として、まとめられている。各室の機能や規模が平面計画として、まとめられていない。
評価項目(オ)スタディ模型が十分に検討されたものであり、構想と空間を確認できるものである。スタディ模型が検討されたものであり、構想と空間を確認できるものである。スタディ模型が検討されたものではなく、構想と空間を確認できるものではない。
評価項目(カ)プレゼンテーション(作品発表)によって、設計の意図を十分に伝達することが出来、また、質疑に対し適切な説明が出来る。プレゼンテーション(作品発表)によって、設計の意図を伝達することが出来、また、質疑に対し説明が出来る。プレゼンテーション(作品発表)によって、設計の意図を伝達することが出来ず、また、質疑に対し説明が出来ない。
評価項目(キ)与えられた期間内に課題を作成する計画をたて、提出できる。与えられた期間内に課題を提出できる。与えられた期間内に課題を提出できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 社会の変化・要請を捉えて、問題を分析・抽出し,様々な条件の下,専門知識・技術を用いて,問題を解決するもしくは新たな提案を発する能力を修得する。
学習・教育到達度目標 B2 建築分野の必要な基礎的知識や技術を修得する。
学習・教育到達度目標 C2 図面判読能力および,設計意図・内容を十分に伝達できる説明力とプレゼンテーション力(記述・作図技術や模型製作技術),討議能力を修得する。
学習・教育到達度目標 D1 日本語により論理的な記述、口頭発表、討議等ができる。
JABEE a 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
JABEE c 数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力
JABEE d 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
JABEE e 種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
JABEE f 論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力
JABEE g 自主的、継続的に学習する能力
JABEE h 与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力
本校教育目標 ① ものづくり能力
本校教育目標 ② 基礎学力
本校教育目標 ③ 問題解決能力
本校教育目標 ④ コミュニケーション能力

教育方法等

概要:
この科目は企業で建築意匠設計を担当していた教員が、その経験を活かし、建築物の設計手法等について演習形式で授業を行うものである。第1課題は全国高専デザインコンペのテーマにそった課題とし、発想力、表現力豊かな作品づくりを目標として設計を行う。第2課題は4年次開講科目 「建築計画Ⅲ」で講義する[地域施設・都市施設]に対応して、保育園や老人福祉センター等の地域施設の設計を行う。こどもと大人の寸法と空間の関係や、バリアフリーを考慮し、利用者と管理運営者の立場を考慮した計画・設計力を養うことを目的とする。また、設計に必要な高度な知識を習得し図面化するとともに、プレゼンテーション力の充実化を目標とする。
授業の進め方・方法:
注意点:
提出期限を厳守すること。病気などの特例を除き,期限以降の提出は一切認めない。特例の場合は診断書などを提出すること。

選択必修の種別・旧カリ科目名

選択必修1

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第1課題ガイダンス:課題説明(課題の意図、設計課題の中での位置づけ、敷地、構造、規模、提出物、スケジュール) 上記(ア)(イ)
2週 エスキースおよびチェック、スタディ模型作成、エスキース提出 上記(ア)(イ)
3週 エスキースおよびチェック、スタディ模型作成、エスキース提出 上記(ア)(イ)
4週 エスキースおよびチェック、スタディ模型作成、エスキース提出 上記(ア)(イ)
5週 図面・模型作成 上記(ゥ)-(カ)
6週 図面・模型作成 上記(ゥ)-(カ)
7週 図面・模型作成 上記(ゥ)-(カ)
8週 講評会:各自で設計意図・工夫点・プレゼンテーションの意図などを発表、学生からの質疑 上記(キ)-(ヶ)
2ndQ
9週 第2課題ガイダンス:課題説明(課題の意図、設計課題の中での位置づけ、敷地、構造、規模、提出物、スケジュール) 上記(ア)(イ)
10週 エスキースおよびチェック、スタディ模型作成、エスキース提出 上記(ア)(イ)
11週 エスキースおよびチェック、スタディ模型作成、エスキース提出 上記(ア)(イ)
12週 エスキースおよびチェック、スタディ模型作成、エスキース提出 上記(ア)(イ)
13週 図面・模型作成 上記(ゥ)-(カ)
14週 図面・模型作成 上記(ゥ)-(カ)
15週 講評会:各自で設計意図・工夫点・プレゼンテーションの意図などを発表、学生からの質疑 上記(キ)-(ヶ)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題課題合計
総合評価割合5050100
専門的能力5050100