建築構造力学Ⅲ

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建築構造力学Ⅲ
科目番号 54103 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「建築構造力学Ⅱ」 坂口 理、須賀好富、窪田敏行編著 (学芸出版社)
担当教員 山田 耕司

到達目標

(ア)固定法について理解できる。
(イ)分割率、分配モーメント、到達モーメントの意味を理解できる。
(ウ)固定法を使って単純な不静定骨組の応力解析ができる。
(エ)完全弾塑性体、塑性断面係数、全塑性モーメント、塑性ヒンジの意味を理解できる。
(オ)骨組の崩壊機構と崩壊荷重について理解できる。
(カ)保有水平耐力および必要保有水平耐力の概念を理解できる。

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(不可)
評価項目(ア)(イ)(ウ)固定法で計算できる。固定法について理解できる。固定法を理解できない。
評価項目(エ)(オ)骨組の崩壊荷重を計算できる。骨組の崩壊機構と崩壊荷重について理解できる。骨組の崩壊機構と崩壊荷重について理解できない。
評価項目(カ)保有水平耐力を計算できる保有水平耐力および必要保有水平耐力の概念を理解できる保有水平耐力および必要保有水平耐力の概念を理解できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B3 建築分野の実社会に必要で役立つ知識や技術を応用して問題を解決する能力を修得する。
JABEE c 数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力
JABEE d 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
本校教育目標 ② 基礎学力

教育方法等

概要:
ここでは、不静定骨組の応力を求める数値的解析法の1つである固定法について学ぶ。次に現在構造設計に必要な崩壊荷重を求める塑性解析法について学ぶ。最後に、二次設計で必要な保有水平耐力および必要保有水平耐力の考え方を学ぶ。
授業の進め方・方法:
注意点:
継続的に授業内容の予習・復習を行うこと。

選択必修の種別・旧カリ科目名

選択必修5

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 たわみ角法による不静定構造物の解法
課題:前年の課題14~20の復習
たわみ角法を復習する
2週 たわみ角法による不静定構造物の解法
課題:前年の課題14~20の復習
たわみ角法を復習する
3週 固定法による応力算定方法:分割モーメント、到達モーメント、分割率の定義
課題:課題1~7による復習
固定法で理解する
4週 固定法による骨組の応力解析:有効剛比
課題:課題1~7による復習
固定法で計算できる
5週 固定法による骨組の応力解析:有効剛比
課題:課題1~7による復習
固定法で計算できる
6週 固定法による骨組の応力解析:有効剛比
課題:課題1~7による復習
固定法で計算できる
7週 骨組の塑性解析について概説:完全弾塑性体、塑性断面係数、全塑性モーメント、塑性ヒンジ
課題:課題8による復習
完全弾塑性体などの用語を理解する
8週 骨組の塑性解析について概説:完全弾塑性体、塑性断面係数、全塑性モーメント、塑性ヒンジ
課題:課題8による復習
完全弾塑性体などの用語を理解する
2ndQ
9週 骨組の崩壊機構と崩壊荷重
課題:課題9~10による復習
崩壊荷重を計算できる
10週 骨組の崩壊機構と崩壊荷重
課題:課題9~10による復習
崩壊荷重を計算できる
11週 骨組の崩壊機構と崩壊荷重
課題:課題9~10による復習
崩壊荷重を計算できる
12週 二次設計の考え方:層せん断力、保有水平耐力、必要保有水平耐力
課題:課題11による復習
保有水平耐力計算を理解する
13週 二次設計の考え方:層せん断力、保有水平耐力、必要保有水平耐力
課題:課題11による復習
保有水平耐力計算を理解する
14週 二次設計の考え方:層せん断力、保有水平耐力、必要保有水平耐力
課題:課題11による復習
保有水平耐力計算を理解する
15週 まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験課題合計
総合評価割合8020100
専門的能力8020100