都市計画Ⅰ

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 都市計画Ⅰ
科目番号 54202 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「都市の計画と設計」小島勝衛監修(共立出版)/適宜資料等を配布
担当教員 大森 峰輝

到達目標

(ア)都市の形成過程、それに伴って露呈した都市問題について説明できる。
(イ)法定都市計画の概要を説明できる。
(ウ)近代都市の形成に大きな影響を与えた代表的な都市計画思想について説明できる。
(エ)欧米の都市計画の概要について説明できる。
(オ)都市計画の沿革を、都市計画法の成立・変遷過程とからめて説明できる。
(カ)都市基本計画の枠組み、目標を作成するために、どのような調査が行われているかを説明できる。
(キ)土地利用計画、交通計画、公園・緑地計画、防災計画、住宅地計画に関する基本的用語、事項を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(ア)都市の形成過程、それに伴って露呈した都市問題について説明できる。都市の形成過程、それに伴って露呈した都市問題についての概要を説明できる。都市の形成過程、それに伴って露呈した都市問題について説明できない。
評価項目(イ)法定都市計画の概要を説明できる。法定都市計画の基本的事項を説明できる。法定都市計画の基本的事項を説明できない。
評価項目(ウ)近代都市の形成に大きな影響を与えた代表的な都市計画思想について説明できる。近代都市の形成に大きな影響を与えた代表的な都市計画思想についての概要を説明できる。近代都市の形成に大きな影響を与えた代表的な都市計画思想について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B2 建築分野の必要な基礎的知識や技術を修得する。
本校教育目標 ② 基礎学力

教育方法等

概要:
都市計画に関する基礎的でかつ重要な事項について、諸外国の事例も含めて広範囲に取り上げる。都市に生活し仕事をする人々が快適に過ごしていく場として、その都市がどのように計画されているかを多角的な視点から学習する。また、そのための調査や分析等についても言及する。
授業の進め方・方法:
注意点:
(自学自習内容)授業内容に該当する項目について、科目担当教員の薦める文献等て予め調べてくること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 都市の概念:概念と定義、都市機能、都市化と都市問題 上記(ア)
2週 都市の概念:概念と定義、都市機能、都市化と都市問題 上記(ア)
3週 都市計画の定義と理念:法定都市計画の内容、建築と都市計画、理想都市 上記(イ)
4週 都市計画の定義と理念:法定都市計画の内容、建築と都市計画、理想都市 上記(イ)
5週 都市計画の定義と理念:法定都市計画の内容、建築と都市計画、理想都市 上記(イ)
6週 近代都市計画の変遷:近代都市計画のエポック(都市計画思潮)、近代都市計画の現代への影響 上記(ウ)
7週 近代都市計画の変遷:近代都市計画のエポック(都市計画思潮)、近代都市計画の現代への影響 上記(ウ)(エ)
8週 近代都市計画の変遷:近代都市計画のエポック(都市計画思潮)、近代都市計画の現代への影響 上記(ウ)(エ)
4thQ
9週 地域総合計画と都市基本計画:国土計画、都道府県・市町村計画 上記(オ)
10週 都市計画マスタープラン:マスタープランの概要と策定手順・方法 上記(オ)
11週 都市計画マスタープラン:マスタープランの概要と策定手順・方法 上記(オ)
12週 都市基本計画の概要:土地利用計画、交通計画、公園・緑地計画、防災計画、住宅地計画 上記(カ)(キ)
13週 都市基本計画の概要:土地利用計画、交通計画、公園・緑地計画、防災計画、住宅地計画 上記(カ)(キ)
14週 都市基本計画の概要:土地利用計画、交通計画、公園・緑地計画、防災計画、住宅地計画 上記(カ)(キ)
15週 後期の総まとめ 上記(ア)(イ)(ウ)(エ)(オ)(カ)(キ)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。3後1,後2,後10
近現代都市の特質と課題について説明できる。3後2,後10
近代の都市計画論について説明できる。3後6,後7
現代にいたる都市計画論について説明できる。3後6,後7
市街地形成と都市交通のあり方について説明できる。2後12,後13
街路計画の手法と理念について説明できる。2後12,後13
日本の土地利用計画の仕組みについて説明できる。2後3,後4,後9
方法・制度の変遷について説明できる。2後9,後10
景観形成・風景計画、用途・形態規制の仕組みについて説明できる。1後14,後15
市街地を開発する仕組みについて説明できる。3後3,後15
土地区画整理事業について説明できる。3後3,後5
市街地再開発事業について説明できる。3後4,後5
地区計画制度について説明できる。3後4,後5
建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。2後5
都市と農村の計画について説明できる。3後1,後2
都市・地区・地域・建築物の規模に応じた防災に関する計画、手法などを説明できる。3後12,後14

評価割合

中間試験定期試験課題合計
総合評価割合305020100
専門的能力305020100