建築計画Ⅳ

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 建築計画Ⅳ
科目番号 54203 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 「初学者の建築講座 建築計画(改訂版)」佐藤考一ほか(市ヶ谷出版社)/適宜資料等を閲覧・配布、「コンパクト建築設計資料集成」日本建築学会 編(丸善)
担当教員 亀屋 惠三子

到達目標

(ア)人間の行動や認知の特性を説明できる。
(イ)人間の行動や認知の特性を踏まえた建築計画について説明できる。
(ウ)外部空間の計画、サイン計画、エレベータ計画、駐車場計画に関する注意点が説明できる。
(エ)ユニバーサルデザイン、ワークショップの意義や手法について説明できる。
(オ)転用再生、コンパクトシティの特徴を説明できる。

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(不可)
評価項目(ア)人間の行動や認知の特性について問題点を整理し、論述することができる。人間の行動や認知の特性を説明できる。人間の行動や認知の特性を説明できない。
評価項目(イ)人間の行動や認知の特性を踏まえた建築計画について問題点を整理し、論述することができる。人間の行動や認知の特性を踏まえた建築計画について説明できる。人間の行動や認知の特性を踏まえた建築計画について説明できない。
評価項目(ウ)外部空間の計画、サイン計画、エレベータ計画、駐車場計画に関する問題点を整理し、論述することができる。外部空間の計画、サイン計画、エレベータ計画、駐車場計画に関する注意点が説明できる。外部空間の計画、サイン計画、エレベータ計画、駐車場計画に関する注意点が説明できない。
評価項目(エ)(エ)ユニバーサルデザイン、ワークショップの意義や手法について整理し、論述することができる。ユニバーサルデザイン、ワークショップの意義や手法について説明できる。ユニバーサルデザイン、ワークショップの意義や手法について説明できない。
評価項目(オ)転用再生、コンパクトシティの特徴を整理し、論述することができる。転用再生、コンパクトシティの特徴を説明できる。転用再生、コンパクトシティの特徴を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B3 建築分野の実社会に必要で役立つ知識や技術を応用して問題を解決する能力を修得する。
本校教育目標 ② 基礎学力

教育方法等

概要:
人間と環境の関わりという観点に基づいた建築計画の理論や方法は、多くの建築物の設計において共通しており、よりよい建築空間をつくるためにそれらを理解する必要がある。キーワード解説や理論が反映された建築事例を紹介することで、様々な社会的課題を解決する新しい建築モデルや、生活の質を高める環境要素について考える基礎的知識を身につける。
授業の進め方・方法:
注意点:
建築計画Ⅲを修得していることが望ましい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 人間の行動①:パーソナルスペース、テリトリー、空間認知 人間の行動に関わるパーソナルスペースやテリトリーの意味を理解できる
2週 人間の行動①:パーソナルスペース、テリトリー、空間認知 人間の行動に関わるパーソナルスペースやテリトリーが建築計画にどのような影響を与えるのかを理解できる
3週 人間の行動①:パーソナルスペース、テリトリー、空間認知 人間の行動に関わる空間認知の仕組み、理解の方法の手順、行動特性について理解できる
4週 人間の行動②:動線、シークエンス、アクティビティ、居場所 人間の行動に関わる空間動線、疾患や障害特性に応じた行動について理解できる
5週 人間の行動②:動線、シークエンス、アクティビティ、居場所 人間の行動に関わるシークエンスやアクティビティが場所の特性にどのように影響を受けるのか理解できる
6週 人間の行動②:動線、シークエンス、アクティビティ、居場所 人間の行動に関わる環境行動学について理解できる
7週 人間の行動②:動線、シークエンス、アクティビティ、居場所 人間の行動に関わる居場所の取り方、状況に応じた環境心理について理解できる
8週 設計方法①:外部空間の計画、サイン計画、エレベータ計画、駐車場計画 医療施設におけるサイン計画やエレベーター計画などについて理解できる
4thQ
9週 設計方法①:外部空間の計画、サイン計画、エレベータ計画、駐車場計画 福祉施設におけるサイン計画やエレベーター計画などについて理解できる
10週 設計方法①:外部空間の計画、サイン計画、エレベータ計画、駐車場計画 公共施設(図書館・美術館・劇場)におけるサイン計画やエレベーター計画などについて理解できる
11週 設計方法①:外部空間の計画、サイン計画、エレベータ計画、駐車場計画 公共施設(学校)におけるサイン計画やエレベーター計画などについて理解できる
12週 設計方法②:ユニバーサルデザイン、ワークショップ ユニバーサルデザインの意味や使用事例について理解できる
13週 設計方法②:ユニバーサルデザイン、ワークショップ ワークショップの方法論について理解できる
14週 環境への配慮:転用再生、コンパクトシティ 転用再生の意味や具体事例を理解することができる
15週 環境への配慮:転用再生、コンパクトシティ コンパクトシティの意味と効用について理解することができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テスト課題合計
総合評価割合603010100
専門的能力603010100