建築学ゼミナール

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建築学ゼミナール
科目番号 54231 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 1級建築士スピード学習帳(エクスナレッジ)
担当教員 鈴木 健次,大森 峰輝,今岡 克也,三島 雅博,山田 耕司,竹下 純治,前田 博子,亀屋 惠三子,森上 伸也,白田 太

到達目標

(ア)多角的なものの見方と、批判的思考力を身につけることができる。
(イ)明確な問題意識を持つことができる。また、それを文章として要約し、説明できる。
(ウ)自ら資料を収集・勉強し、文章や図表などを用いてまとめることができる。
(エ)論文の書き方を理解する。
(オ)学習内容をまとめて口頭で説明し、質疑に答えることができる。
(カ)発表内容について質問することができる。
(キ)指導教員との対話することにより、ゼミでの作業内容を向上させることができる。
(ク)ゼミでの作業を計画的に進めることができる。
(ケ)企業活動を理解し,技術者倫理の基礎知識を説明できる。
(コ)建築の基礎知識を説明できる。

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(不可)
評価項目(ア)(イ)多角的なものの見方と明確な問題意識を持つことができる。また、それを文章として要約し、説明できる。多角的なものの見方と明確な問題意識を持つことができる。多角的なものの見方と明確な問題意識を持つことができない。
評価項目(ウ)(エ)(キ)(ク)指導教員の指導下で、自ら資料を収集・勉強し、文章や図表などを用いてまとめることができる。指導教員の指導下で、自ら資料を収集・勉強することができる。指導教員の指導下で、自ら資料を収集・勉強することができない。
評価項目(オ)(カ)学習内容をまとめて口頭で説明し、質疑に答えることができる。学習内容をまとめて口頭で説明できる。学習内容をまとめて口頭で説明できない。
評価項目(ケ)企業活動を理解し,技術者倫理の基礎知識を説明できる。企業活動を理解し,技術者倫理の基礎知識を知っている。企業活動を理解し,技術者倫理の基礎知識を知らない。
評価項目(コ)建築の基礎知識を説明できる。建築の基礎知識を知っている。建築の基礎知識を知らない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 社会の変化・要請を捉えて、問題を分析・抽出し,様々な条件の下,専門知識・技術を用いて,問題を解決するもしくは新たな提案を発する能力を修得する。
学習・教育到達度目標 D1 日本語により論理的な記述、口頭発表、討議等ができる。
JABEE e 種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
JABEE f 論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力
JABEE g 自主的、継続的に学習する能力
本校教育目標 ① ものづくり能力
本校教育目標 ④ コミュニケーション能力

教育方法等

概要:
5年次の卒業研究の準備段階に位置づけられる科目である。卒業研究および卒業設計に備えて、研究(設計)の進め方、資料の収集方法、実験の基本的手法、論文の書き方などを習得し、各人の研究テーマおよび設計テーマを決める。テーマの決定の際には、社会の変化や要請を的確に捉え、その状況に問題意識を持って取り組むことが求められる。自ら興味を持ってそのテーマと取り組み、5年次に卒業研究に入った際、戸惑わないための基礎的な創造力と実践力の育成を目的とする。
授業の進め方・方法:
受講生は,担当者より指導を受け,自ら主体的に各自の研究テーマに取り組む。研究成果は,概要集にまとめ,さらに教職員ならびに学生の前で研究成果を発表する。(授業内容・方法は以下を参照)
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 技術者倫理,環境倫理,国際貢献・地域貢献,知的財産,法令順守,技術史,持続可能性
研究のすすめかた:研究および設計の必要性・重要性への意識を喚起
上記(ア)(イ)(ケ)
2週 建築計画の基礎知識(寸法体系,居住系施設,教育・福祉系施設,文化・交流系施設,医療・業務系施設,建築計画・設計,近現代史,西洋建築史,日本建築史)
研究(設計)テーマの検討:各研究室の過去の研究テーマの提示と輪読
上記(ア)(イ)(エ)(コ)
3週 建築計画の基礎知識(都市計画,近現代都市計画史,都市交通と街路計画,市街地の開発・再開発・規制,地区計画)
資料の集め方・論文の組立て方:幅広い学問領域の中での研究テーマの位置づけ
上記(ア)-(エ),(コ)
4週 建築環境・設備の基礎知識(環境計画,屋外環境,都市環境,日照・日射環境)
資料の集め方・論文の組立て方:幅広い学問領域の中での研究テーマの位置づけ
上記(ア)-(エ),(コ)
5週 建築環境・設備の基礎知識(光環境,色彩環境,熱環境,湿度,空気環境,音環境)
テーマに関する基本的学習:興味を持てる研究テーマを各自選択し組立てる
上記(ア)-(ク),(コ)
6週 建築環境・設備の基礎知識(給排水衛生設備,空気調和・換気設備,電気設備,防災設備,エネルギー,設備計画)
テーマに関する基本的学習:興味を持てる研究テーマを各自選択し組立てる
上記(ア)-(ク),(コ)
7週 建築構造・材料の基礎知識(建築材料概論,木材,セメント・コンクリート,金属材料,内外装材料,コンクリート工事,鉄筋工事)
テーマに関する基本的学習:興味を持てる研究テーマを各自選択し組立てる
上記(ア)-(ク),(コ)
8週 建築構造・材料の基礎知識(力のつり合い,断面の性質,応力とひずみ,トラス,梁の力学,柱の力学,ラーメン,仕事、エネルギー法,不静定構造物)
テーマに関する基本的学習:興味を持てる研究テーマを各自選択し組立てる
上記(ア)-(ク),(コ)
4thQ
9週 建築構造・材料の基礎知識(建築構造設計の概要,荷重,木構造,鋼構造の概要・部材設計・継手・仕口・柱脚,鉄筋コンクリート構造の概要・部材設計,基礎構造,地震現象)
テーマに関する基本的学習:興味を持てる研究テーマを各自選択し組立てる
上記(ア)-(ク),(コ)
10週 テーマに関する基本的学習:興味を持てる研究テーマを各自選択し組立てる 上記(ア)-(ク)
11週 発表および討論:自分の考えをまとめ、プレゼンテーション・発表し、質疑に答える 上記(ア)-(ク)
12週 発表および討論:自分の考えをまとめ、プレゼンテーション・発表し、質疑に答える 上記(ア)-(ク)
13週 発表および討論:自分の考えをまとめ、プレゼンテーション・発表し、質疑に答える 上記(ア)-(ク)
14週 発表および討論:自分の考えをまとめ、プレゼンテーション・発表し、質疑に答える 上記(ア)-(ク)
15週 発表および討論:自分の考えをまとめ、プレゼンテーション・発表し、質疑に答える 上記(ア)-(ク)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題課題発表合計
総合評価割合6040100
専門的能力6040100