建築設計製図ⅡA

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 建築設計製図ⅡA
科目番号 52122 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 「名作住宅で学ぶ建築製図」 藤木庸介編著(学芸出版社)、「ラクラク建築模型マニュアル」(エクスナレッジ)/「誰でもできる住まいの模型1・2・3」(経済調査会)、「図解すまいの寸法・計画事典」(彰国社)等
担当教員 亀屋 惠三子

到達目標

(ア)木造の1/50程度の平面図を描くことができる。
(イ)ドローイング手法を用いて図面表現することができる。
(ウ)室内の家具や日常の行為に関わる寸法が理解できる。
(エ)展開図を描くことができる。
(オ)平面図と展開図から建築空間を立体として理解し、その模型を作成することができる。
(カ)コンセプトが明確で、図面および模型によって、それを十分に表現できる。
(キ)建築物に関する初歩的なプレゼンテーションができる。

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(不可)
評価項目(ア)鉄筋・鉄骨の1/50程度の平面図を線の濃淡を付け、正しい寸法のもと、美しく描画することができる。鉄筋・鉄骨の1/51程度の平面図を線の濃淡を付け、正しい寸法のもとで描画することができる。鉄筋・鉄骨の1/50程度の平面図を描くことができない。
評価項目(イ)ドローイング手法を理解し、正しい焦点のもとで、美しく工夫を凝らした建築物を描画できる。ドローイング手法を理解し、正しい焦点のもとで、美しい建築物を描画できる。ドローイング手法を用いて図面表現することができない。
評価項目(ウ)室内の家具や日常の行為に関わる寸法を理解し、それに沿った正しい大きさを図面で表現することができる。室内の家具や日常の行為に関わる寸法を理解し、図面で表現することができる。室内の家具や日常の行為に関わる寸法が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前半は次の2つの内容から成る。 前期の建築設計製図ⅠAで行った木造住宅の1/100のトレースに引き続き、より詳細を表現する縮尺で平面図を描く。また建築空間表現法であるドローイングの手法を習得する。後半は、初歩の空間設計としてインテリアの設計を行う。ここでは、空間と行為・モノとの関係を理解し、コンセプトに沿って設計することを学び、プレゼンテーション能力を身に付ける。さらにモデリングにおいては、平面図・展開図など2次元表現である図面から模型を作ることによって、2次元の図面を立体的に把握し、図面と実際の建築空間との関係を理解する。
授業の進め方・方法:
注意点:
提出期限を厳守すること。病気などの特例を除き,期限以降の提出は一切認めない。特例の場合は診断書などを提出すること。_x000D_前半課題の内訳[トレース課題90%、学科主催建築見学研修会のレポート10%]、後半課題の内訳[模型40%、図面60%]

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 鉄筋コンクリート造建築物のトレース(平面図) 鉄筋コンクリート造の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
2週 鉄筋コンクリート造建築物のトレース(平面図) 鉄筋コンクリート造の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
3週 鉄筋コンクリート造建築物のトレース(平面図) 鉄筋コンクリート造の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
4週 鉄筋コンクリート造建築物のトレース(立・断面図) 鉄筋コンクリート造の建築物の立面図・断面図を正しくトレースすることができる
5週 鉄筋コンクリート造建築物のトレース(立・断面図) 鉄筋コンクリート造の建築物の立面図・断面図を正しくトレースすることができる
6週 鉄骨建築物のトレース(平面図) 鉄骨造の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
7週 鉄骨建築物のトレース(平面図) 鉄骨造の建築物の平面図を正しくトレースすることができる
8週 鉄骨建築物のトレース(立・断面図) 鉄骨造の建築物の立面図・断面図を正しくトレースすることができる
2ndQ
9週 透視図作成(透視図法の練習) 透視図法について理解し、正しく描画することができる
10週 透視図作成(彩色の練習) 透視図法について理解し、蔭も含めた着彩方法を習得できる
11週 透視図作成(建築パースの下書き) 透視図法を用いた建築パースを描くことができる
12週 透視図作成(建築パースの下書き) 透視図法を用いた建築パースを描くことができる
13週 透視図作成(建築パースの彩色) 透視図法を用いた建築パースを着彩することができる
14週 透視図作成(コンピューターを使用した建築パースの作成) コンピューターを用いてパースを描く手法を理解できる
15週 透視図作成(コンピューターを使用した建築パースの作成) コンピューターを用いてパースを描き、着彩することができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100