到達目標
(ア)住宅の各室のレイアウトや空間の配置の工夫と、その心理的あるいは機能的効果について理解している。
(イ)住宅内の交通動線となる箇所の機能・役割と寸法の基準(法規や建物用途による違い)を知っている。
(ウ)住宅のインテリア空間と人間の動作との関係を理解している。
(エ)建築の各部における「納まり」の役割を理解している。
(オ)人が集合して住むことの原理と、歴史的事例に見られる集合の形態について知識を有している。
(カ)住宅地計画の歴史的展開について知っている。
(キ)集合住宅の計画条件の概要を理解している。
(ク)試験の問に対し、論理的な思考に基づいて考えをまとめることができ、文章を使ってその考えを論理的かつ正確に伝わるよう表現 することができる。
ルーブリック
| 最低限の到達レベルの目安(可) | | |
評価項目(ア) | 住宅の各室のレイアウトや空間の配置の工夫と、その心理的あるいは機能的効果について理解している。 | | |
評価項目(イ) | 住宅内の交通動線となる箇所の機能・役割と寸法の基準(法規や建物用途による違い)を知っている。 | | |
評価項目(ウ) | 住宅のインテリア空間と人間の動作との関係を理解している。 | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科目では、「建築計画Ⅰ」に引き続き住宅建築を中心として講義し、建築計画の基本を学ぶ。前半は住宅建築の各部の計画を中心に、室の機能や空間の配置の工夫によって受ける人間の心理的関係について学ぶ。次に、住宅の内装をとりあげ、人と空間、モノ、光との関係について理解すると共に、部材や仕上げの「納まり」について学ぶ。後半は集合住宅を取り上げ、人が集まって住むことの原理やその目的について学ぶと共に、産業革命以降に住民の立場に立って計画された新住宅地計画や、日本でのニュータウン計画などについて学び、現在の集合住宅や都市計画について考える。
授業の進め方・方法:
注意点:
建築計画Ⅰを受講していることを受講条件とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
住宅各部の計画(寝室[夫婦寝室、子供室、老人室]、居間・食事室、空間の構成・組み合わせと人間関係・心理) |
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2週 |
住宅各部の計画(寝室[夫婦寝室、子供室、老人室]、居間・食事室、空間の構成・組み合わせと人間関係・心理) |
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3週 |
住宅各部の計画(台所[調理、設備]、便所、浴室、洗面所[換気、採光]) |
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4週 |
住宅各部の計画(台所[調理、設備]、便所、浴室、洗面所[換気、採光]) |
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5週 |
住宅各部の計画(玄関、廊下、階段、斜路[寸法の基準と法規]) |
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6週 |
住宅各部の計画(玄関、廊下、階段、斜路[寸法の基準と法規]) |
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7週 |
インテリア空間(インテリア空間と人間工学) |
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8週 |
インテリア空間(内装[納まり]、家具、照明、建築における光と影) |
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4thQ |
9週 |
インテリア空間(内装[納まり]、家具、照明、建築における光と影) |
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10週 |
集合住宅の歴史的展開(集合の原理、集合単位と共同空間、共同住宅の原型) |
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11週 |
集合住宅の歴史的展開(集合の原理、集合単位と共同空間、共同住宅の原型) |
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12週 |
集合住宅計画論の展開(新住宅地の計画論) |
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13週 |
集合住宅計画論の展開(新住宅地の計画論) |
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14週 |
集合住宅の意義(集合住宅の目的、種類) |
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15週 |
集合住宅の全体計画(敷地、配置、平面計画) |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | レポート | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 20 | 20 | 100 |
専門的能力 | 60 | 20 | 20 | 100 |