建築材料実験

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 建築材料実験
科目番号 54302 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 適宜配布する資料/参考資料:「建築材料実験用教材」(日本建築学会) 「構造材料実験法」谷川恭雄他(森北出版) その他、建築材料・構造力学に関する本
担当教員 山本 貴正

到達目標

(ア)正しくデータを取り扱い、形式にのっとったレポートを書くことができる。
(イ)木材の変形性状を理解し、試験方法を説明できる。
(ウ)鉄筋の変形性状を理解し、試験方法を説明できる。
(エ)セメントの性質を理解し、試験方法を説明できる。
(オ)骨材の性質を理解し、試験方法を説明できる。
(カ)コンクリートの性質を理解し、試験方法を説明できる。
(キ)RCの施工方法および試験方法を説明できる。
(ク)RCはりの理論的な計算ができる。

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(不可)
評価項目(ア)正しくデータを取り扱い、形式にのっとったレポートを書くことができる。正しくデータを取り扱い、レポートを書くことができる。正しくデータを取り扱い、レポートを書くことができない。
評価項目(イ)木材の変形性状を理解し、試験方法を説明できる。木材の変形性状を理解している。木材の変形性状を理解していない。
評価項目(ウ)鉄筋の変形性状を理解し、試験方法を説明できる。鉄筋の変形性状を理解している。鉄筋の変形性状を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では、今まで座学で学んだ内容を実験的により深く理解することを目的として、建築の主要材料である木材、鋼材、コンクリートおよびコンクリートの構成材料であるセメントと骨材についての各種試験を行う。またそれらの結果報告を行う。実験で、各種材料の特性を実体験することで、建築材料の理解を深めるとともに、正しい実験手順・方法を習得し、結果報告で、レポート・報告書の適切な書き方を学ぶ。
授業の進め方・方法:
受講生を2グループに分けて,各グループ,前期と後期に分けて,授業を実施する(授業方法・内容は以下を参照)。
注意点:
本科目は、「建築環境・構造実験」と同時間に開講し、受講者を2班に分けて、半期毎に2科目をローテーションして受講する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験内容・レポートの書き方 上記(ア)
2週 コンクリートの調合設計・骨材準備 上記(カ)
3週 フレッシュコンクリート・硬化コンクリートに関連する試験:空気量試験、スランプ試験、圧縮試験、割裂試験 上記(ア)(カ)
4週 フレッシュコンクリート・硬化コンクリートに関連する試験:空気量試験、スランプ試験、圧縮試験、割裂試験 上記(ア)(カ)
5週 木質試験:圧縮強度・ヤング係数の計測 上記(ア)(イ)
6週 鉄筋の引張試験 上記(ア)(ウ)
7週 モルタル試験:フロー試験、曲げ強度試験 上記(ア)(エ)
8週 モルタル試験:フロー試験、曲げ強度試験 上記(ア)(エ)
2ndQ
9週 セメント試験:密度試験、安定性試験 上記(ア)(エ)
10週 鉄筋コンクリート梁の理論計算説明 上記(ア)(ク)
11週 鉄筋コンクリート梁の製作:鉄筋配筋・コンクリート打設・脱型 上記(ア)(キ)
12週 鉄筋コンクリート梁の製作:鉄筋配筋・コンクリート打設・脱型 上記(ア)(キ)
13週 骨材試験:密度・吸水率試験、ふるい分け試験、実積率試験 上記(ア)(オ)
14週 骨材試験:密度・吸水率試験、ふるい分け試験、実積率試験 上記(ア)(オ)
15週 総括 上記(ア)-(ク)
16週
後期
3rdQ
1週 実験内容・レポートの書き方 上記(ア)
2週 コンクリートの調合設計・骨材準備 上記(カ)
3週 フレッシュコンクリート・硬化コンクリートに関連する試験:空気量試験、スランプ試験、圧縮試験、割裂試験 上記(ア)(カ)
4週 フレッシュコンクリート・硬化コンクリートに関連する試験:空気量試験、スランプ試験、圧縮試験、割裂試験 上記(ア)(カ)
5週 木質試験:圧縮強度・ヤング係数の計測 上記(ア)(イ)
6週 鉄筋の引張試験 上記(ア)(ウ)
7週 モルタル試験:フロー試験、曲げ強度試験 上記(ア)(エ)
8週 モルタル試験:フロー試験、曲げ強度試験 上記(ア)(エ)
4thQ
9週 セメント試験:密度試験、安定性試験 上記(ア)(エ)
10週 鉄筋コンクリート梁の理論計算説明 上記(ア)(ク)
11週 鉄筋コンクリート梁の製作:鉄筋配筋・コンクリート打設・脱型 上記(ア)(キ)
12週 鉄筋コンクリート梁の製作:鉄筋配筋・コンクリート打設・脱型 上記(ア)(キ)
13週 骨材試験:密度・吸水率試験、ふるい分け試験、実積率試験 上記(ア)(オ)
14週 骨材試験:密度・吸水率試験、ふるい分け試験、実積率試験 上記(ア)(オ)
15週 総括 上記(ア)-(ク)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
専門的能力100100