到達目標
(ア)地震のタイプとその発生メカニズムや特徴を説明できる。
(イ)明治以降の日本の被害地震の概要と,耐震設計法に与えた影響を説明できる。
(ウ)鉄骨系やコンクリート系建物の地震被害の特徴を説明できる。
(エ)木造系建物の地震被害の特徴を説明できる。
(オ)火山噴火の発生メカニズムと被害の軽減方法を説明できる。
(カ)津波の発生メカニズムと被害の軽減方法を説明できる。
(キ)台風や竜巻の発生メカニズムと被害の軽減方法を説明できる。
(ク)建物火災の発生メカニズムと被害の軽減方法を説明できる。
(ケ)延焼火災の原因と防止方法を説明できる。
ルーブリック
| 最低限の到達レベルの目安(可) | | |
評価項目(ア) | 地震のタイプとその発生メカニズムや特徴を説明できる。 | | |
評価項目(イ) | 明治以降の日本の被害地震の概要と,耐震設計法に与えた影響を説明できる。 | | |
評価項目(ウ) | 鉄骨系やコンクリート系建物の地震被害の特徴を説明できる。 | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この授業では,地震・火災・津波・風水害・火山噴火などの①災害の発生メカニズムや②過去の災害例と被害の特徴,③建物や都市をそれらの災害から守り,被害を軽減する方法について学ぶ。前半は教科書である「地震と建築防災工学」に沿って,地震を取り上げて,地震動に伴う建築物の被害と,津波や液状化などの災害について学ぶ。後半は,参考書である「防災工学」を用いて,火山噴火による災害,台風や竜巻などによる災害,建物火災や都市火災による災害について学ぶ。
授業の進め方・方法:
注意点:
授業後に必ず復習し,学習内容の理解を深めること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
地震の発生と地震波 :断層,アスペリティ,マグニチュード,震度,地震波,増幅効果 |
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2週 |
地震の発生と地震波 :断層,アスペリティ,マグニチュード,震度,地震波,増幅効果 |
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3週 |
建物の耐震設計法 :耐震規定の歴史,許容応力度設計,限界耐力設計 |
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4週 |
建物の耐震設計法 :耐震規定の歴史,許容応力度設計,限界耐力設計 |
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5週 |
鉄骨系建物の地震被害と耐震設計 :接合部,座屈,塑性 |
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6週 |
コンクリート系建物の地震被害と耐震設計 :ピロティ,せん断破壊,ねじれ振動 |
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7週 |
木質系建物の地震被害と耐震設計 :有効壁長さ,壁充足率,ねじれ振動 |
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8週 |
基礎構造の地震被害と耐震設計 :杭基礎,液状化,斜面崩壊 |
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2ndQ |
9週 |
津波による被害 :伝播速度,津波警報,避難場所 |
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10週 |
火山噴火による被害 :噴火種別,噴火予知 |
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11週 |
台風や竜巻による被害 :強風,高潮,洪水 |
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12週 |
台風や竜巻による被害 :強風,高潮,洪水 |
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13週 |
火災による被害 :フラッシュオーバー,防火材料,防火設備,耐火構造,防火地域,防火区画 |
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14週 |
火災による被害 :フラッシュオーバー,防火材料,防火設備,耐火構造,防火地域,防火区画 |
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15週 |
まとめ |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 中間試験 | 定期試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 50 | 20 | 100 |
専門的能力 | 30 | 50 | 20 | 100 |