高機能コンクリート

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 高機能コンクリート
科目番号 94017 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設工学専攻C 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しない/適宜プリントを配布する
担当教員 河野 伊知郎

到達目標

(ア)コンクリートの高性能化への基本原則を理解する。
(イ)コンクリートの高性能化のメカニズムと混和材料の役割を理解する。
(ウ)高強度化について理解し、高強度コンクリートを製造するための手法と対策を立てることができる。
(エ)高流動化について理解し、高流動コンクリートを製造するための手法と対策を立てることができる。
(オ)高耐久化について理解し、高耐久コンクリートを製造するための手法と対策を立てることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンクリートの高性能化への基本原則を理解し,説明できる。コンクリートの高性能化への基本原則を理解できる。コンクリートの高性能化への基本原則を理解できない。
評価項目2コンクリートの高性能化のメカニズムと混和材料の役割を理解し,説明できる。コンクリートの高性能化のメカニズムと混和材料の役割を理解できる。コンクリートの高性能化のメカニズムと混和材料の役割を理解できない。
評価項目3高強度化について理解し、高強度コンクリートを製造するための手法と対策を立てることができる。高強度化について理解できる。高強度化について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B2 工学の基礎理論に裏打ちされた専門知識を身につける
JABEE d 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
本校教育目標 ② 基礎学力

教育方法等

概要:
近年、コンクリートの需要の二一ズが多様化し、コンクリートにも高い付加価値が要求されるようになってきた。最近では、高強度,高耐久性,高靱性などの高い性能が要求されるのに加え、環境負荷の低減などの観点から新しい機能が求められている。従って、本講義では、このような要求に応えるべく開発されたいくつかのコンクリートを紹介するとともに、コンクリートの強度、施工性、耐久性等の向上策、及びその機構について学ぼうとするものである。
授業の進め方・方法:
注意点:
関数電卓を毎時間持参すること。_x000D_(自学自習内容)継続的に授業内容の予習・復習を行うこと。適宜、授業内容に関する課題(レポート)を課すので、決められた期日までに提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 コンクリートの高性能化への基本原則:構成要素と性能、セメントマトリックス相、分散粒子、境界相、空隙構造 構成要素と性能、セメントマトリックス相、分散粒子、境界相、空隙構造を理解する
2週 コンクリートの高性能化への基本原則:構成要素と性能、セメントマトリックス相、分散粒子、境界相、空隙構造 構成要素と性能、セメントマトリックス相、分散粒子、境界相、空隙構造を理解する
3週 コンクリートの高性能化への基本原則:構成要素と性能、セメントマトリックス相、分散粒子、境界相、空隙構造 構成要素と性能、セメントマトリックス相、分散粒子、境界相、空隙構造を理解する
4週 コンクリートの高性能化への基本原則:構成要素と性能、セメントマトリックス相、分散粒子、境界相、空隙構造 構成要素と性能、セメントマトリックス相、分散粒子、境界相、空隙構造を理解する
5週 コンクリートの高性能化のメカニズムと混和材料の役割:減水効果による高性能化、減水効果、潜在水硬性、高密度化、体積変化制御、流動性向上 減水効果による高性能化、減水効果、潜在水硬性、高密度化、体積変化制御、流動性向上を理解する
6週 コンクリートの高性能化のメカニズムと混和材料の役割:減水効果による高性能化、減水効果、潜在水硬性、高密度化、体積変化制御、流動性向上 減水効果による高性能化、減水効果、潜在水硬性、高密度化、体積変化制御、流動性向上を理解する
7週 コンクリートの高性能化のメカニズムと混和材料の役割:減水効果による高性能化、減水効果、潜在水硬性、高密度化、体積変化制御、流動性向上 減水効果による高性能化、減水効果、潜在水硬性、高密度化、体積変化制御、流動性向上を理解する
8週 コンクリートの高性能化のメカニズムと混和材料の役割:減水効果による高性能化、減水効果、潜在水硬性、高密度化、体積変化制御、流動性向上 減水効果による高性能化、減水効果、潜在水硬性、高密度化、体積変化制御、流動性向上を理解する
4thQ
9週 高強度化:高強度化へのアプローチ、減水による高強度化、高密度化による高強度化、高強度コンクリートの力学的特性 高強度化へのアプローチ、減水による高強度化、高密度化による高強度化、高強度コンクリートの力学的特性を理解する
10週 高強度化:高強度化へのアプローチ、減水による高強度化、高密度化による高強度化、高強度コンクリートの力学的特性 高強度化へのアプローチ、減水による高強度化、高密度化による高強度化、高強度コンクリートの力学的特性を理解する
11週 高流動化:高流動化へのアプローチ、高流動コンクリートの種類と特徴、高流動コンクリートの流動特性評価 高強度化へのアプローチ、減水による高強度化、高密度化による高強度化、高強度コンクリートの力学的特性を理解する
12週 高流動化:高流動化へのアプローチ、高流動コンクリートの種類と特徴、高流動コンクリートの流動特性評価 高強度化へのアプローチ、減水による高強度化、高密度化による高強度化、高強度コンクリートの力学的特性を理解する
13週 高耐久化:塩害、中性化、透気性、アルカリ骨材反応、ひび割れ制御による高耐久化 塩害、中性化、透気性、アルカリ骨材反応、ひび割れ制御による高耐久化を理解する
14週 高耐久化:塩害、中性化、透気性、アルカリ骨材反応、ひび割れ制御による高耐久化 塩害、中性化、透気性、アルカリ骨材反応、ひび割れ制御による高耐久化を理解する
15週 コンクリートの高性能化のまとめと展望 コンクリートの高性能化について理解し,展望を述べることができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テスト課題合計
総合評価割合503020100
専門的能力503020100