ファシリティマネジメント

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 ファシリティマネジメント
科目番号 94026 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設工学専攻C 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「ファシリティマネジメントの実際-施設を活かす総合戦略」(丸善)/「ファシリティマネジメントガイドブック」(日刊工業新聞社)、適宜資料等を閲覧・配布
担当教員 竹下 純治

到達目標

(ア)FMの概要と目的について理解している。
(イ)FMに関する主要な用語とその内容に関する知識を有している。
(ウ)建築計画とFMとの関係について理解している。
(エ)施設評価の手法について理解し、実践的知識を身につけている。
(オ)作成したレポートの内容は、密度の高い考察に基づくものであり、発表は的確に情報を伝えるものである。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目(ア)FMの概要と目的について正しく理解している。FMの概要と目的について理解している。FMの概要と目的について理解していない。
評価項目(イ)FMに関する主要な用語とその内容に関する知識を十分に有している。FMに関する主要な用語とその内容に関する知識を有している。FMに関する主要な用語とその内容に関する知識を有していない。
評価項目(ウ)建築計画とFMとの関係について正しく理解している。建築計画とFMとの関係について理解している。建築計画とFMとの関係について理解していない。
評価項目(エ)施設評価の手法について理解し、実践的知識を十分に身につけている。施設評価の手法について理解し、実践的知識を身につけている。施設評価の手法について理解し、実践的知識を身につけていない。
評価項目(オ)作成したレポートの内容は、密度の高い考察に基づくものであり、発表は的確に情報を伝えるものである。作成したレポートの内容は、考察に基づくものであり、発表は必要な情報を伝えるものである。作成したレポートの内容は、考察に基づくものではなく、発表は必要な情報を伝えるものではない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B2 工学の基礎理論に裏打ちされた専門知識を身につける
JABEE d 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
本校教育目標 ② 基礎学力

教育方法等

概要:
この科目は企業で建築設計を担当していた教員が、その経験を活かし、建築物の施設のマネジメントや評価方法等について演習形式で授業を行うものである。ファシリティマネジメント(以下FM)の概略と役割について学ぶとともに、特に建築系の分野で重要な役割を担う施設評価と施設管理のFMについて学ぶ。また、FMに求められる施設評価方法について具体的事例を参考にして理解するとともに、分析手法を用いてシミュレーション(分析レポート作成)を行い、実践的知識と技術を習得する。さらに、情報化時代のFMについて導入施設あるいは手法の事例をとりあげ、今後のFMの動向、社会のニーズへの対応について議論し検証する。
授業の進め方・方法:
基本的に10週目までは建築計画分野のFMに関する基本的知識や用語,手法や実例等を学ぶ。
11週目以降は実際の建物を選定し,POE手法を用いてアンケートを作成し調査を実施するとともに,結果を分析しレポート作成と発表を行う。
注意点:
(自学自習内容)授業内容に該当する項目について、科目担当教員の薦める文献等で予め調べてくること。
(自学自習内容)授業後に必ず復習し、学習内容の理解を深めること。
(自学自習内容)課題レポートについて資料を配布し説明する。期日までに調査・執筆し提出すること。

選択必修の種別・旧カリ科目名

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス(授業の概要、スケジュール、課題について説明)
(復習:FMについて文献を調べる)
上記(ア)
2週 FMの基本概念(復習:FMとは何かを予測する) 上記(ア)(イ)
3週 FMの基本概念(復習:FMの定義を理解する) 上記(ア)(イ)
4週 経営戦略とFM(復習:授業内容を復習する) 上記(ゥ)
5週 FMの機能と手法(復習:面積算定法について理解する) 上記(ゥ)
6週 FMの機能と手法(復習:スペースプランニングの手法を理解する) 上記(ゥ)
7週 FMの機能と手法(課題:αの実測と計算を理解する) 上記(ゥ)
8週 FMの機能と手法(復習:オフィススタンダードを理解し事例を調べる) 上記(エ)
4thQ
9週 FMの機能と手法(復習:FM導入の事例を確認する) 上記(エ)
10週 施設評価とFM(復習:施設の評価次元について確認する) 上記(エ)(オ)
11週 施設評価とFM(課題:復習:POE分析について手法を理解する) 上記(エ)(オ)
12週 施設評価とFM(課題:POE分析-調査対象選定、アンケート項目作成) 上記(エ)(オ)
13週 施設評価とFM(課題:POE分析-調査実施、データベース作成、分析、レポート作成,プレゼンテーション作成) 上記(エ)(オ)
14週 施設評価とFM(課題:POE分析-調査実施、データベース作成、分析、レポート作成,プレゼンテーション作成) 上記(エ)(オ)
15週 施設評価とFM(課題:POE分析-レポート作成,プレゼンテーション作成) 上記(エ)(オ)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験レポートレポート発表合計
総合評価割合603010100
専門的能力603010100