建築造形論

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建築造形論
科目番号 94041 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設工学専攻C 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「テキスト建築意匠」平尾和洋・末包伸吾著(学芸出版社)
担当教員 三島 雅博

到達目標

(ア)現代建築の理念を理解し,おおよその流れを説明できる。
(イ)建築の本質に関する様々な考えを理解する。
(ウ)建築を構成する各要素とその意義を説明できる。
(エ)建築の造形手法を説明できる。
(オ)実際の建築作品を研究して、設計者の造形意図を説明できる。

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(不可)
評価項目(ア)現代建築の理念を理解し,その流れを説明できる。現代建築の理念を理解し,おおよその流れを説明できる。現代建築の理念を理解しておらず,おおよその流れを説明できない。
評価項目(イ)建築の本質に関する様々な考えを理解し説明できる。建築の本質に関する様々な考えをおおよそ理解している。建築の本質に関する様々な考えが理解できていない。
評価項目(ウ)建築の造形手法を理解し説明できる。建築の造形手法のおおよそを理解している。建築の造形手法が理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 E1 日本や世界の文化や歴史をよく認識し、技術が社会に与える影響を理解する
JABEE a 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
本校教育目標 ② 基礎学力
本校教育目標 ⑤ 技術者倫理

教育方法等

概要:
建築物の形は、ただ単に機能を満たすことだけに形作られているわけではなく、ましてや漠然と「美」を生み出すために造り出されているわけではない。建てられた時代の全ての価値観・哲学・理念が建築に表現され、また、建設の目的が建物の機能を超えて造形を支配する。さらに、その建築が建てられた場所や周辺の風土までが造形に影響を及ぼすなど、様々な要因が建築の造形を規定している。_x000D_本講義では、建築の造形にどのように要因が影響していたのかを探り、建築造形の過程や本質を明らかにする。
授業の進め方・方法:
注意点:
授業は,受講者に割り当てられた発表を基に進められる。また受講者は教員の薦める文献などで予め調べてくること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 現代の建築理論:近代建築批判,歴史主義,合理主義,構造主義,場所,構造・技術,脱構築 「授業内容」を理解し説明できる。
2週 現代の建築理論:近代建築批判,歴史主義,合理主義,構造主義,場所,構造・技術,脱構築 「授業内容」を理解し説明できる。
3週 現代の建築理論:近代建築批判,歴史主義,合理主義,構造主義,場所,構造・技術,脱構築 「授業内容」を理解し説明できる。
4週 戦後日本の建築思想:テクニカル・アプローチ,伝統論争,メタボリズム,建築の解体 「授業内容」を理解し説明できる。
5週 戦後日本の建築思想:テクニカル・アプローチ,伝統論争,メタボリズム,建築の解体 「授業内容」を理解し説明できる。
6週 戦後日本の建築思想:テクニカル・アプローチ,伝統論争,メタボリズム,建築の解体 「授業内容」を理解し説明できる。
7週 建築の原点:聖なる場所,原始の小屋,ゲニウス・ロキ 「授業内容」を理解し説明できる。
8週 建築形態の要素:内と外,床,屋根,壁,柱,開口 「授業内容」を理解し説明できる。
4thQ
9週 建築の造形:点・線・面・ヴォリューム,中心性・方向性,かたちの操作,かたちの組織化 「授業内容」を理解し説明できる。
10週 部分と全体:調和とプロポーション,身体と人間尺度,ミクロコスモスの思想,部分の集まり,分節化 「授業内容」を理解し説明できる。
11週 空間イメージ:幾何学的空間,建築の本質としての空間 「授業内容」を理解し説明できる。
12週 構造と表現:積む形,組む形,曲げる形 「授業内容」を理解し説明できる。
13週 実作研究 これまでの「授業内容」を理解し建筑実作の造形理念を説明できる。
14週 実作研究 これまでの「授業内容」を理解し建筑実作の造形理念を説明できる。
15週 実作研究 これまでの「授業内容」を理解し建筑実作の造形理念を説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験レポート合計
総合評価割合4060100
専門的能力4060100