都市計画論

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 都市計画論
科目番号 94042 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設工学専攻C 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しない/適宜、プリントを配布する。
担当教員 佐藤 雄哉

到達目標

(ア)日本の都市計画制度を理解し、説明できる。
(イ)開発許可制度の体系・内容を理解し、説明できる。
(ウ)コンパクトシティ政策や立地適正化計画の考え方・内容を理解し、説明できる。
(エ)我が国の景観・歴史まちづくり・防災に関する取り組みを理解し、説明できる。
(オ)持続可能なまちづくりの考え方を理解し、実例を用いて説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目(ア)日本の都市計画制度や開発許可制度を理解し、具体例を用いて説明できる。日本の都市計画制度や開発許可制度を理解し、一般的な内容が説明できる。日本の都市計画制度や開発許可制度を理解しておらず、内容が説明できない。
評価項目(イ)持続可能なまちづくりやコンパクトシティ政策、立地適正化計画の概略を理解し、実例を用いて説明できる。持続可能なまちづくりやコンパクトシティ政策、立地適正化計画の概略を理解し、一般的な内容が説明できる。持続可能なまちづくりやコンパクトシティ政策、立地適正化計画の概略を理解しておらず、内容が説明できない。
評価項目(ウ)我が国の景観・歴史まちづくり・防災に関する取り組みを理解し、具体例を用いて説明できる。我が国の景観・歴史まちづくり・防災に関する取り組みを理解し、概略を説明できる。我が国の景観・歴史まちづくり・防災に関する取り組みを理解しておらず、内容が説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A2 社会システムの技術的な検討や評価を行い、多角的視野からシステムや構造物の設計能力を身につける
JABEE a 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
JABEE e 種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
JABEE h 与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力
本校教育目標 ② 基礎学力

教育方法等

概要:
日本のまちづくりを取り巻く環境は、これまでにも大きく変化してきており、今後も変化が予見できる。今後の我が国の都市政策を担う専攻科生が専門知識を基盤としながら、どのようなまちづくりに取り組み、自身はどのように貢献できるのか考える契機となるような講義を目指す。
授業の進め方・方法:
教科書は指定しないが、まちづくりは現在適用されている法令などと強く結びついており、様々な媒体から情報収集する姿勢で講義に臨んでもらう。講義形式で進める場合が多いが、実例に基づきディスカッションする機会を多く設ける。より良い社会をつくるためにどうすればよいか、そのためにはどのような知識が必要か、都度説明しながら理解を深められるようにする。
注意点:
継続的に授業内容の予習・復習を行うこと。適宜、授業内容に関する課題を決められた期日までに提出すること。

選択必修の種別・旧カリ科目名

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 日本の都市計画制度の復習
(自学自習内容:土地利用計画制度を復習する)
日本の都市計画制度(土地利用計画)を理解する。
2週 日本の都市計画制度の復習
(自学自習内容:都市施設・市街地開発事業を復習する)
日本の都市計画制度(都市施設・市街地開発事業)を理解する。
3週 開発許可制度
(自学自習内容:開発許可を調べる)
開発許可制度の概要を理解する。
4週 開発許可制度
(自学自習内容:開発許可権限を調べる)
開発許可制度の詳細を理解する。
5週 コンパクトシティ
(自学自習内容:コンパクトシティを調べる)
コンパクトシティについて理解する。
6週 コンパクト・プラス・ネットワーク
(自学自習内容:多極分散型都市構造を調べる)
コンパクトシティからの変遷を理解する。
7週 立地適正化計画
(自学自習内容:立地適正化計画を調べる)
立地適正化計画制度のなりたちを理解する。
8週 立地適正化計画
(自学自習内容:都市計画区域と立地適正化計画の関係を復習する)
立地適正化計画制度の内容を理解する。
2ndQ
9週 景観施策
(自学自習内容:景観法を復習する)
景観行政の概略を理解する。
10週 歴史まちづくり
(自学自習内容:歴史まちづくり法を復習する)
歴史まちづくりの概略を理解する。
11週 景観施策
(自学自習内容:景観法を復習する)
景観行政の概略を理解する。
12週 歴史まちづくり
(自学自習内容:歴史まちづくり法を復習する)
歴史まちづくりの概略を理解する。
13週 都市防災
(自学自習内容:防災都市づくり計画を復習する)
都市防災対策の概略を理解する。
14週 持続可能なまちづくり
(自学自習内容:Sustainable Developmentを復習する)
持続可能なまちづくりの実例を認識する。
15週 持続可能なまちづくり
(自学自習内容:今後の日本のまちづくりの課題を調べる)
人口減少時代のまちづくりに必要な内容を理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験課題合計
総合評価割合5050100
専門的能力5050100