到達目標
(ア)近代工業デザイン発展の過程を理解し,おおよその流れを説明できる。
(イ)各デザイン運動の目的と社会的背景との関連を説明できる。
(ウ)製品のデザインと工業力・技術の発展との関係を説明できる。
(エ)各デザイン運動の課題と造形を理解する。
ルーブリック
| 最低限の到達レベルの目安(優) | 最低限の到達レベルの目安(良) | 最低限の到達レベルの目安(不可) |
評価項目(ア) | 近代工業デザイン発展の過程を理解し,その流れを説明できる。 | 近代工業デザイン発展の過程をおおよそ理解し,おおよその流れを説明できる。 | 近代工業デザイン発展の過程を理解していない。 |
評価項目(イ) | 各デザイン運動の目的と社会的背景との関連を説明できる。 | 各デザイン運動の目的と社会的背景との関連をおおよそ説明できる。 | 各デザイン運動の目的と社会的背景との関連を説明できない。 |
評価項目(ウ) | 製品のデザインと工業力・技術の発展との関係を説明できる。 | 製品のデザインと工業力・技術の発展との関係をおおよそ説明できる。 | 製品のデザインと工業力・技術の発展との関係を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
19世紀中頃より現代に至るまでの工業デザインの展開とその哲学及び目標についての講義を行う。産業革命とともに大量生産が始まり,それにより生じた製品のデザインの質の悪化が「デザイン」という意識を生じさせ,デザイン運動を発生させた。「デザイン」のその後の展開は,単に形を決めるだけの技術ではなく,様々な理論に裏打ちされ,哲学を伴った「芸術」として発展してきた。本講義では,そのような各段階で,デザイナーが検討し,到達しようとしてきたものが何であったのかを検討し,デザインの意義を理解することに努める。
授業の進め方・方法:
注意点:
授業は,受講者に割り当てられた発表を基に進められる。また受講者は教員の薦める文献などで予め調べてくること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
近代デザインの前提。産業革命と技術の革新,新しい材料としての鉄,万国博の誕生 |
「授業内容」を理解し説明できる。
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2週 |
近代デザインの始まり。アーツ&クラフト運動,ウィリアム・モリス,小芸術 |
「授業内容」を理解し説明できる。
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3週 |
伝統からの自由。新しいデザインとしてのアール・ヌーヴォーとユーゲント・シュティル |
「授業内容」を理解し説明できる。
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4週 |
機能主義デザインの誕生。ウィーン分離派とウィーン工房,装飾と罪悪(アドルフ・ロース) |
「授業内容」を理解し説明できる。
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5週 |
機械の美。イタリア未来主義,ロシア構成主義,ル・コルビュジェ |
「授業内容」を理解し説明できる。
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6週 |
機械の美。イタリア未来主義,ロシア構成主義,ル・コルビュジェ |
「授業内容」を理解し説明できる。
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7週 |
機械の美。イタリア未来主義,ロシア構成主義,ル・コルビュジェ |
「授業内容」を理解し説明できる。
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8週 |
工業的美。オランダのデ・スティル,ピート・モンドリアンの美学 |
「授業内容」を理解し説明できる。
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4thQ |
9週 |
工業デザインの誕生。優れた大量生産品への道,ペーター・ベーレンスとA.E.G.,ドイツ工作連盟, |
「授業内容」を理解し説明できる。
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10週 |
近代デザイン教育。芸術と技術と教育(バウハウス) |
「授業内容」を理解し説明できる。
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11週 |
戦前アメリカの工業デザイン。工業力,流線型,アール・デコ |
「授業内容」を理解し説明できる。
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12週 |
戦前アメリカの工業デザイン。工業力,流線型,アール・デコ |
「授業内容」を理解し説明できる。
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13週 |
戦後のデザイン。北欧,イタリア,ヨーロッパ,アメリカ,日本 |
「授業内容」を理解し説明できる。
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14週 |
戦後のデザイン。北欧,イタリア,ヨーロッパ,アメリカ,日本 |
「授業内容」を理解し説明できる。
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15週 |
戦後のデザイン。北欧,イタリア,ヨーロッパ,アメリカ,日本 |
「授業内容」を理解し説明できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 60 | 100 |
分野横断的能力 | 40 | 60 | 100 |