都市計画論

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 都市計画論
科目番号 94042 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設工学専攻A 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 /適宜プリントを配布する。
担当教員 野田 宏治

到達目標

(ア)環境共生都市の考え方を理解し、説明することができる。
(イ)自然との共生、自然の保全や再生を理解し、説明することができる。
(ウ)ゼロエミッションとリサイクルの必要性を理解し、積極的な参加とその重要性を説明することができる。
(エ)高齢化社会の到来にともなう社会生活や社会構造の変化を理解し、説明することができる。
(オ)自動車交通から公共交通への転換を理解し、パークアンドライド、キスアンドライドを説明することができる。
(カ)公共交通のバリアフリー化とユニバーサルデザイン化について理解し、バリアフリー法を説明することができる。
(キ)SDGs、ESGを説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目(ア)環境共生都市の考え方を理解し、説明することができる。環境共生都市の考え方を理解できる。環境共生都市の考え方を理解できない。
評価項目(イ)自然との共生、自然の保全や再生を理解し、説明することができる。自然との共生、自然の保全や再生を理解できる。自然との共生、自然の保全や再生を理解できない。
評価項目(ウ)ゼロエミッションとリサイクルの必要性を理解し、積極的な参加とその重要性を説明することができる。ゼロエミッションとリサイクルの必要性を理解し、説明することができる。ゼロエミッションとリサイクルの必要性を理解し、説明することができない。
評価項目(エ)高齢化社会の到来にともなう社会生活や社会構造の変化を総合的に理解し、説明することができる。高齢化社会の到来にともなう社会生活や社会構造の変化を理解し、説明することができる。高齢化社会の到来にともなう社会生活や社会構造の変化を理解し、説明することができない。
評価項目(オ)自動車交通から公共交通への転換を総合的に理解し、パークアンドライド、キスアンドライドを説明することができる。自動車交通から公共交通への転換を理解し、パークアンドライド、キスアンドライドを説明することができる。自動車交通から公共交通への転換を理解し、パークアンドライド、キスアンドライドを説明することができない。
評価項目(カ)公共交通のバリアフリー化とユニバーサルデザイン化について総合的に理解し、バリアフリー法を説明することができる。公共交通のバリアフリー化とユニバーサルデザイン化について理解し、バリアフリー法を説明することができる。公共交通のバリアフリー化とユニバーサルデザイン化について理解し、バリアフリー法を説明することができない。
評価項目(キ)SDGs、ESG を相互に理解し、積極的な参加とその重要性を説明することができる。SDGs、ESG を相互に理解し、説明することができる。SDGs、ESG を相互に理解し、説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B3 建築分野の実社会に必要で役立つ知識や技術を応用して問題を解決する能力を修得する。
JABEE d 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
本校教育目標 ① ものづくり能力

教育方法等

概要:
20世紀は開発型の都市整備を行ってきた。21世紀は,環境との共生を唱えた保全・再生型の都市整備を求め、今ある施設や設備を有効に最大限利用し、潤いのある都市づくりや節約型の都市づくりが求められている。一方で、2019年には65歳以上の高齢者が28%を越え、高齢化社会が加速する。いままでの健常者を中心とした社会構造から高齢者・身障者にとっても暮らしやすい社会構造への転換や都市構造の変革を身近なゴミ問題や交通問題など、地球環境を含めた項目を題材として学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業の進め方:最新の情報(新聞記事等)を用いて、社会の流れ、考え方の変化を理解する。
授業内容・方法:SDGs への取り組みやESG への取り組みを現代社会の例を基に、各自の行動計画を考える。
注意点:
日頃から社会問題に興味を持ち、自分の考えを持つこと。新聞を読み、社会変動を捉えること。
参考図書:国土交通白書 2018 平成30年度年次報告、環境白書 2018

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 環境共生都市の考え方(エコシティ構築)(方法:循環型社会、エコシティの考え方を学ぶ) 環境共生都市の考え方(エコシティ構築):循環型社会、エコシティを理解する。
2週 環境共生都市の考え方(エコシティ構築)(方法:循環型社会、エコシティの考え方を学ぶ) 環境共生都市の考え方(エコシティ構築):循環型社会、エコシティを理解する。
3週 自然環境との共生:ビオトープ、エコロード(方法:循環型社会、エコシティの考え方を学ぶ) 自然環境との共生:ビオトープ、エコロードを理解する。
4週 自然環境との共生:ビオトープ、エコロード(方法:循環型社会、エコシティの考え方を学ぶ) 自然環境との共生:ビオトープ、エコロードを理解する。
5週 ゼロエミッションとリサイクル:ごみのリサイクル、廃棄物処理(方法:マイクロプラスチック、CO2削減等について学ぶ) ゼロエミッションとリサイクル:ごみのリサイクル、廃棄物処理を理解する。
6週 ゼロエミッションとリサイクル:ごみのリサイクル、廃棄物処理(方法:マイクロプラスチック、CO2削減等について学ぶ) ゼロエミッションとリサイクル:ごみのリサイクル、廃棄物処理を理解する。
7週 里山、里地の保全と再生:(方法:里山、里地の重要性を学ぶ) 里山、里地の保全と再生:里山、里地を理解する。
8週 里山、里地の保全と再生(方法:里山、里地の重要性を川上から川下まで関連づけて学ぶ) 里山、里地の保全と再生:里山、里地を理解する。
2ndQ
9週 高齢化社会の到来(人口構成、社会変革):高齢化率、社会構造変化 高齢化社会の到来(人口構成、社会変革):高齢化率、社会構造変化を理解する。
10週 高齢化社会の到来(人口構成、社会変革)(方法:高齢化がもたらす社会構造変化を学ぶ) 高齢化社会の到来(人口構成、社会変革):高齢化率、社会構造変化を理解する。
11週 自動車交通から公共交通への転換(方法:パークアンドライド、キスアンドライドへの転換を学ぶ) 自動車交通から公共交通への転換:パークアンドライド、キスアンドライドを理解する。
12週 自動車交通から公共交通への転換(方法:パークアンドライド、キスアンドライド、運転免許の自主返納について学ぶ) 自動車交通から公共交通への転換:パークアンドライド、キスアンドライドを理解する。
13週 公共交通のバリアフリー化とユニバーサルデザイン化(方法:交通バリアフリー法、ユニバーサルデザインについて学ぶ) 公共交通のバリアフリー化とユニバーサルデザイン化:交通バリアフリー法、ユニバーサルデザインを理解する。
14週 公共交通のバリアフリー化とユニバーサルデザイン化(方法:交通バリアフリー法、ユニバーサルデザインについて学ぶ) 公共交通のバリアフリー化とユニバーサルデザイン化:交通バリアフリー法、ユニバーサルデザインを理解する。
15週 SDGs、ESG (方法:SDGsの重要性、ESGの重要性を関連づけて学ぶ) SDGs、ESG を関連づけて理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験課題合計
総合評価割合8020100
専門的能力8020100