到達目標
(ア)計測機器の役割や使い方を理解し,建物模型の振動台実験の補助ができる。
(イ)パソコンを用いて,計測された波形データからフーリエスペクトルを求めることができる。
(ウ)パソコンを用いて,計測された2つの波形データから伝達関数(振幅比と位相差関数)を求めることができる。
(エ)計測機器の役割や使い方を理解し,建物や地盤の常時微動測定の補助ができる。
(オ)スエーデン式サウンディング装置を用いて,地盤の支持力調査の補助ができる。
(カ)パソコンやデータロガーを用いた連続測定ができる。
(キ)パソコンを用いて,測定値に基づいた室内外の熱環境の評価ができる。
(ク)パソコンを用いて,人体の熱収支計算ができる。
ルーブリック
| 最低限の到達レベルの目安(可) | | |
評価項目(ア) | 計測機器の役割や使い方を理解し,建物模型の振動台実験の補助ができる。 | | |
評価項目(イ) | パソコンを用いて,計測された波形データからフーリエスペクトルを求めることができる。 | | |
評価項目(ウ) | パソコンを用いて,計測された2つの波形データから伝達関数(振幅比と位相差関数)を求めることができる。 | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
地震活動が高い地域に建物を設計する場合には、地震に対する安全性能を明確にして、施主や利用者に説明する義務が生じる。また、建物の設計や空気調和の設計では、身の回りの温熱環境のメカニズムを理解し、目的に合わせた快適空間に制御できることが重要である。_x000D_ この授業では、はじめに建物模型や実建物を対象として、水平振動台や水平起振機や常時微動などによる振動波形をセンサーにより計測して収録し、フーリエ解析などを用いて固有振動数や固有モード等を求め、振動理論等に基づいて実験結果を検証する。次に、居住者である人体の温熱による生理反応の計測方法を学ぶとともに、温熱環境が居住者に与える影響を確認する。
授業の進め方・方法:
注意点:
本科の建築振動学で学習した内容は理解したものとして授業を進める
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
テーブルの常時微動測定 :加速度計,レコーダー,フーリエ解析,固有振動数,固有モード |
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2週 |
テーブルの常時微動測定 :加速度計,レコーダー,フーリエ解析,固有振動数,固有モード |
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3週 |
4階建RC建物の常時微動測定 :常時微動計,伝達関数,固有振動数,固有モード |
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4週 |
4階建RC建物の常時微動測定 :常時微動計,伝達関数,固有振動数,固有モード |
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5週 |
1/50建物模型の水平振動台実験 :スイープ加振,ねじれ振動,伝達関数,固有振動数,固有モード |
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6週 |
1/50建物模型の水平振動台実験 :スイープ加振,ねじれ振動,伝達関数,固有振動数,固有モード |
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7週 |
2層建物模型の水平起振実験 :スイープ加振,ねじれ振動,伝達関数,固有振動数,固有モード |
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8週 |
2層建物模型の水平起振実験 :スイープ加振,ねじれ振動,伝達関数,固有振動数,固有モード |
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2ndQ |
9週 |
表層地盤のスエーデン式サウンディング試験 :自沈重量,回転数,換算N値 |
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10週 |
表層地盤のスエーデン式サウンディング試験 :自沈重量,回転数,換算N値 |
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11週 |
外界気象の測定・解析 :気温,湿度,風向,風速,降雨量,日射量,日照時間 |
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12週 |
室内温熱環境変化の測定・解析 :MRT,PMV,SET* |
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13週 |
室内温熱環境変化の測定・解析 :MRT,PMV,SET* |
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14週 |
人体における熱収支の測定・解析 :体温,代謝量,放熱量 蒸発熱量 |
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15週 |
人体における熱収支の測定・解析 :体温,代謝量,放熱量 蒸発熱量 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
専門的能力 | 100 | 100 |