到達目標
(ア)英語で書かれた技術文書(専門書、マニュアル、および科学論文)の一部を読んで内容を理解できる。
(イ)科学論文の構成、論理的な段落の構成方法、スタイル、時制について理解できる。
(ウ)自分の特別研究のタイトルと概要を英文で書くことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安 |
評価項目(ア) | 英語で書かれた技術文書(専門書、マニュアル、および科学論文)の一部を読んで内容を正確に理解できる。 | 英語で書かれた技術文書(専門書、マニュアル、および科学論文)の一部を読んで内容を理解できる。 | 英語で書かれた技術文書(専門書、マニュアル、および科学論文)の一部を読んで内容を理解できない。 |
評価項目(イ) | 科学論文の構成、論理的な段落の構成方法、スタイル、時制について正確に理解できる。 | 科学論文の構成、論理的な段落の構成方法、スタイル、時制について理解できる。 | 科学論文の構成、論理的な段落の構成方法、スタイル、時制について理解できない。 |
評価項目(ウ) | 自分の特別研究のタイトルと概要を英文で正確に書くことができる。 | 自分の特別研究のタイトルと概要を英文で書くことができる。 | 自分の特別研究のタイトルと概要を英文で書くことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 C3 英語によるコミュニケーション基礎能力をもっている.
JABEE a 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
JABEE f 論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力
本校教育目標 ④ コミュニケーション能力
教育方法等
概要:
世界で活躍できる技術者になるためには、英語の技術文書を読み書きできる能力が必要不可欠である。本講義では英語で書かれた比較的容易な専門書、マニュアル、科学論文などの文章をできるだけ多く読み、英語で書かれた技術英語に慣れる。英文の読解と並行して、技術文書を英語で書く際に注意すべきルール、守るべきスタイル、工学系論文やレポートの特徴、段落の作り方などを学習する。本講義では最終的に、自分の特別研究のタイトルと概要を英語で書けるようになることを目標とする。この科目は、海外企業とのシステム開発の経験がある教員が、その技術開発の経験と、学術分野における研究論文の発表経験を基に、英語によるテクニカルライティングと英語によるプレゼンテーションについて講義・演習形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
注意点:
英和・和英辞書(電子辞書、またはパソコンの辞書ソフトを推奨する)を授業に必ず持参すること。本科から実施してきている多読とあわせて、英英辞書(Longman Dictionary of Contemporary English など)の活用も推奨する。継続的に授業内容の予習・復習を行うこと。授業内容について、決められた期日までの課題(レポート)提出を求める。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス: 授業内容の説明。 科学論文構成(1):基本構成,タイトル,アブストラクト |
科学論文の基本要素(Introduction, Method, Result and Disucission, IMRAD)を理解できる。
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2週 |
科学論文構成(2):IMRAD構成の論文の読解。 |
サンプルの論文の読解と要約を行い,科学論文の論理的構成を理解できる。
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3週 |
科学論文構成(3):IMRAD構成の論文の読解。 |
サンプルの論文の読解と要約を行える。
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4週 |
科学論文構成(4):IMRAD構成の論文の要約作成。 |
サンプルの論文を選択し,読解と要約を行える。
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5週 |
技術英語表現(1):技術英語表現の注意点の理解。 |
科学技術英語で使われる動詞と時制について理解できる。
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6週 |
技術英語表現(2):技術英語表現の注意点の理解。 |
段落の構造、論理的な段落構成について理解できる。
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7週 |
技術英語表現(3):技術英語表現の注意点の理解。 |
科学技術論文のグラフの表現について英語で記述できる。
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8週 |
技術英語表現(4):数式の表現。 |
科学技術論文で用いられる数式を英語で表現できる。
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4thQ |
9週 |
科学論文のタイトル・アブストラクト: 特別研究の英語タイトルとアブストラクトの作成。 |
特別研究の英語タイトルとアブストラクトを作成できる。
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10週 |
科学論文のアブストラクト: 特別研究の英語アブストラクトの発表。 |
特別研究の英語タイトルとアブストラクトについて,他者の内容について討議できる。
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11週 |
科学技術論文の作成(1):特別研究の内容について,IMRAD構成で論文作成 |
特別研究の内容について,MRAD構成で論文を作成できる。
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12週 |
科学技術論文の作成(2):特別研究の内容について,IMRAD構成で論文作成 |
特別研究の内容について,MRAD構成で論文を作成することができる。
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13週 |
科学技術論文のプレゼンテーション(1):特別研究の英語プレゼンテーション |
特別研究の内容について,英語でプレゼンテーションできる。
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14週 |
科学技術論文のプレゼンテーション(2):特別研究の英語プレゼンテーション |
特別研究の内容について英語でプレゼンテーションし,他の受講者と相互評価できる。
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15週 |
総まとめ |
総まとめ
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 中間試験 | 定期試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 40 | 40 | 100 |
分野横断的能力 | 20 | 40 | 40 | 100 |