到達目標
(ア)ヤングの干渉実験やブラック反射の基礎的問題が解ける。
(イ)放射性元素に関連した基礎的問題が解ける。
(ウ)原子モデルや光電効果に関連した基礎的問題が解ける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目(ア) | ヤングの干渉実験やブラック反射の問題が解ける。 | ヤングの干渉実験やブラック反射の基礎的問題が解ける。 | ヤングの干渉実験やブラック反射の基礎的問題が解けない。 |
評価項目(イ) | 放射性元素に関連した問題が解ける。 | 放射性元素に関連した基礎的問題が解ける。 | 放射性元素に関連した基礎的問題が解けない。 |
評価項目(ウ) | 原子モデルや光電効果に関連した問題が解ける。 | 原子モデルや光電効果に関連した基礎的問題が解ける。 | 原子モデルや光電効果に関連した基礎的問題が解けない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A4 現実の問題や未知の問題に対して,問題の本質を数理的に捉え,コンピュータシステムを応用した問題解決方法を多角的視野から検討することができる.
JABEE c 数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力
本校教育目標 ② 基礎学力
教育方法等
概要:
原子・分子といったミクロの世界ではニュートン力学、マックスウエルの電磁気学、流体力学などはもはや成立せず、人間が物質に対してもつ自然な感覚や考え方は成立しない。ミクロな世界はマクロな世界と違って、粒子と波動の性質をあわせ持つことが本質あることが20世紀の物理学で明らかになった。粒子は大きさがなく、エネルギーや運動量を持つのに対し、波動は広がりがあり、波の強さや波長を持つので、両者は異なるからのである。この講義では20世紀に発展したミクロの世界の物理学を学ぶ。
授業の進め方・方法:
最先端の科学記事と授業プリントを配布。授業内容に関する演習プリントを毎回提出すること。
注意点:
授業後に科学記事と授業プリントを必ず復習し,学習内容の理解を深めること。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
既習事項の確認 |
本科の内容を総括的に理解する
|
2週 |
力学の復習。授業内容に関する演習プリントを提出すること。 |
力学の基礎的な問題が解ける
|
3週 |
電気の復習。授業内容に関する演習プリントを提出すること。 |
電気の基礎的な問題が解ける
|
4週 |
力学と電気の総復習 |
力学と電気の問題が解ける
|
5週 |
ヤングの干渉実験とブラック反射。授業内容に関する演習プリントを提出すること。 |
ヤングの干渉実験とブラック反射を理解する
|
6週 |
原子核と電子からなる原子。授業内容に関する演習プリントを提出すること。 |
原子の構造を理解する
|
7週 |
問題演習。演習プリントを提出すること。 |
これまでの内容を総括的に理解する
|
8週 |
放射性元素と年代測定。授業内容に関する演習プリントを提出すること。 |
放射性元素の意味を理解する
|
4thQ |
9週 |
光電効果と光の粒子性。授業内容に関する演習プリントを提出すること。 |
光電効果の意味を理解する
|
10週 |
問題演習。演習プリントを提出すること。 |
これまでの内容を総括的に理解する
|
11週 |
総合演習。総復習プリントを提出すること。 |
これまでの内容を総括的に理解する
|
12週 |
原子スペクトルとボーアの量子条件。授業内容に関する演習プリントを提出すること。 |
ボーアの量子条件を理解する
|
13週 |
ド・ブロイの物質波と電子顕微鏡。授業内容に関する演習プリントを提出すること。 |
ド・ブロイの物質波の意味を理解する
|
14週 |
問題演習。演習プリントを提出すること。 |
これまでの内容を総括的に理解する
|
15週 |
総合演習。総復習プリントを提出すること。 |
これまでの内容を総括的に理解する
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
分野横断的能力 | 60 | 40 | 100 |