到達目標
1:法律学の基本概念を習得する。
2:法的思考方法を身につける。
3:社会には様々な人々がいて、それぞれが違った考え方を持つことを理解すると共に、誰にでも言い分があるということを意識して、きちんとそれに耳を傾ける態度を養う。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
| 法律学の基本概念について説明できる。 | 法律学の基本概念について理解し、中間試験・期末試験において合格点を取ることができる。 | 法律学の基本概念を理解できていない。 |
評価項目2 | 法的思考方法を習得し、様々な法的問題について自身の考えを論理的に表現できる。 | 法的問題について自身の考えを持っている。 | 法的問題について考えようとしていない。 |
評価項目3 | 議論の際に、他人の意見を踏まえて発言できる。 | 議論の際に、他人の意見に耳を傾けることができる。 | 議論の際に、他人の意見に耳を傾けることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
社会人として、一市民として必要な法的素養について学ぶ。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式で行うが、回によっては、グループワークや、個人での口頭発表などを取り入れる場合がありうる。学生の積極的な参加を期待する。
注意点:
・高専4年生=大学1年生である。高校から大学へ進む者のように、学校が変わるわけではないが、3年生までの延長のような気分では困る。高等教育機関の「学生」として振る舞うこと。
・自分の頭で考えぬくこと。
・友人と議論するなどして様々な考えに触れること。 他者の意見にきちんと耳を傾けること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション |
法学を学ぶ目的、学ぶ内容、授業の進め方、また、この授業の到達目標、履修上の注意点、評価方法などについて理解し、説明できる。
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2週 |
社会生活と法 |
社会規範、法規範、法と法律の違いについて理解し、説明できる。
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3週 |
法と道徳 |
法と道徳の関係について理解し、説明できる。
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4週 |
法の存在形式と目的 |
法はどのような形で存在するか(法源)、法律の目的、法の理念について理解し、説明できる。
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5週 |
法の種類と体系 |
法はどのように分類されるか、また、法体系と憲法について理解し、説明することができる。
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6週 |
法の適用と解釈 前半のまとめ |
法の適用と法の解釈について理解し、説明することができる。 既習事項(前半)を復習し、その内容について説明できる。
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7週 |
中間試験 |
合格点をとることができる。
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8週 |
解答返却・解説 |
試験結果と照らし合わせて復習し、これまでの学習事項をきちんと理解できる。
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4thQ |
9週 |
婚姻・家族と法 |
家族法の基本原則とは何か、また、婚姻と離婚、親子関係について法律(民法)ではどのように規定されているかを理解し、説明できる。
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10週 |
住居と法 |
住所、家屋の所有権、借家関係について、法律(民法、借地借家法)ではどのように規定されているかを理解し、説明できる。
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11週 |
契約と法 |
契約自由の原則とは何か、また、契約の成立と効力、債務不履行について、法律(民法)ではどのように規定されているかを理解し、説明できる。
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12週 |
不法行為と損害賠償 |
不法行為と過失責任の原則とは何か、また、不法行為の成立要件、不法行為責任について、法律(民法)ではどのように規定しているかを理解し、説明できる。
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13週 |
犯罪と法 |
犯罪と刑罰、犯罪の成立、犯罪の種類、刑罰、また、罪刑法定主義とは何かについて理解し、説明できる。
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14週 |
紛争と法的解釈 後半のまとめ |
裁判、和解や調停など紛争の法的解決のしかたについて理解し、説明できる。 既習事項(後半)を復習し、その内容について説明できる。
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15週 |
期末試験 |
合格点をとることができる。
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16週 |
解答返却・解説 |
試験結果と照らし合わせて復習し、これまでの学習事項をきちんと理解できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民 | 民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。 | 3 | |
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。 | 3 | |
地歴・公民 | 現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。 | 3 | |
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |