歴史2

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 歴史2
科目番号 12102 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 現代の歴史総合みる・読みとく・考える(山川出版社 81山川歴総708  一年生から継続して使用)
担当教員 中平 希

到達目標

1. 歴史を通じて、人間活動と自然環境との関わりから生まれる様々な文化、宗教、各地域の地理的・歴史的特性を、科学技術や産業の発展が人間社会や自然環境に及ぼした影響も含めて学ぶ。
2. 文化の多様性を理解し、各地域の人々の交流や対立によって生み出されてきた様々な問題を、歴史的背景を含めて理解する素養を養う。
3. 課題を期限内に仕上げて提出するスケジュール能力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1近代から現代にかけての世界の動きの概略をよく理解し、主要な事項について、興味や関心を抱いて、原因や結果に至るまで説明できる。近代から現代にかけての世界の動きの概略を理解し、主要な事項について説明できる。近代から現代にかけての世界の動きの概略を理解できない。
評価項目2課題の内容をよく理解して、発展問題を自分で作成できる。課題の内容を理解し、類似問題を解くことができる。課題の内容を理解できない。
評価項目3課題を的確に完成させ、期限内に提出できる。課題を期限内に提出できる。課題を期限内に提出することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (A1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ヨーロッパと日本を中心として、他地域にも言及しながら、主として近代の世界史を概観する。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式を中心とする。
講義資料はOneNoteを使用する。
ポートフォリオとして課題提出を求める。しっかり復習すること。
注意点:
・日頃から新聞やニュースに目を通し、現在、日本や世界で起こっていることについて、広い関心を持つこと。
・身近なところに地図帳をおき、ニュースに登場する地名を確かめて、頭の中に日本や世界の地図を作ること。
・ノートをとる際には、書き写すだけでなく、気づいたことや説明などのメモを加え、後から振り返ったときに役に立つ独自のノートを目指すこと。

*新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、状況を鑑みて授業形態を遠隔授業等に適宜変更することがある。
 また、試験についても実施方法を変更する場合があるので、授業時の指示に従うこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オスマン帝国の拡大 オスマン帝国の拡大と火器の登場について説明できる。
2週 大航海時代とルネサンス ヨーロッパでの大航海時代とルネサンスの始まりについて説明できる。
3週 「コロンブスの交換」 ヨーロッパとアメリカ大陸との出会いによって、双方がどういう影響を受けたのかについて説明できる。
4週 宗教改革と対抗宗教改革 ヨーロッパでの宗教改革と対抗宗教改革について説明できる。
5週 戦国時代と南蛮貿易 日本の戦国時代の火器の導入と南蛮貿易について説明できる。
6週 幕藩体制と「鎖国」政策 幕藩体制と「鎖国」政策について説明できる。
7週 前期中間試験 これまでの授業内容を理解し、試験問題に対して適切な解答ができる。
8週 答案返却・解説
試験結果と照らし合わせて、これまでの復習をおこなう。
2ndQ
9週 18世紀の世界と日本 18世紀の世界と日本が貿易によって結びついていたことについて説明できる。
10週 産業革命 18世紀末にイギリスで起こった産業革命について説明できる。
11週 アヘン戦争と日本の開国 清の開港と日本の開国によって起こった東アジアの変化について説明できる。
12週 アメリカ独立革命とフランス革命 アメリカ独立革命とフランス革命について説明できる。
13週 国民国家とナショナリズム 国民国家とナショナリズムについて説明できる。
14週 明治維新 明治維新と立憲国家の成立について説明できる。
15週 前期期末試験 これまでの授業内容を理解し、試験問題に対して適切な解答ができる。
16週 答案返却・解説 試験結果と照らし合わせて、これまでの復習をおこなう。
後期
3rdQ
1週 日本の産業革命 日本で産業革命がどのように展開したか説明できる。
2週 帝国主義 欧米列強の帝国主義政策による植民地獲得競争が世界をどのように変えたのか説明できる。
3週 日清戦争 日清戦争とその影響について説明できる。
4週 日露戦争 日露戦争とその影響について説明できる。
5週 第一次世界大戦 第一次世界大戦とその影響について説明できる。
6週 ソ連とアメリカ合衆国 戦間期のソヴィエト社会主義共和国連邦とアメリカ合衆国の影響力の拡大について説明できる。
7週 後期中間試験
これまでの授業内容を理解し、試験問題に対して適切な解答ができる。
8週 答案返却・解説
試験結果と照らし合わせて、これまでの復習をおこなう。
4thQ
9週 第一次世界大戦後の国際体制 ヴェルサイユ体制とワシントン体制について説明できる。
10週 第一次世界大戦後の経済 第一次世界大戦後、世界の経済構造がどのように変化し、日本経済にどのような影響があったのか説明できる。
11週 アジアのナショナリズム 第一次世界大戦後のアジアのナショナリズムの高まりについて説明できる。
12週 世界恐慌とファシズム 戦間期のアメリカの台頭と、ファシズムの台頭について説明できる。
13週 第二次世界大戦 第二次世界大戦の経過と結果について説明できる。
14週 東西冷戦 アメリカとソ連を中心とする東西の対立について説明できる。
15週 後期期末試験 これまでの授業内容を理解し、試験問題に対して適切な解答ができる。
16週 答案返却・解説 試験結果と照らし合わせて、これまでの復習をおこなう。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。2
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。2
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。2
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。2
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。2
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。2

評価割合

試験ポートフォリオ相互評価態度発表その他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000