応用数学

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 応用数学
科目番号 0003 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「微分積分」 改訂版 裳華房、ほか適宜教材を配布
担当教員 伊藤 友仁

到達目標

1.指数関数、対数関数、三角関数などの基本的な微分と積分ができる。
2. 高専で求められる数学の基礎的問題を解くことができる。
3.ラプラス変換および逆変換ができ、微分方程式の解法に応用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各関数の微分、積分ができる商船分野で利用される関数の微分積分ができる商船分野で利用される関数の微分積分ができない。
評価項目2高専で求められる数学の基礎的問題を解くことができる高専で学んだ簡単な基礎的問題を解くことができる高専で学んだ簡単な基礎的問題を解くことができない
評価項目3ラプラス変換および逆変換ができ、微分方程式の解法に応用できる。ラプラス変換および逆変換ができる。ラプラス変換および逆変換ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (B3)海事技術者としての専門知識 説明 閉じる

教育方法等

概要:
基礎的な数学を復習し、微分積分を基に数学的な応用ができるよう練習問題を各自で解けるように学習する。
授業の進め方・方法:
・特に1~2年生で学んだ数学を理解していない場合は、関連事項を学習する際に都度予習復習を十分におこなうこと。復習は全員毎回必ず行うこと。
・授業方法は主に講義だが、適宜演習問題などの課題や宿題を課し提出を求める。
・演習等の提出は平常点に加算され、欠席した場合の考慮はしない。
・予習復習と既習事項の練習は基本的に受講者の責任であるが、授業時間外でも質問を受付ける。
注意点:
・これまでに学習した数学全般と専門科目で学習している数学の知識を総合的に要する。
・学習事項に関連した練習問題などを課題として課す。
・提出物の期限遅れは減点することがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 数学の基礎(1) 数学の基礎力を確認する
2週 数学の基礎(2) 自分の数学力を把握する
3週 微分の基礎(1)(三角関数、指数関数、対数などの補足を都度行なう) 微分の基礎を再確認する
4週 微分の基礎(2)(三角関数、指数関数、対数などの補足を都度行なう) 基礎的な関数の微分ができる
5週 微分の基礎(3)(三角関数、指数関数、対数などの補足を都度行なう) 各種関数の微分できる
6週 微分の基礎(4) 各種関数の微分ができる
7週 微分の応用(1) 微分の応用例がわかる
8週 中間試験 試験をする
2ndQ
9週 試験の解答など 試験の解説をする
10週 積分の基礎(1)(三角関数、指数関数、対数などの補足を都度行なう) 積分の基礎を知る
11週 積分の基礎(2)(三角関数、指数関数、対数などの補足を都度行なう) 積分の基礎を知る
12週 各種積分の基礎(1) 積分の計算ができる
13週 各種積分の基礎(2) 積分の計算ができる
14週 積分の簡単な応用(1) 積分の応用例がわかる
15週 期末試験 期末試験
16週 期末試験の解答など 期末試験の解説
後期
3rdQ
1週 夏季課題の復習など 前期学習内容など、基礎的な問題が解ける
2週 微分方程式の基礎(1) 微分方程式を理解できる
3週 微分方程式の基礎(2) 直接積分形の微分方程式が解ける
4週 到達度試験レベルの練習問題 基礎的事項が解ける
5週 到達度試験レベルの練習問題 基礎的事項が解ける
6週 到達度試験レベルの練習問題 基礎的事項が解ける
7週 到達度試験レベルの練習問題 基礎的事項が解ける
8週 中間試験 試験をする
4thQ
9週 試験の解答など 試験の解説をする
10週 到達度試験レベルの練習問題 基礎的事項が解ける
11週 到達度試験レベルの練習問題 ラプラス変換の記号や定義を理解する
12週 ラプラス変換(1) 簡単な関数をラプラス変換できる
13週 ラプラス変換(2) 逆ラプラス変換ができる
14週 ラプラス変換(3) ラプラス変換を利用して微分方程式を解くことができる
15週 期末試験 期末試験
16週 試験の解答など 試験の解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。3
分数式の加減乗除の計算ができる。3
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。3
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。3
複素数の相等を理解し、その加減乗除の計算ができる。1
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。3
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。3
簡単な連立方程式を解くことができる。3
無理方程式・分数方程式を解くことができる。2
1次不等式や2次不等式を解くことができる。3
1元連立1次不等式を解くことができる。3
基本的な2次不等式を解くことができる。3
恒等式と方程式の違いを区別できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合600010300100
基礎的能力60 0000060
専門的能力000030 030
分野横断的能力00010 0010