一般基礎教育1

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 一般基礎教育1
科目番号 0019 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 大学 学びのことはじめ (ナカニシヤ出版),情報モラルテーマ21(東京書籍)
担当教員 鈴木 聡

到達目標

① 高専生として主体的に学習する姿勢を培う。
② エンジニアとして社会でキャリアを積み上げていくための礎をつくる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1熱心に演習に取り組み、明確な成果を上げることができる。熱心に演習に取り組むことができる。演習に出席できない。
評価項目2ノートを取りながら授業を受け、自分の将来のことを考えながら、幅広い知識を身に付けることができる。ノートを取りながら授業を受け、必要な知識を身に付けることができる。ノートが取れない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (A1) 説明 閉じる
教育目標 (B4) 説明 閉じる
教育目標 (B5) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
一般基礎教育1は、キャリア教育と英語基礎演習・数理基礎演習を、5・6限に隔週でおこなう。各学期に数回、専門学科教員の話、講演会などが実施される。また、本校の教育課程には含まれていない内容についても学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は、教室か視聴覚教室のいずれかでおこなう。実施教室、担当教員についてはその都度確認すること。
5限目に英語基礎演習、6限目に数理基礎演習を実施する。原則として習熟度別で授業をおこなう。クラス分けについては、ベネッセ・スタディサポート、中間試験、期末試験の結果によって決定する。
注意点:
合格・不合格のみで評価し、評点はつけない。
合格・不合格は出席、課題の提出(期限内に提出しているか、課題の内容)を評価対象とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーションガイダンス/英語多読案内/一般教育科・一般基礎教育1紹介/校舎案内 一般教育科目について説明できる。
校舎、施設について説明できる。
2週 専門学科教員の話/図書館の活用について/保健室・学生相談室について 所属学科について理解する。
図書館の利用方法を説明できる。
メンタルヘルスについて理解する。
3週 スマートデバイス利用上の心得 スマートデバイスの活用方法と利用上の注意点を説明できる。
4週 漢字テスト 漢字学習について説明できる。
5週 教務クイズ67・自宅学習時間調査 学業成績の算出方法について説明できる。
6週 学生会活動・学校祭紹介 学生会活動や学校祭について説明できる。
7週 グループワーク グループ学習を行う。
8週 英数基礎演習 基礎学力を確認する。
2ndQ
9週 英数基礎演習 基礎学力を確認する。
10週 学科別教員,在校生の話 所属学科のことや学科の学びについて説明できる。
11週 英数基礎演習 基礎学力を確認する。
12週 検定試験について(一般・専門)/国際交流プログラム 修得単位として認定される技能審査について説明できる。
参加可能な国際交流プログラムについて説明できる。
13週 ケータイ教室
安心安全講座
スマートデバイス利用上の注意点を説明できる。
14週 試験対策自主学習 既に学習した内容を振り返る。
15週 国語辞書について 国語辞典の活用方法を説明できる。
16週
後期
3rdQ
1週 キャリア形成について(学生主事講話) 高専における学びの目標を説明できる。
2週 英数基礎演習 基礎学力を確認する。
3週 社会意識(マナー)について 社会人としてのマナーを説明できる。
4週 英数基礎演習 基礎学力を確認する。
5週 GTEC-B試験/学習状況調査 身についた英語能力を確認する。
6週 試験対策自主学習 既に学習した内容を振り返る。
7週 GTEC-B試験とそのフィードバック 基礎学力を伸ばすために必要な学習方法を説明できる。
8週 消費者教育 金銭に関するトラブルの予防方法を説明できる。
4thQ
9週 卒業生講演会 卒業生の体験談を聞くことによって、学生生活の取り組み方を説明できる。
10週 英数基礎演習 基礎学力を確認する。
11週 英数基礎演習 基礎学力を確認する。
12週 性教育 望まない妊娠や性感染症の予防方法を説明できる。
13週 スクールカウンセラー講話・国数基礎演習 メンタルヘルスを維持する。
基礎学力を確認する。
14週 スクールカウンセラー講話・英数基礎演習 メンタルヘルスを維持する。
基礎学力を確認する。
15週 スクールカウンセラー講話・数基礎演習/1年間振り返り メンタルヘルスを維持する。
基礎学力を確認する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学速度と加速度の概念を説明できる。2
直線および平面運動において、2物体の相対速度、合成速度を求めることができる。2
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の座標、時間、速度に関する計算ができる。2
平面内を移動する質点の運動を位置ベクトルの変化として扱うことができる。2
自由落下、及び鉛直投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。2
水平投射、及び斜方投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。2
物体に作用する力を図示することができる。2
力の合成と分解をすることができる。2
重力、抗力、張力、圧力について説明できる。2
フックの法則を用いて、弾性力の大きさを求めることができる。2
慣性の法則について説明できる。2
作用と反作用の関係について、具体例を挙げて説明できる。2
運動方程式を用いた計算ができる。2
静止摩擦力がはたらいている場合の力のつりあいについて説明できる。2
最大摩擦力に関する計算ができる。2
動摩擦力に関する計算ができる。2
物体の質量と速度から運動量を求めることができる。3
運動量の差が力積に等しいことを利用して、様々な物理量の計算ができる。3
運動量保存則を様々な物理量の計算に利用できる。3
物理実験物理実験測定機器などの取り扱い方を理解し、基本的な操作を行うことができる。1
安全を確保して、実験を行うことができる。1
実験報告書を決められた形式で作成できる。1
有効数字を考慮して、データを集計することができる。1
力学に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。2
人文・社会科学国語国語実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。1
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。1
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。1
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。1
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。1
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。1
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。1
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。1
社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。1
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。1
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。1
工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。1
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。1
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している1
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。1
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。1
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。1
他者の意見を聞き合意形成することができる。1
合意形成のために会話を成立させることができる。1
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。1
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。1
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。1
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。1
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。1
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる1
複数の情報を整理・構造化できる。1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。1
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。1
法令やルールを遵守した行動をとれる。1
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。1
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。1
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。1
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。1
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。1
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。1
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。1
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。1
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ授業参加合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000