国語総合1

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 国語総合1
科目番号 0028 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 常用漢字クリア、国語便覧、現代文学名作選
担当教員 豊田 尚子

到達目標

1. 基礎的な漢字の読み書きができ、語彙能力を高める。
2. 論理的な文章を読み、情報収集の基本を認識する。
3. 文法の基礎を学び、日本語の運用に役立てる。
4. 文学史の基礎的用語を覚える

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基礎的な語彙能力を身につけ、運用できる。基礎的な語彙能力を身につけることができる。 基礎的な語彙能力が足りない。
評価項目2文章のジャンルの違いを理解し、情報収集の基本として、適切に引用・運用できる。文章のジャンルの違いがあることを認識し、指示通りに引用できる。文章のジャンルの区別がつけられず、正しく引用できない。
評価項目3文法の用語を用いて、品詞の分類を体系化して説明できる。文法の用語を用いて、品詞を分類できる。文法の用語を覚えられず、品詞も分類できない。
評価項目4文学史の基礎的用語を覚え、背景と結び付けられる。文学史の基礎的な用語を覚える。文学史の基礎的な用語を覚えられない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
低学年では、特に漢字学習などの基礎学力の向上を重視する。手書きの文字については、義務教育のレベルではなく、将来対外的に一般常識として求められるものを念頭に入れて学習する。それと同時に豊かな教養人となるべく、文化的知見を蓄積することを目標とする。
授業の進め方・方法:
1.毎回の授業時に、プリント形式で漢字学習をする。これはテストではなく、提出物・課題扱いとなる。
2.漢字学習の方法については、ガイダンスで説明するので、目的と取り組み方を理解すること。
3.漢字学習は、予習より、授業中の態度・復習に重点をおく。
4,講義は、ノートを取るのは当然のことであるので、ノート提出による加点はない。
5.指示された課題は、目的を理解し、丁寧に取り組んで提出すること。
注意点:
1.提出物などの受け渡しは、教員室前のボックスを利用すること。遅れた場合は、提出日時を記入して速やかに提出すること。基本的には、17時で日付が変わることとする。
2.5月に実施される漢字検定模擬試験、提出物の有無、内容評価、確認テスト等の総合評価がポートフォリオとして算出される。


授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス① テキストの確認、授業の進め方、諸注意を知る。
2週 ガイダンス② 漢字テキストの使い方、漢字学習の方法を知る。
3週 漢字№1
原稿用紙の使い方①
漢字を学習する。
原稿用紙の使い方を学ぶ。
4週 漢字№2
原稿用紙の使い方②
漢字を学習する。
原稿用紙の使い方を学ぶ。
5週 漢字№3
引用のルールと方法①
漢字を学習する。
引用の基礎を学ぶ
6週 漢字№4
確認テストの解答と解説
漢字を学習する。
7週 前期中間試験 設問に正しく解答する。
8週 試験の解答と解説 試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する。
2ndQ
9週 文章のジャンルと種類 文章のジャンルと種類を知る
10週 漢字学習№5
引用のルールと方法②
漢字を学習する。
引用の基礎を学ぶ
11週 漢字学習№6
引用のルールと方法③
漢字を学習する。
引用の基礎を学ぶ
12週 漢字学習№7
引用のルールと方法④
漢字を学習する。
引用の基礎を学ぶ
13週 漢字学習№8
引用のルールと方法⑤
漢字を学習する。
引用の基礎を学ぶ
14週 引用のルールと方法⑥る 引用の課題に取り組む
15週 前期期末試験 設問に正しく解答する。
16週 試験の解答と解説 試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する。
後期
3rdQ
1週 後期のガイダンス 前期の反省と後期の授業の取り組み方を知る。
2週 漢字学習№9
文法1
漢字を学習する。
文法の基礎を学ぶ。
3週 漢字学習№10
文法2
漢字を学習する。
文法の基礎を学ぶ。
4週 漢字学習№11
文法3
漢字を学習する。
文法の基礎を学ぶ。
5週 漢字学習№12
文法4
漢字を学習する。
文法の基礎を学ぶ。
6週 文法まとめ 練習問題に取り組む。
7週 後期中間試験 設問に正しく解答する。
8週 試験の解答と解説 試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する。
4thQ
9週 試験の解答と解説 試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する。
10週 漢字学習
常識問題
国語常識として語彙能力を高める。
11週 漢字学習
常識問題
国語常識として語彙能力を高める。
12週 漢字学習
常識問題
国語常識として語彙能力を高める。
13週 漢字学習
常識問題
国語常識として語彙能力を高める。
14週 文学史の基本 文学史の基本用語を知る。
15週 後期期末試験 設問に正しく解答する。
16週 試験の解答と解説 試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。1
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。1
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。1
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。1
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。1
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。1
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。1
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。1
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。1
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。1
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。1
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。1
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。1
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。1
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力60000400100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000