到達目標
1.天気の基礎を理解し、各種天気現象における発生の仕組みや構造等について説明できる。
2.気象観測と気象情報の流れについて説明できる。
3.各種天気図から必要な情報を読み取れ、予報を活用できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各種気象現象の要素の変動要因を説明できる | 各種天気現象の要素の仕組みを説明できる | 各種気象現象の要素の成因が説明できない |
評価項目2 | 船舶における気象観測ができ、各種気象情報を入手ができる | 各種天気図を適切に入手・報告できる | 洋上での気象上の入手法が説明できない |
評価項目3 | 各種天気図・気象情報から、簡単な予報ができる | 天気図の情報を読み取ることができる | 天気図の情報を説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育目標 (B3)海事技術者としての専門知識
説明
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教育方法等
概要:
大洋を航海する大型船舶の最下級の海技士として3級海技士(航海)の国家試験レベルを最低限として設定し、
航海士として一人で当直業務に就くために必要な気象に関する知識について学びます。
特に天気の基礎を理解し、各種天気現象における発生の仕組みや構造等について海技試験の内容を加味しながら学びます。授業毎に実施されるQUIZ(小テスト)を中心に、必要な事項について確実に説明できるようにしながら新しいことを学びます。なお、2級海技士(航海)以上の国家試験の内容も説明します。
授業の進め方・方法:
この単位は、QUIZ(小テスト)、確認課題、TEST(中テスト),EXAMINATION(中間・期末試験)を解くことで海技試験のような記述試験に適用できるような実力をつけるように工夫されていて、QUIZは毎回実施します。
授業は講義の他、予習を必要とする確認課題と前回の授業から出題するQUIZを毎回、行います。確認課題は、指示された予習箇所を読み、また課題として出されている問題を自ら解くことで自ら問題解決をする能力をつけます。また、小テストは、講義の内容の他、講義で説明された箇所を良く読み自ら説明できるようにまですることが必要です。
中テストは、中間試験、期末試験の前後に確認課題および小テストから出題するので、それまでの知識整理と理解度の判別に用いることもできます。
注意点:
試験は、海技試験を模擬した記述形式で行うので、学習内容を自ら文字にして説明できるように日頃から解答用紙を作成するようにすること
毎回、授業の始めに小テストを行うので、前回の講義または既に学んだことを復習しておくこと。
小テスト、レポート、その他(ノート提出)等がすべてなされていることを条件に評価するので忘れないこと。
最終的に中間試験・定期試験で6割、ポートフォリオ(課題等(小テストと中テスト、確認課題、レポート等)で4割となるように評価し、詳細については初回の授業のときに説明する。
関連する科目
海技実習、鳥羽丸実習、実験実習I、操船、実験実習Ⅱ
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
気象観測の役割と意味 |
気象観測の意味と手法について説明できる。
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2週 |
大気の構成と気圧と熱 |
地球大気の成り立ちと気圧と風の基礎を説明できる。
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3週 |
水蒸気と霧 |
飽和水蒸気と霧の成因について説明できる。
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4週 |
大気の大循環 |
地球規模の風や熱の流れについて説明できる。
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5週 |
低気圧と高気圧 |
低気圧と高気圧について説明できる。
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6週 |
中テスト |
これまで学んだ事象を自らの言葉で説明できる。これまでの過去問が解ける。
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7週 |
天気図の種類と利用 |
各種天気図の利用方法が説明できる。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
気団 |
日本付近の各種気団の特徴を説明できる
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10週 |
温帯低気圧 |
温帯低気圧の発達の理由を説明できる
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11週 |
熱帯低気圧と台風 |
熱帯低気圧の生成の要因について説明できる
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12週 |
高気圧 |
寒冷高気圧の説明ができる
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13週 |
台風の構造と一生 |
台風の構造および一生を理解しその避航法を説明できる
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14週 |
前線と気団 |
前線と気団のかかわりを説明できる。過去に出題されたこの科目の試験問題が解ける。
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15週 |
定期試験 |
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16週 |
定期試験の解説 |
解説を聞き、この期間で学んだことを自ら説明できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |