国語3

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 国語3
科目番号 0039 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『常用漢字クリア』・『国語要覧』・『現代文学名作選』/随時プリント配布
担当教員 開 信介

到達目標

1.国語に関する知識を確かなものとする。
2.論理的文章・文学的文章を通して、国語の資質・能力を身に付ける。
3.古典随筆文学を学習・鑑賞し、古典的な知見を身に付ける。
4.漢文訓読の方法を学習し、鑑賞のうえ、漢文的な知見を身に付ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1国語に関する知識に対して、発展的な問題を解くことができる。国語に関する知識に対して、授業で学習した問題を解くことができる。国語常識問題に対して、授業で学習した問題を解くことができない。
評価項目2論理的文章・文学的文章の捉え方について、ほぼ完全に理解し、説明できる。論理的文章・文学的文章の捉え方について、基幹部分を理解し、説明できる。論理的文章・文学的文章の捉え方について、説明できない。
評価項目3
評価項目4

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (A1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国語は螺旋的な学びの教科であり、すべての学びの基礎ともいえる。
この科目では、高等学校学習指導要領「論理国語」に示される次の目標に準じた内容を展開する。
言葉による見方・考え方を働かせ、言語活動を通して、国語で的確に理解し効果的な表現にする資質・能力を次のとおり育成することをめざす。
(1)実社会に必要な国語の知識や技能を身に付けるようにする。
(2)論理的、批判的に考える力を伸ばすとともに、創造的に考える力を養い、他者との関わりの中で伝え合う力を高め、自分の思いや考えを広げたり深めたりすることができるようにする。
(3)言葉がもつ価値への認識を深めるとともに、生涯にわたって読書に親しみ自己を向上させ、我が国の言語文化の担い手としての自覚を深め、言葉を通して他者や社会に関わろうとする態度を養う。
授業の進め方・方法:
①授業は基本的に、年間を通じて、前半・後半の二部構成とする。
②授業の前半は、毎時、漢字・熟語などのワークシートを行う。
③前期の『羅生門』『高瀬舟』『押絵と旅する男』は、青空文庫で読める。事前に読んでおくこと。
注意点:
①授業の進行状況により内容を適宜変更する場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
年間の授業計画と授業の進め方についての説明を聞く。
2週 日本近現代文学史①明治
国語に関する知識に取り組む。
3週 日本近現代文学史②大正から昭和前期
国語に関する知識に取り組む。
4週 日本近現代文学史③昭和後期~平成
国語に関する知識に取り組む。
5週 近代俳句①
国語に関する知識に取り組む。
6週 近代俳句②
国語に関する知識に取り組む。
7週 前期中間試験 今までの授業をふまえ、設問に対して正しく解答する。
8週 試験の解答と解説
芥川龍之介『羅生門』を読む①
試験問題について、正しい解答の導き方を確認する。
2ndQ
9週 芥川龍之介『羅生門』を読む② 国語に関する知識に取り組む。
10週 森鷗外『高瀬舟』を読む① 国語に関する知識に取り組む。
11週 森鷗外『高瀬舟』を読む② 国語に関する知識に取り組む。
12週 江戸川乱歩『押絵と旅する男』を読む① 国語に関する知識に取り組む。
13週 江戸川乱歩『押絵と旅する男』を読む② 国語に関する知識に取り組む。
14週 文学表現(異化)について① 国語に関する知識に取り組む。
15週 前期期末試験 今までの授業をふまえ、設問に対して正しく解答する。
16週 試験の解答と解説
文学表現(異化)について②
試験問題について、正しい解答の導き方を確認する。
後期
3rdQ
1週 国語常識問題
国語に関する知識に取り組む。
2週 国語常識問題
国語に関する知識に取り組む。
3週 国語常識問題
国語に関する知識に取り組む。
4週 国語常識問題
国語に関する知識に取り組む。
5週 国語常識問題
国語に関する知識に取り組む。
6週 国語常識問題
国語に関する知識に取り組む。
7週 後期中間試験 今までの授業をふまえ、設問に対して正しく解答する。
8週 試験の解答と解説 試験問題について、正しい解答の導き方を確認する。
4thQ
9週 国語に関する知識 国語に関する知識に取り組む。
10週 国語に関する知識
国語に関する知識に取り組む。
11週 国語に関する知識 国語に関する知識に取り組む。
12週 国語に関する知識
国語に関する知識に取り組む。
13週 国語に関する知識
国語に関する知識に取り組む。
14週 国語に関する知識
国語に関する知識に取り組む。
15週 後期期末試験 今までの授業をふまえ、設問に対して正しく解答する。
16週 試験の解答と解説 試験問題について、正しい解答の導き方を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。2
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。2
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。2
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。2
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。2
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。2
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。2
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。2
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。2
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。2
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。2
他者の意見を聞き合意形成することができる。2
合意形成のために会話を成立させることができる。2
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。2
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。2
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。2
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。2
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。2
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。2
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。2
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。2
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。2
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。2
事実をもとに論理や考察を展開できる。2
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ合計
総合評価割合50001040100
基礎的能力50001040100
専門的能力000000
分野横断的能力000000