現代社会

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 現代社会
科目番号 0040 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『公共』東京書籍
担当教員 深見 佳代

到達目標

1:実社会に関心を持ち、これからの社会を担っていく主権者としての自覚を養う。
2:民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性、今日の国際的な政治・経済の仕組みなどといった、政治・経済に関する基本的な知識を身につける。
3:現代社会において生じる様々な問題について、主体的に考察し、多角的な観点から捉える力を身につけると共に、自身の意見を論理的に記述できる能力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代社会における諸問題に対し、当事者意識を持ち、きちんと自身の意見を持ち、また、行動しようとしている。現代社会における諸問題に対し、当事者意識を持っている。現代社会における諸問題に対し、当事者意識を持っていない。
評価項目2学習した事項について十分な知識を有している。学習した事項についてひととおりの知識を有している。学習した事項についての知識が不十分である。
評価項目3現代社会における諸問題に対する自身の意見を十分な根拠を挙げ、論理的に表現することができる。現代社会における諸問題に対する自身の意見を持ち、その理由を挙げることができる。現代社会における諸問題に対する自身の意見を持っていない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (A1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
これからの社会を担う主権者として必要な素養、すなわち、現代の社会がどのような仕組みで動いているのかについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
・基本的に講義形式で行うが、グループ討論・発表などを課すこともある。
・履修者の理解状況などに応じて、授業内容や進度は変更する場合がある。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 「公共」を勉強する意義を説明できる。
2週 青年期と自己形成の課題
自己形成と社会への参画
青年期と自己形成の課題、自己形成と社会への参画について説明できる。
3週 個人として尊重される人間
社会的な存在としての人間
伝統・文化のなかの人間
個人として尊重される人間、社会的な存在としての人間、伝統・文化のなかの人間について説明できる。
4週 功利主義と幸福の原理
義務論と公正の原理
功利主義と幸福の原理、義務論と公正の原理について説明できる。
5週 公共的な空間における共同とは
民主主義とは
公共的な空間における共同、民主主義について説明できる。
6週 立憲主義とは
人権保障の意義と展開
立憲主義、人権保障の意義と展開について説明できる。
7週 中間試験 これまでの授業内容を理解し、試験問題に適切な解答ができる。
8週 答案返却 内容を復習し、今後の課題をみつけることができる。
2ndQ
9週 私たちの民主政治
地方自治のしくみと役割
民主政治、地方自治のしくみと役割について説明できる。
10週 国会のしくみと役割
内閣のしくみと役割
国会と内閣のしくみと役割が説明できる。
11週 政治参加と選挙
政党と利益集団
メディアと世論
政治参加と選挙、政党と利益集団、メディアと世論について説明ができる。
12週 法と社会規範の役割
法の成立と適用
法と社会規範の役割、法の成立と適用について説明できる。
13週 市民生活と法
多様な契約
消費者の権利と責任
市民生活と法、多様な契約、消費者の権利と責任について説明できる。
14週 司法のしくみと役割
刑事司法と司法参加の意義
司法のしくみと役割、刑事司法と司法参加の意義について説明できる。
15週 期末試験 これまでの授業内容を理解し、試験問題に適切な解答ができる。
16週 答案返却 内容を復習し、今後の課題をみつけることができる。
後期
3rdQ
1週 私たちと経済
市場経済のしくみ
国民所得と経済成長
私たちと経済、市場経済のしくみ、国民所得と経済成長について説明できる。
2週 金融のしくみと働き
中央銀行の役割と金融環境の変化
金融のしくみと働き、中央銀行の役割と金融環境の変化について説明できる。
3週 財政の働き
財政の課題
財政の働き、財政の課題について説明できる。
4週 社会保障の考え方
社会保障の課題とこれから
社会保障の考え方、社会保障の課題とこれからについて説明できる。
5週 働くということ
多様な職業選択
資本主義社会における企業活動や景気変動について説明できる。
6週 労働者の権利
現代の雇用・労働問題
労働者の権利、現代の雇用・労働問題について説明できる。
7週 中間試験 これまでの授業内容を理解し、試験問題に適切な解答ができる。
8週 答案返却・試験解説 内容を復習し、今後の課題をみつけることができる。
4thQ
9週 国際社会の成り立ち
国際連合の役割
国際社会の成り立ち、国際連合の役割について説明できる。
10週 日本の平和主義と冷戦
冷戦後の世界と日本
日本の平和主義と冷戦、冷戦後の世界と日本について説明できる。
11週 現代の紛争とその影響
平和な国際社会に向けて
現代の紛争とその影響、平和な国際社会に向けてについて説明できる。
12週 貿易のしくみ
国際金融のしくみと動向
貿易のしくみ、国際金融のしくみと動向について説明できる。
13週 グローバル化と今日の国際経済
国際経済の諸課題
グローバル化と今日の国際経済、国際経済の諸課題について説明できる。
14週 探求のイメージをつかもう
探求プロセス
これまで取り扱った現代の諸課題について関心を高め、その解決策を検討できる。
15週 期末試験 これまでの授業内容を理解し、試験問題に適切な解答ができる。
16週 答案返却・試験解説 試験結果を受けて、今後の目標を設定できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。2
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。2
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。2

評価割合

試験ポートフォリオ態度相互評価発表合計
総合評価割合7030000100
基礎的能力7030000100
専門的能力000000
分野横断的能力000000