防食防汚特論

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成26年度 (2014年度)
授業科目 防食防汚特論
科目番号 0042 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 参考資料を配付する
担当教員 伊藤 文雄

到達目標

1.金属の腐食に関する基礎的な事項について理解し、説明できるようになる。
2.金属の腐食防止に関する基礎的な事項について理解し、説明できるようになる。
3.船底汚損と船底塗料の概略について理解し、説明できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 金属の腐食に関する基礎事項ついてカソード部とアノード部における化学反応を説明できるミクロセルとマクロセルの違いを理解できるミクロセルとマクロセルとの違いを認識できない
評価項目2 金属の腐食防止について陰極防食法について説明できる各種防食法の原理を理解できる各種防食法の原理を理解できない
評価項目3 船底汚損と船底塗料について船底塗料の概略について説明できる船底汚損とその影響を理解できる船底汚損とその影響を認識できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1. 腐食が起こるしくみと種々の腐食形態を概説するとともに、腐食防止法の一つである電気防食法に関する知識を習得する。
2. 船底汚損の影響と船底塗料の歴史を含む概要についての知識を習得する。
授業の進め方・方法:
授業は基本的に講義形式とするが、研究課題の発表をもってこれに代えることもある。
注意点:
1. 予備知識は特に要求しないが、復習は必ず行うこと。
2. 要求された課題の提出は期限を厳守すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 腐食はどうしておこるか (1) 湿食が電気化学的反応であることを理解する
2週 いろいろな腐食(1) 異種金属接触腐食と材料の不均一による腐食について理解する
3週 いろいろな腐食(2) 通気差腐食とすきま腐食について理解する
4週 いろいろな腐食(3) 応力腐食割れと腐食疲労について理解する
5週 さびをどうやって防ぐか (1) 被覆による防食法について理解する
6週 さびをどうやって防ぐか (2) 電気防食法について理解する
7週 船底汚損と船底塗料 船底汚損と船底塗料の概略について理解する
8週
2ndQ
9週 定期試験の解説と授業の総括
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合500020300100
基礎的能力0000000
専門的能力5000030080
分野横断的能力000200020