舶用補助機関学2

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 舶用補助機関学2
科目番号 0072 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 舶用補機の基礎(成山堂)/船用補機(海文堂) 自作テキスト
担当教員 嶋岡 芳弘

到達目標

1.冷凍装置の基礎知識を説明できる。
2.補機の重要構成部の特徴を理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1冷凍装置の基礎知識を十分に説明できる。冷凍装置の基礎知識を説明できる。冷凍装置の基礎知識を説明できない。
評価項目2補機の重要構成部の特徴を十分に説明できる。補機の重要構成部の特徴を説明できる。補機の重要構成部の特徴を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (B3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
・船舶の重要な装置である冷凍機や主機以外の重要装置を中心に構成や作動を理解し、補機の基本的な知識を習得する。
授業の進め方・方法:
・ 授業方法は講義を中心とする。補機の概要を理解するために、補機実験室等での実際の機器、模型や視聴覚教材を利用する。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 冷凍装置の概要および作動原理 冷凍装置の概要および作動原理を説明できる。
2週 冷凍サイクルの理論および計算
冷凍サイクルをモリエル線図にかける。成績係数の理論計算ができる。
3週 冷凍装置の構成
冷凍装置の特徴が説明できる。
4週 冷媒の種類と性質 冷媒の特徴を説明できる。
5週 補機の重要構成部(1)
圧縮機、凝縮器、蒸発器の構造や作動を説明できる。
6週 補機の重要構成部(2) 膨張弁の構造や作動を説明できる。
7週 中間試験
8週 補機の重要構成部(3)
(試験解説)、熱交換器の構造や作動を説明できる。
2ndQ
9週 補機の重要構成部(4)
油清浄装置や圧縮空気装置の構造や作動を説明できる。
10週 補機の重要構成部(5)
造水装置や海洋生物付着防止装置の構造や作動を説明できる。
11週 補機の重要構成部(6)
油水分離器や空気調和装置の構造や作動を説明できる。
12週 補機の重要構成部(7)
油圧機器、操舵装置の構造や作動を説明できる。
13週 補機の重要構成部(8)
その他の補機(配管装置、イナートガス等)の特徴が説明できる。
14週 補機の運転・保守、および故障・損傷
補機の運転、故障等について説明できること。(伸縮継手、蒸気トラップなど)
15週 定期試験 定期試験
16週 試験返却と解説 試験解説の内容を理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(機関)流体力学冷凍サイクルを構成する要素について認識し、それぞれの機能について説明できる。3
p-h線図(モリエ線図)について認識し、冷凍装置の冷媒の状態変化を読み取ることができる。3
空気調和に関する諸因子(乾球温度、湿球温度、絶対湿度、相対湿度など)を求めることができる。3
湿り空気線図について認識し、湿り空気の状態変化を読み取ることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力2000010030
専門的能力4000030070
分野横断的能力0000000