概要:
先ず、慣海性を養う。船上実習や座学を行うことで、船舶の運航に必要な基礎的な技術・知識を身に付け、船舶職員として要求される船内の安全維持と災害防止等を理解する。
専門的知識及び技術の習得の基本的考えを身に着ける。
授業の進め方・方法:
座学と現場実習を班分けして進め、実習は安全に留意し、時間の厳守、船内秩序維持のための数々の習慣を守る。
注意点:
前回までに実施した実習内容は、すべて体得していることを前提として実習を行うの
で、前回までの実習内容は必ず復習しておくこと。
評価は、レポート、下船試験および出席(乗船)等を総合して評価し60点以上を合格とする。病欠等やむをえない事由で乗船できなかった場合は、補講を行い、可能な限り乗船実習に替える。
関連する科目
海技実習、鳥羽丸実習、実験実習I
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 2 | 前1 |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 2 | 前1 |
技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。 | 1 | 前1 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 商船系分野(機関) | 内燃機関学 | 内燃機関の基本熱サイクルの種類および特徴を説明できる。 | 2 | 前4 |
効率、出力(馬力)、燃料消費率などを計算し、機関性能を評価できる。 | 2 | 前4 |
分野別の工学実験・実習能力 | 商船系分野(機関)【実験・実習能力】 | 校内練習船実習 | 機器の名称と用途を説明できる。 | 2 | 前1 |
ポンプにおいては、吸吐出弁解放手順を間違わずに運転することができる。 | 2 | 前1 |
各機器においては、運転手順を間違わずに始動できる。 | 2 | 前1 |
弁(バルブ)の種類・構造及び用途を説明できる。 | 3 | 前1 |
燃料油、潤滑油、冷却清水、冷却海水等各系統の流体の流れを説明できる。 | 3 | 前1 |
主機関の運転のため各系統の役割をプラントとして説明できる。 | 3 | 前1 |
主機関を運転する上で暖機の必要性を説明できる。 | 3 | 前5 |
主機関の暖機及び運転準備を出港時間に合わせた計画をたてる作業できる。 | 3 | 前5 |
主機関試運転まで手順通りにできる。 | 3 | 前5 |
機関の運転管理及び保守管理ができる。 | 3 | 前4,前5 |
機関室における航海当直基準を遵守できる。 | 3 | 前6 |
停泊当直においても当直基準を遵守できる。 | 3 | 前6 |
M0当直を理解して遵守できる。 | 3 | 前3 |
発電機の並行運転ができる。 | 3 | 前5 |
主機関の温度、圧力を正しく計測できる。 | 4 | 前2,前3 |
補機の温度、圧力を正しく計測できる。 | 4 | 前2,前3 |
機器の圧力等を正しく計測できる。 | 4 | 前2,前3 |
テスター等の測定具及び工具の取扱いができる。 | 3 | 前1,後4 |