工業材料学

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 工業材料学
科目番号 0099 科目区分 専門 / コース必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 森北出版株式会社「よくわかる材料学」
担当教員 小田 真輝

到達目標

機械構造物で用いられる材料について、種類、製法、性質、用途、加工法、処理技術などを理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1金属材料の結晶構造や機械的性質を理解し、機械材料として求められる性質を説明できる。金属材料の結晶構造や機械的性質を説明できる。金属材料の結晶構造や機械的性質を理解できない。
評価項目2炭素鋼の平衡状態図および熱処理を理解し、求められる機械的性質に的確な熱処理を選択できる。炭素鋼の平衡状態図および熱処理を説明できる。炭素鋼の平衡状態図および熱処理を理解できない。
評価項目3船舶に使用される金属材料の特性や性質を理解し、実際の機械材料と関連付けできる。船舶に使用される金属材料の特性や性質を説明できる。船舶に使用される金属材料の特性や性質を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械や船舶に用いられる金属材料について、基礎的な知識を身につける。
授業の進め方・方法:
・基本的に講義形式で行う。
・必要に応じて一人またはグループで課題に取り組む。
注意点:
・適宜レポート課題を課す。課題は期限までに必ず提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 金属および合金の結晶構造 金属および合金の結晶構造を理解できる。
2週 平衡状態図 合金の状態図の見方を理解できる。
3週 金属材料の機械的性質とその試験法 金属材料の機械的性質と各種試験法を理解できる。
4週 金属材料の疲れと疲れ強さ 金属材料の疲れ破壊と疲れ試験を理解できる。
5週 金属材料の機械的性質と温度 金属材料の低温ぜい性およびクリープを理解できる。
6週 金属材料の製造法 金属材料の製造法を理解できる。
7週 中間試験
8週 試験返却・解答解説
鉄鋼の分類およびFe-C系平衡状態図(1)
鉄鋼の分類を理解できる。
2ndQ
9週 鉄鋼の分類およびFe-C系平衡状態図(2) 鉄鋼の平衡状態図の見方を理解できる。
10週 鋼の熱処理(1) 各種熱処理の位置づけを理解できる。
11週 鋼の熱処理(2) 各種熱処理および表面硬化処理を理解できる。
12週 構造用鋼(1) 各種構造用鋼の性質および用途を理解できる。
13週 構造用鋼(2) 各種構造用鋼の性質および用途を理解できる。
14週 鋳鉄 鋳鉄の性質を理解できる。
15週 期末試験
16週 試験返却・解答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(機関)材料力学金属と合金の結晶構造を説明できる。2
金属材料の性質と用途を説明できる。2
振動系についての、固有円振動数、共振、振動モードについて認識している。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合600010300100
基礎的能力0000000
専門的能力600010300100
分野横断的能力0000000